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2020.9.1

今すぐ株を買うべきか、それとも待つべきか?バフェットのアドバイスに従いましょう

(画像=Motley Fool)
(画像=Motley Fool)
モトリーフール米国本社、2020年4月8日投稿記事より

おそらく多くの投資家が抱えている共通の悩みは、今日にも株を買うべきか、それとも待つべきか、ということです。

S&P 500は最近の高値から21%も下落しています(記事執筆時点)。

今は、株式購入の絶好の機会なのでしょうか。それとも相場はさらに下がるのでしょうか。

投資家は、市場が正式に底を打ったかどうか疑問に思っていることでしょう。

S&P 500は3月のある時点で30%以上下落しましたが、その後20%回復しました。

投資家はどうすべきでしょう?今すぐ株を購入すべきか、それともさらなる下落を待つべきでしょうか?

これらはよい質問であり、まっとうな懸念です。

その答えを見つけるために、史上最高の投資家の1人であるウォーレン・バフェットの言葉に耳を傾けてみましょう。

バフェットは、多くの不況を乗り越えただけでなく、1965年以来、市場平均の2倍のリターンを上げています。

株式市場の暴落に対するバフェットのアドバイスは次のとおりです。

<相場の底のタイミングを予測するのは愚かなことです>

バフェットはオマハの賢人というニックネームで呼ばれています。

彼は、相場のタイミングを予測するのは愚か者がすることだと結論づけています。

バークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)のCEOであるバフェットは「私は市場を予測するつもりはありません。過小評価された株式を見つけることに専念しています」と述べています。

バフェットのスタンスは明確であり、バークシャーの1992年の株主向けの手紙では、短期的な市場予測は投資家にとって「有毒」になる可能性があることを示唆しています。

「私達は長い間、株価を予測する者は、うさんくさい占い師のようなものだと感じていました。チャーリー・マンガーと私は、短期的な市場予測は有毒であり、投資家は理性的に市場に向き合わなければならないと考えています」

言い換えれば、バフェットは市場のタイミング予測にエネルギーを集中させる代わりに、割安な優れたビジネスを見つけることに尽力しています。

「ビジネスが魅力的だと思うなら、市場の先行きがどうなるかを懸念して投資を行わないのは、非常にばかげていると思います」と1994年の株主総会でバフェットは述べました。

「ビジネスに対する見方が正しければ、あなたは大きな利益を上げることができるでしょう」

「オマハの賢人」のニックネームを彼にもたらしたのは、バフェットの高品質のビジネスを見つけるスキルによるものであり、市場のタイミングを計る能力によるものではありません。

そして、市場のタイミングを考慮にいれないという信念は、彼のビジネスに対する分析力を高めました。

<めったにない購入機会を無駄にしないでください>

投資家が市場のタイミングを投資戦略の重要な部分とすると、ある問題が生じます。

最大の問題は、市場の底値を予測しようと躍起になっていると、低価格でよい株を購入する機会を逃してしまう可能性があることです。

不況の底を予測することは、不可能ではないかもしれませんが、非常に難しいといえます。

投資家がこれらの機会を利用する最善の方法は、優良企業の株価が下落した場合にたんたんと株式を購入することです。

2月にコロナウイルスの懸念の中で相場の下落について尋ねられたとき、バフェットは「それは、私たちにとってよいことです。私たちは、割安な株式を買うことを目指しています」と述べました。

彼はさらに、消費者が食品の価格をチェックする方法と比較しています。

「食品の購入者として、私は食品を安く購入することを望んでいます。そして、食品価格が明日にでも下がることを願っています」

彼は「株価が下落した場合、割安だと判断した時点で購入します」と述べました。

バフェットには、市場が一定の水準に落ち込むまで株式の購入を待つ、という考えはありません。

バフェットは、投資家が株の購入を始める前に、相場の底値を予測するよう助言することはありません。

しかし、景気後退は買いの機会であると明確に主張しています。

「市場の低迷は気になりません。それは、優れた価格で優れた経営を行う優れた企業の株式を増やす機会です」とバフェットは述べています。

もちろん、相場下落時のバフェットのアドバイスは、彼の最も有名なセリフの1つです。

「他の人が貪欲である場合は恐れ、他の人が恐れているときは貪欲であれ」

したがって、個々の株式に投資している場合は、タイミングを計るのではなく、過小評価されている企業を探すのに時間をかけてください。

インデックスファンドを購入する場合は、ドルコストの平均化を続け、市場が落ち込んだときに少し積極的に購入することを検討してください。

<市場に参加して市場に留まること>

市場の暴落と市場のタイミングに関するバフェットの結論は「株式の購入者になり、長期にわたって投資を続けてください」という言葉に集約されます。

バークシャーの2012年の株主への手紙におけるバフェットの見解を検討してください。

「ビジネス活動の衰退や流れに基づいて、市場に出入りしようとするのは大きな間違いだと思います。市場の外にいることのリスクは、市場の中にいることのリスクに比べて非常に大きなものです」

投資家は、市場のタイミングを計ることにより、逆にポートフォリオに大きな損害を与えるリスクを負います。

その代わりに、バフェットが行っている割安な株式を買うという投資の原則に従うべきです。

それでは今、投資家は株を買うべきでしょうか、それとも待つべきでしょうか?

S&P 500は最近の高値から21%低下しているため、今日の株式市場においては2月中旬よりも良い取引を行うことができる可能性があります。

したがって投資家は、これが底値であるかどうかにかかわらず、買い続けることが望ましいと思われます。

長期的には、このような不況時に投資することで、投資収益率を大幅に向上させることができます。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
 


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