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2020.8.2

デジタル時代を牽引するIT技術者たち。給与ランキングで日本は世界何位?

(写真=metamorworks/stock.adobe.com)
(写真=metamorworks/stock.adobe.com)
2000年前後から爆発的に普及したITは、いまでは生活やビジネスになくてはならない技術です。そんなデジタル時代を下支えしているのがIT技術者たちです。では世界のIT技術者たちはどれくらいの年収をもらっているのでしょうか。国別の年収ランキングと日本の状況などについて紹介します。

IT技術者の世界給与ランキング

人材サービス事業を運営するヒューマンリソシア社が2020年5月、「世界各国のIT技術者給与(ソフトウェアエンジニア)まとめ」を発表しています。調査対象は世界92ヵ国・地域で、年収ランキングの結果は以下の通りです。

1位:スイス(9万2,500ドル)
2位:アメリカ(8万3,389ドル)
3位:イスラエル(7万9,511ドル)
4位:デンマーク(7万1,128ドル)
5位:ノルウェー(5万8,908ドル)
6位:オーストリア(5万8,657ドル)
7位:ドイツ(5万7,495ドル)
8位:ルクセンブルグ(5万6,641ドル)
9位:オーストラリア(5万2,685ドル)
10位:シンガポール(5万1,929ドル)

首位はスイスで9万2,500ドルとなっており、日本円(1ドル=108.1円で換算)にして平均1,000万円ほどの年収をもらっている唯一の国でした。

ITの最先端国アメリカが8万3,389ドル(約900万円)で2位、ITベンチャー企業も数多く存在するイスラエルは7万9,511ドル(約860万円)で3位でした。

日本は4万2,464ドル(約460万円)で18位となっています。
 

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日本のIT技術者は国民の平均年収より少し高いだけ


各国の平均年収(OECDデータ/2018年)とIT技術者の平均給与を比較してみましょう。

1位のスイスは国民の平均年収が6万4,109ドルなのに対し、IT技術者の平均は9万2,500ドル、2位のアメリカは国民の平均年収が6万3,093ドルなのに対し、IT技術者の平均は8万3,389ドルです。

一方で日本は、国民の平均年収が4万573ドルなのに対し、IT技術者の平均は4万2,464ドルと、上位の国に比べてIT技術者の給与が平均よりそれほど高くありません。

その理由としては、社内におけるエンジニアの評価が相対的に低かったり、年功序列の給与体系が残っているため高いスキルを持っていても年収が上がりにくい、といった事情があります。

IT技術者の給与水準はいま変わりつつある

IT技術者たちは、AI(人工知能)業界や自動運転業界の担い手としても注目されています。ただ、こうした先端技術の業界では各国・各社間の開発競争が激しく、日本企業も優秀な人材を集めなければ太刀打ちできないような状況になりつつあります。

こうしたなか、NECやLINEなど「年収1,000万円以上」を銘打って優秀な新卒のIT人材や若手技術者を募集している企業も出てきています。

現在は日本のIT技術者の給与は海外の先進国に比べると低いですが、今後は優秀なスキルを持ったIT技術者に対する給与額は高くなっていくと考えられます。
 


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