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2020.1.10

「経済的自由」を手に入れる上で重要なポイント

(写真=safriibrahim/Shutterstock.com)
(写真=safriibrahim/Shutterstock.com)
(本記事は、岡崎かつひろ氏の著書『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?』きずな出版の中から一部を抜粋・編集しています)

支出を減らす、収入を増やす、資産を構築する……それだけ

「経済的自由を手に入れて、豊かな人生にしたい。お金だけでなく時間だってほしいし、やりたいこともある。でも問題は、そのためにまず何をしていいかがわからない」

そんなあなたのために、最後に実践編の話をしていきましょう。

あらためて、私の言う経済的自由を定義しておきます。

「経済的自由とは、ストック収入が日々の生活費よりも大きくなり、労働収入に頼らなくても生活できる状態を手に入れていること」です。

たとえば、毎月20万円あれば生活できる人は、ストック収入が月々20万円を超えている状態を指します。もちろんそれだけでは最低限の生活ができるだけなので、より稼いでいく必要はあるでしょうが、少なくとも「食うために仕事をする」という領域からは卒業することができるでしょう。

そのためにするべきこと、それはファイナンシャルリテラシーを身につけることです。こういうと難しく感じるかもしれませんが、じつは噛み砕いて考えると簡単です。

●ファイナンシャルリテラシーのシンプルな3つの要素

ファイナンシャルリテラシーの要素は、たったの3つしかないのです。

(1)支出を減らす
(2)収入を増やす
(3)資産を構築する

たったのこれだけです。それぞれ見ていきましょう。

(1)支出を減らす

ファイナンシャルリテラシーの低い人は、気分でお金を使います。気になって欲しくなったら買う。だから部屋のなかを見ると、使ってないものがいっぱいになってしまっている。ほかにも、税金対策になると言われて保険に入ったり、不動産を買ってしまったりします。実際のトータルコストが上がってしまっていることに気づかずに、負債を買ってしまうのです。

一方でファイナンシャルリテラシーの高い人は、効果性でお金を使います。

たとえばバーゲンセールがあっても「安いから」という理由では決してお金を使いません。逆にどんなに高くても、効果的なものにはいくらでもお金を支払います。

つまりここで言う「支出を減らす」とは、無駄遣いをやめる、ということです。

見直してみるとさまざまな無駄遣いが存在しています。コンビニで買うペットボトルしかり、行っていないジムの会員費や、使っていないwi-fi、無駄に高い家賃など、見直すべきところはたくさんあります。

携帯電話は、格安simを使えば大きくコストダウンすることも可能でしょう。

車を使っていないのに持っている人は、カーシェアリングを検討することもおすすめします。ちなみに私はカーシェアリング愛用者です。メンテナンスも不要、給油も基本的に不要、さらに車を所持していたときの駐車場代や保険料、自動車税などを考えた場合、それほど使うことがないなら、カーシェアリングのほうが安価で効果的だったからです。

(2)収入を増やす

何かを学ぶために働いている、やりたいことや積みたい経験がある場合はたとえ安価でもそこで働いたほうがいいでしょう。しかし、もしあなたが「就職活動のときになんとなく決めたから」「転職活動がめんどくさいから」という理由で、同じ職業に就き続けているとしたら、職業を変えることを検討してみてもいいでしょう。

案外、自分が思っているよりも、市場からのあなたの評価は高いことが多いです。

実際のところ、私の起業塾の塾生Rくんは、キャリアアップを繰り返すことで、ここ2~3年ほどで収入を倍にしています。私のビジネスパートナーで、後輩でもあるSくんは独立系のSEとして企業から「言い値でいいから働いてほしい」と言われています。転職すると収入が下がると思っている方もいるようですが、それは自分で交渉しないからです。

