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2020.3.21

受け取れる国民年金が増えるかも?「空白期間」を埋めろ!

(写真=enciktepstudio/Shutterstock.com)
(写真=enciktepstudio/Shutterstock.com)
老後の生活を支える重要な柱となる国民年金。制度を上手に活用して空白期間を埋めれば、将来受け取れる年金額が増える可能性があります。今回は、国民年金の空白期間を埋めるための追納制度について、わかりやすく解説します。

国民年金の空白期間を埋める!追納制度で年金を増やせるって本当?

2019年は老後2,000万円問題が話題になりました。政府の対応を見て、公的年金への不信感を募らせた人も多かったのではないでしょうか。しかし依然として、終身で受け取れる国民年金は、老後生活を送るうえで心強い味方であることに変わりはありません。

国民年金には、年金を納めていない空白期間を埋めるための追納制度が用意されています。「追納制度」を活用すれば、将来受け取れる年金額を増やせるかもしれません。

国民年金の空白期間には、免除・猶予・未納の3種類がある

まず、年金の空白期間が生じる理由について解説します。追納制度の対象となる空白期間には、「免除」と「猶予」の2つがあります。

所得が少なくて保険料を納めるのが難しい場合、申請すれば保険料の免除や猶予を受けられます。免除の場合、本人・世帯主・配偶者の前年所得を対象に審査が行われ、所得に応じて全額・4分の3・半額・4分の1の保険料が免除されます。

免除を受けている期間は、保険料を納めなくても、一定割合が将来の年金額に反映されます。ただし、納付している場合と比べると反映される金額は少なくなります。追納制度を活用して足りない分を納めることで、年金を満額受け取れるようになるのです。

また、日本では20歳になると国民年金の保険料の納付が義務付けられますが、学生については「学生納付特例制度」の申請をすることで、納付が猶予されます。猶予の場合、免除とは違って年金額への反映はありません。

免除や猶予の申請をしておけば、保険料を納めていない期間も受給資格期間に参入されるため安心です。また、追納制度を活用すれば、追納が承認された日から過去10年にさかのぼって年金を納付し、空白期間を埋めることができます。

なお、手続きをしないまま年金を納めなかった場合、「未納」の取り扱いになります。未納の場合は、過去2年分はさかのぼって納めることができますが、それ以前の分は納付できないので、空白期間を埋められません。保険料を払えない時も、将来のことを見越して免除や猶予の手続きをしておくことが大切です。

追納するなら早い方がお得?保険料の加算額とは

追納制度を活用する場合、納める保険料に加算額が上乗せされる場合があります。具体的には、免除もしくは猶予を受けた期間の翌年度から3年度目以降に追納する場合、加算額が発生します。

そのため、早めに追納制度を活用することが大切です。追納申請書は、日本年金機構のホームページからもダウンロードできます。


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