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2020.8.9

長者番付には登場しない「真の大富豪」トップ5

(写真=alfa27/stock.adobe.com)
(写真=alfa27/stock.adobe.com)
「世界の大富豪ランキング」というと、ジェフ・ベゾス氏やビル・ゲイツ氏などが常連ですが、世の中には彼らをはるかに上回る資産を保有する大富豪が存在します。想像を絶する資産を持つ、公のランキングには登場しない「真の大富豪」の真相に迫ってみましょう。

長者番付には登場しない「真の大富豪」トップ5

「真の大富豪」の資産は公表されていないため、あくまで推定の域にとどまるものの、関係者の証言や調査に基づいて算出した金額によると、以下がトップ5ということになります(故人はランキングから除く、1ドル=107.173円で換算)。

5位:ハサナル・ボルキア(ブルネイ第29代国王)/推定資産200億ドル(約2兆1,400億円)

在位期間50年以上という長きにわたってブルネイを治めるハサナル・ボルキア国王の資産は200億ドル。国家予算を上回る資産を持ち、国家元首としては世界で4番目の富豪。5,000台を超えるクルマのコレクターとしても知られています。

4位:バッシャール・ハーフィズ・アル・アサド(シリア第5代大統領)/推定資産1,220億ドル(約13兆51億円)

第4代ハーフィズ・アル・アサド大統領の次男として、2000年に大統領就任。「国内の資産の6~7割を支配している」といわれる一族の資産を合わせると、総額1,220億ドル相当と推定されています。

3位:ウラジーミル・プーチン(ロシア連邦第2・4代大統領)/推定資産2,000億ドル(約21兆 4,200億円)

ロシア当局による税金横領疑惑をめぐる調査で国際的指名手配犯となった、元エルミタージュ・キャピタル・マネジメントのビル・ブラウダーCEOは、2017年、米上院司法委員会にプーチン大統領の純資産を推定2,000億ドルと証言しています。同氏の証言が真実であれば、プーチン大統領は「個人として世界一の大富豪」ということになります。

2位:ロスチャイルド家(ヨーロッパ財閥)/推定資産3,500億~2兆ドル(約37兆4,900億~214兆2,700億円)

約200年にわたり世界経済と政治に多大なる影響を与えてきた、世界最強の銀行系財閥ロスチャイルド家。マイアー・ロスチャイルドがドイツの宮廷国際銀行家として築いた富と名声は、世代を超えて欧州各地でさらなる繁栄を一族にもたらしています。

1位:サウード家(サウジアラビア王家)/推定資産1.4兆ドル(約150兆 420億円)

世界第2の石油大国であるサウジアラビアを支配するサウード家は、オイルマネーや不動産、投資などを収入源にしているほか、「天文学的数字」の王室助成金を受けとっており、その経済的影響は国家の年間予算の40%を上回るといわれています。

 

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真の大富豪が明るみに出ない理由

こうした未公表の資産は「ダークウェルス(Dark Wealth)」と呼ばれます。大富豪がこれらの資産を明るみにしない理由は「自分の資産を世間にさらすことで、必要以上に注目を浴びたくない」、あるいは「公表することで、トラブルに巻き込まれる可能性が高い」などさまざまです。

真の大富豪がもつ富はタックスヘイブン(租税回避地)や海外の銀行の秘密口座の利用などにより、世界中に分散されているといわれています。しかし近年は租税回避行為や資産隠しへの国際的な圧力が高まっていることから、真の大富豪にとっては「ダークウェルス」の所有が難しい時代になりつつあるのかもしれません。
 
文・Allan
国際コンサル企業などの翻訳業務を経て、ファイナンシャルライターに転身。現在は欧州を基盤に、多数の大手金融メディアで執筆活動中。国際経済から投資、資産運用、FinTech、ビジネス、行動経済学まで、広範囲に渡る「お金の情報」にアンテナを張っている
 

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