自分の欲しい金額を決め、そのための交渉をする。

じつはこれはそう難しいことではありません。もし自分でいきなりやるのは難しいと感じるなら、まずは転職のエージェントに相談してみることから始めてみてください。

たとえばエクセルができれば収入が上がります、とか、この資格を取るといくらくらいの収入が見込めます、などと具体的なアドバイスをもらうこともできるはずです。

流されて誰かに自分の価値を決めてもらうのではなく、自分で自分の価値を決めていきましょう。

(3)資産を構築する

支出を減らし、収入を増やすことができたら、定期的な収入を生み出す資産の構築をしていきましょう。このステップが、一番ハードルが上がります。

ただ、そんなに難しいことではありません。大事なことは自分の判断ではなく、実際に結果をつくっている人のアドバイスを受けるということです。

当然ですが、不動産や株、権利などを売ることしか考えていないセールスの話ではありません。自分で実際に資産を構築している人の話です。

人生は、誰のアドバイスを受けるかで決まります。

こういった資産構築について、多くの人はアドバイスをもらう人を間違えてしまいます。親や恋人、親しい友人など、さらには、うまくいっていない人に相談してしまうのです。

「失敗談からも学ぶべきだ」という話もありますが、残念ながら失敗談をどんなに聞いても、成功することはできません。むしろ成功している人の意見だけを聞くべきです。

なぜなら、成功するためには多くの失敗を積み重ねているので、そのアドバイスの背景には失敗の体験まで含まれているからです。

もし失敗談から学ぶのであれば、ある程度知識をつけて、どうすればうまくいくのかが十分に腑に落ちてからにすることをおすすめします。

「早く資産を構築したい!」と言う方も多いと思いますが、まずはこの順番の通り、支出の見直し、収入の見直しから始めてみてください。

とくに支出は小さければ小さいほどラットレースを抜けやすくなるので、経済的自由を手に入れる上で重要なポイントになります。

自己流では破滅する。メンターを決めろ

もしあなたが右側のクワドラント(B・I)を目指すなら、欠かせないことのひとつに「人の力を借りる」ということが挙げられます。

自分だけの力で全部をやるのは無理ですし、より大きな結果をつくるためには、自分が知らなかったことも必要になるからです。

とくに成功している人ほど、専門家の意見をよく取り入れます。そして専門家に喜んで高額なお金を支払います。

なぜなら専門家になるまでにかかった時間を考えれば、それをお金で使わせてもらえることほどありがたいことはないからです。あなたを応援してくれる専門家には、惜しみなくお金を払うようにしましょう。

あなたが目指す先にいるメンターのような存在との付き合いで、必要な対価があるなら、自分から積極的に支払うべきです。そうすればその人の経験を借りて学ぶことができますし、結果的に素晴らしいコンサルタントを雇うようなものです。喜んでそれに見合ったものを支払うようにしましょう(もちろん、それはお金だけとは限りませんが)。

あなたには「メンター」と言える人はいますか?

この本の中にも何度となく「メンター」という言葉が出てきます。

なぜ、メンターが大事なのでしょうか?

たとえば「道」がつくもの。華道や茶道、柔道などをやっていた方はよくわかると思いますが、必ずその道のプロに教えてもらいます。なぜか?独学でやるよりはるかに早いからです。

プロとまで言わなくても、あなたも勉強やスポーツ、もしくはいまやっている仕事など、最初は誰かに教えてもらってスタートしたのではないでしょうか?

何かを身につけるときに、もっとも早く効果的な方法が、メンターを見つけてフルコピーさせてもらうという方法なのです。

「自己流は事故る」と言いますが、お金の世界も一緒です。自己流でやると必ず事故を起こします。もちろん必要な失敗もありますから、一切の事故が悪いとは言いませんが、メンターがいると、しなくていい失敗を避けることができるのです。

もしもあなたが右側のクワドラント(B・I)を目指すなら、人の力を存分に借りましょう。自分なりにやりたいというなら、Sクワドラントの世界を目指すべきです。

お金の世界も一緒で、メンターを見つけず自分勝手にやると、ほぼ100%事故ります。何回も失敗してうまくいけばいいという考え方もありますが、それでは時間もお金も無駄が多いです。素直に、うまくいっている人から学ぶのが一番効果的であり効率的です。

問題は、そのメンターの見つけ方です。

「なかなかそんなすごい人いないですよ」と言う方も多いかもしれません。確かに、いままでの人脈では難しいでしょう。

大事なことは既存の人脈ではなく、新しい人脈から探したらいいのです。

「六次の隔たり」という理論を聞いたことはあるでしょうか?

