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2020.9.16

退職金運用の定番、「退職金定期預金」について。おさえておくべきポイントを5つ紹介

(画像=Getty Images)
(画像=Getty Images)
  • 退職金を近々もらう予定がある
  • 退職金を現金のまま寝かせておくのはもったいない
  • 金融機関から退職金の定期預金の勧誘を受けている
このような人も多いのではないでしょうか。

退職金定期預金は、元本割れの心配をせずに確実に老後の資産を増やせます。

本格的な資産運用も検討しているけど、しばらくお金を動かす予定がないという人にもおすすめです。

老後に積立投資をする場合も、いきなり全ての投資資金を投資信託やETFに変えるわけではないでしょう。

退職金の使いどころが目先にないなら、高金利の恩恵を受けられる今のうちがお得です。

しかし退職金定期を利用する場合、いくつか事前に知っておいたほうが良い知識があります。

知らずに銀行の営業マンに乗せられてしまっては、損をしてしまうかもしれないからです。

本記事では退職金定期のノウハウをご紹介します。

退職金定期預金はリスクフリーでお得な金利

退職金定期預金は金融機関によって名前が異なりますが、退職金の金利を優遇する預金全般のことです。

各金融機関によって金利も条件も預けられる期限も異なります。

しかも毎年、金利や条件が変わるため、ひとつひとつ条件をしっかり見定めて利用するかどうかを決めなければいけません。

最低限、注意するべきことを事前に知っておかなければ後悔する分野です。

本当に有利な条件の退職金定期預金もあるため、しっかり選ぶ目をもちましょう。
  • 住んでいる場所
  • どの程度の金利なら及第点?
  • 抱き合わせの投資信託販売等に注意
  • 預けられる期間は?
  • 退職金定期預金が満期をむかえた後に気をつけること
この5つがポイントです。

ポイント1:住んでいる場所

退職金定期預金は住んでいる場所次第で選択肢が決まります。

例えば、全国に支店がある金融機関でも東京都だと金利は0.5%、大阪だと金利は0.8%などエリアごとに金利を変えています。

また退職金定期預金は、住んでいるエリアの人でなければ受けつけないという金融機関がほとんどです。

例えば、岡山県に本店がある銀行が岡山で金利1.5%の退職金定期預金を募集していても、都内の支店では預け入れ不可にしています。

つまり単純に全国の金融機関の中で一番高い金利の退職金定期預金を探しても利用できません。

住んでいるエリアの金融機関を洗い出して、その中から一番、自分にあった退職金定期預金を探す必要があります。

ポイント2:2020年現在、金利1.0%あれば及第点

退職金定期預金は、年によって金利も条件も変わります。

2020年の全国の退職金定期預金の金利の動向を見てみると、高いところで金利が1.5%をこえているところもあれば、0.5%を切るところもあります。

地域によっては金利が低い金融機関しか選べないところもあります。

目安としては1.0%以上の金利があれば及第点です。都市銀行や大手地銀の退職金定期預金の金利はおおむね1.0%以下です。

全国の金融機関の中から一番金利の高い金融機関を選べるなら簡単なのですが、住んでいるエリアの中から選ばなければいけません。

目安として1.0%を超えていれば及第点、0.5%以下なら金利は低めと考えておくと選びやすくなるのではないでしょうか。

ポイント3:抱き合わせの投資信託販売等に注意

退職金定期預金は、預金者を呼びこむための営業ツールという側面もあります。

金融機関の一部はあの手この手を使い、抱き合わせでの投資信託などの売りこみをしてきます。

例えば、退職金定期預金とNISA口座開設や投資信託への投資をセットにしているところもあります。

ほかにも、投資信託の購入で退職金定期預金の金利を優遇するところもあります。

一見金利が高くても、信託報酬の高い投資信託を買ってしまい、結局損をしてしまったというケースも少ないないため、条件はしっかり確認するようにしましょう。

ポイント4:預けられる期間にも注目。退職金定期預金は期限が短い

退職金定期預金は預けられる期間がおおむね3ヵ月から1年程度です。

一見金利が高くても、期間が短いところもあります。

中には金利が高い金融機関に3ヵ月ごとに乗りかえていく、退職金定期預金転がしをする人もいるようです。

金利意外にも預けられる期間も確認しておきましょう。

ポイント5:退職金定期預金が満期をむかえた後に気をつけること

退職金定期預金が満期をむかえたら、金融機関によっては投資信託購入を促すセールスをしてくるところもあります。

実はその投資信託の購入手数料や信託報酬が高かったということもあるかもしれません。

退職金定期預金が、満期をむかえた後の資産運用のプランを事前に考えておかなければ、口車に乗ってしまう可能性があります。

退職金定期預金に預けた後の資産運用の具体的な方法を十分考えておきましょう。

良い金融機関を探すなら窓口をはしごしよう

退職金定期預金は基本的に地元の金融機関の中で探すことになります。

ネットで調べても良いのですが、確実なのは実際に窓口で地元の複数の金融機関に相談してみることです。

ネット上の情報だけを見ても見落としがあるかもしれません。

そして相談する際はこの記事であげた5つのポイントを念頭に置いて話を聞いてみてください。

退職金の運用は事前にしっかり考えることが大切

退職金のようにまとまったお金が入ってくる時は、事前にお金の使い道、運用の計画を立てておくことをおすすめします。

慌ててしまうと思わぬ失敗を招きます。

たまたま営業にきた金融機関のセールスマンの口車に乗って、質の悪い投資信託を買ってしまったり、よく分からない保険を買わされてしまったりすることも少なくありません。

できれば退職金が入る前から退職金定期の情報を調べておくと、いざという時に慌てずにすみます。

また前述の通り、退職金定期は3ヵ月から長くてせいぜい1年程度しか預けられません。

退職金定期預金が満期をむかえた後の資産運用もしっかり考えておきましょう。

パソコンやネットに慣れている人なら、ネット証券に口座を開設するのもいいかもしれません。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
 


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