住宅・不動産
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2020.8.20

収入減で住宅ローンが支払えない……万一のときにまずやるべきことは?

(写真=terovesalainen/stock.adobe.com)
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住宅金融支援機構に寄せられる、住宅ローンの支払いに関する相談件数が増加しています。収入が減るなどして支払いが滞りそうになったときは、しっかり情報を集めて対応する必要があります。やるべきことをしっかりと把握したうえで、最善の選択をしていくことが重要です。

住宅ローンの支払いが難しくなった時、最初にするべきこと

住宅ローンの支払いが難しくなったときに最初にするべきことは、住宅ローンを組んでいる金融機関に連絡することです。担当者と考えられる対策や今後の対応について話し合いましょう。

相談後に、場合によっては申請により特例が認められ、返済期間の延長や一定期間の返済額の減額、またこれらを組み合わせることなどが可能になるケースもあります。

こうした特例が認められるためには、金融機関側などによる審査が必要です。ただ審査の結果が出るまでは一定の時間が必要なので、住宅ローンが支払えない事態になったら速やかに金融機関に相談するようにしましょう。

 

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一番してはいけないこと

住宅ローンの支払いに窮したとき、逆に最もしてはいけないことは「キャッシング」です。住宅ローンに比べてクレジットカードのキャッシングの金利は高いうえ、一時的な支払い遅延の対応策にしかなりません。

任意売却後にリースバックを利用する方法もある

住宅ローンの支払いができなくなった場合、その対応策として「任意売却」を選択するという方法もあります。「競売」よりも高値で住宅を売却できる可能性が高いのが特徴です。

売却するとその家に住み続けられなくなるという不安もあると思いますが、不動産会社に売却して「リースバック」というサービスを利用すれば、不動産会社に賃貸料を支払って売却した家に住み続けることも可能です。

焦らず冷静になって最善策を

整理すると、住宅ローンの支払いが難しくなったときはまず金融機関に連絡し、支払いに関する特例が認められるか相談をすることが正しい第一歩です。

返済が厳しく、それでもいまの家に住み続けたい場合は不動産会社に任意売却し、賃貸料を支払いながらその家に住み続けるという流れになります。

支払いに困ったときはどうしても焦ってしまうものですが、まずは冷静になり、しっかり情報を収集して最善の策を選べるようにしましょう。特に2020年の経済環境の激変によるローン返済への影響については、政府や金融機関による返済猶予や期間延長など特例措置が施行されており、案内がなされています。臆せず、相談をするようにしましょう。

文・岡本 一道
政治経済系ジャーナリスト。日本の国内メディアと海外メディアの両方でのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会・文化など幅広いジャンルにおけるトピックスで多数の解説記事やコラムを執筆。ニュースメディアのコンサルティングなども手掛ける
 

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