まったく知らない人とでも、あいだに6人介すと全員つながっていくという理論で、さまざまな実験で実証されています。

ちなみにFacebookの世界では、4人介せば、世界の全員とつながるそうです。

つまり、すごい人も、6人辿っていけば会えてしまうということです。

だから素直に聞いてみたらいいのです。「まわりにすごい人、いない?」と。

すると、案外すごい人と簡単につながることができたりします。

また、いまの時代はまったく面識がなくても連絡をすることは難しいことではありません。返信をもらえるかは別ですが、極端に言えば、総理大臣にだって連絡できます。

ちなみに、著者と連絡を取るのは簡単です。その人の本を読んで感想を送ったら返信をもらえる確率は高いですし、会えないまでも、簡単な相談くらいは乗ってくれるかもしれません。だって、感想を送ってきてくれたら嬉しいですから。

私の友人で、まだ20代にもかかわらず、世界中の孤児院をまわっているダンスパフォーマーのこうすけ君という男がいます。

彼はどうしても、超有名アーティストのG氏(名前は伏せます)に会いたいといって、SNSでメッセージを送り続けたそうです。

彼の活動が特殊であるということもあるのでしょうが、なんと返信をもらうことができ、マレーシアの豪邸にも遊びに行かせてもらった、と喜んでいました。

自分が勝手に難しいと思い込んでいるだけで、すごい人と会うのは決して難しいことではないのです。

いまはオンラインサロンなども流行っています。

つながりたいと思う人のオンラインサロンに入会すれば、ほとんどの場合、定期的なオフ会(リアルで会合する場)が用意されています。そこに行って挨拶をすれば、いくらでも仲よくなれる可能性があるのです。

●メンターと付き合う上で、大事な3つのこと

メンターと呼べるようなすごい人と付き合う場合、大事なことはなんでしょうか?

私は次の3つを挙げています。

(1)感謝する

感謝ほど人をつなぐものはありません。お会いしたことのお礼、いただいた言葉のお礼、御馳走になったならそのお礼。お礼を欠かさずしましょう。

それは、お金がかかることでなくても大丈夫です。むしろ、菓子折り持ってお礼に来られたほうが迷惑だったりもします。

メッセージを一通送らせてもらったり、電話の一本をする、そこからで十分です。

旅行などをしたら、ちょっとしたお土産くらいは買ってきてもいいでしょう。

私が個人的に大事にしていることは、ご縁をたどって感謝するということです。

たとえば、日本を代表する作家である本田健先生がいらっしゃいます。

本田先生とお会いできたのは「宝地図」という夢実現メソッドの第一人者である、望月俊孝先生のご紹介でした。ですから、何かことあるたびに望月先生にはお礼を送らせてもらっています。

しかも、ありがたいことにまったくの若輩である私にも、とても丁寧に返信をくださいます。心からありがたいことです。そうして、感謝の連鎖が人との強い結びつきをつくっていくのです。

(2)わかりやすくいる

もっとも一緒にいたくない人は、わかりにくい人です。

わかりにくい人は気を使います。気を使うと疲れます。疲れるから一緒にいたくないのです。「わかりやすい」を心がけるようにしましょう。

たとえば、尊敬する人のセミナーなどに参加したら、わかりやすく頷くなりして「聞いてますよ」とアピールします。

ほとんどの人は、にわか土偶のようにまともなリアクションがありません。

そんななかで、あなただけがわかりやすくリアクションしていると、講師からは感謝される存在になるのです。そして、感謝されるような存在だから、セミナーの外でも会ってもらえるようになる可能性が高くなります。

ただし、「感情的になる」のと「わかりやすい」は別物なので、注意してください。感情的な人は確かにわかりやすいですが、付き合うほうはめんどくさいです。とくに怒りや嫉妬、凹みなどが頻繁にある人はメンタルトレーニングもするといいでしょう。

(3)欲しがらない

すごい人だからこのくらいしてくれるもの。そんな考えを持っている人が時折います。

たとえばランチくらい奢ってほしい、多少のわがままは聞いてほしい、自分のことを理解してほしい、などと欲しがります。

一方的に与え続けると、人は疲れるものです。

だからメンターのようにすごい人でも、欲しがられてばかりでは疲れてしまうのです。

メンターと良好な関係をつくりたいと思ったら、自分がしてもらうことばかりではなく、自分からしてあげることをつくっていきましょう。

文・ZUU online 編集部/ZUU online
なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?
岡崎かつひろ(おかざき・かつひろ)
株式会社DW代表取締役、他2社を有する経営者。ビジネストレーニング事業、業務コンサルティング、小売店支援、飲食店経営、飲食店コンサルティング、旅行事業、会議室事業など多岐に展開する。ソフトバンクBB株式会社入社後、4年で独立。「すべての人の最大限の可能性に貢献すること」を企業理念に精力的に活動する。業種を問わず、どこにいっても通用する一流のビジネスパーソンの育成をテーマに、パーソナルモチベーターとしても活躍。

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