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2019.5.10

お金を上手く使えていますか?「生き金」と「死に金」の違い

(写真=patpitchaya/Shutterstock.com)
(写真=patpitchaya/Shutterstock.com)
お金には「生き金」と「死に金」があるのをご存知でしょうか? 成功する人は上手にお金を使います。どうすれば「生き金」として、お金を使うことができるのでしょうか?

「生き金」は自分にとって価値のあるお金

大辞林で「生き金」を調べると、「それだけの価値があるように有効に使われる金」とあります。金融や投資の世界では通常、生き金というとリターンが期待できる金融商品、例えば株式や債券、不動産などへの投資を指すことが多いです。反対に「死に金」は、「ためるだけで活用しない金」「役に立たないところに使う無駄な金」といった意味になります。例えば、時間の無駄な飲み会に参加する、自分の身にならないセミナーにやたらむやみに参加するなどは「死に金」の代表格といえるでしょう。ほかにも、今のような低金利の時代において、リターンをほとんど生まないようなキャッシュを必要以上に貯めている状態や、投資でいえば含み損を抱えて長期間に渡って塩漬けにしているような資金効率の悪い資金も死に金と判断できるでしょう。

何も金融商品への投資だけが「生き金」ではありません。自分にとって何か価値を産み出すお金が生き金なのです。例えば、自分のキャリアアップに役立つ資格を取るための学費などは高かったとしても前向きで有効な生き金でしょう。

一方、趣味に費やすお金はどうでしょうか? 「高いブランドもののバッグを買う」「大好きな高級ワインを買い集める」「ゴルフにお金をかける」などは一見すると単なる浪費と捉えがちです。しかし本人にとって、趣味を通じて人脈が広がったり、仕事へのモチベーションが上がったりするのであれば「投資」と判断することもできるのです。

つまり「生き金」の定義は、個人の状況や立場によって異なります。その人にとって付加価値があることに使うのなら、それが「生き金」といえます。

成功者は「仕分け上手」が多い?

「生き金」と「死に金」は個人の価値観次第であるとしても、長期の資産形成という観点から考えると、結局はお金をうまくコントロールして、持てるお金を「生き金」と「死に金」にうまく仕分けしながら、最大限に生かして使うことが求められます。その積み重ねが、自分のライフプランのステップアップに通じるのです。

成功者は「仕分け上手」な人が多いです。守りも大事ですが、守りだけでは大きな成長はありません。チャンスやタイミングを見ながら、効率よく「生き金」をマネジメントしていきたいものです。そのためには、お金の支出項目を大きく、「消費」「投資」「浪費」に分けて、考えるようにしましょう。

「消費」は生活に絶対必要な支出で、家賃、光熱費、食費、交通費などです。「投資」はリターンが期待できる金融商品などへの投資はもちろん、自身のキャリアアップへの支出やモチベーションアップに寄与する趣味への投資などもこの項目に入れていいでしょう。「浪費」は必要以上に贅沢なもの、衝動買いをしたものの全く使っていないなどが該当します。

自分の今の「お金の状態」と自分のこれからの「ライフプラン」を考え、3つの支出に現時点での優先順位を決め、「浪費」の比重を減らしながら、「投資」の比重を上げるように仕分けしていくことが効果的です。

「生き金」は人を「幸せ」にする

お金持ちになることだけが幸せではありません。お金がなくても、恵まれない人が幸せになるように慈善行為などにお金を使うことは素晴らしい「生き金」の使い方です。仮にリターンが期待できなくても、お金を無駄に使わず、お金を有効に使い、使っただけの価値が自分に見いだせればいいのです。結局、「生き金」とは自分が「幸せ」になるために使うお金のことなのです。

普段から「生き金」と「死に金」の考え方を意識して、実践していくと、お金を使う際に「投資の視点」を持てるようになります。同じ金額で効果を最大限に得られるお金の使い道を考えるきっかけとなるでしょう。
 

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