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2020.1.6

「経済的自由人」との根本的な考え方の違い4つ

(写真=Kseniya Bogdanova/Shutterstock.com)
(写真=Kseniya Bogdanova/Shutterstock.com)
(本記事は、岡崎かつひろ氏の著書『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?』きずな出版の中から一部を抜粋・編集しています)

「経済的自由人」と「経済的“不”自由人」の4つの違い

どんな結果をつくり出すかは、考え方の違いによって生み出されます。

私の友人の看護師が、面白いことを言っていました。

年末の仕事納めに仕事仲間で飲むそうですが、ビールの入れ物に検尿用の紙コップを使うそうです。一般人にはちょっと嫌な気もしますが気にならないとのこと。ちなみに、私の兄は研究室で働いていますが、「俺はフラスコでビールを飲むよ」と笑っていました。

このように、同じものを同じように見ていないのが現実です。

●経済的自由人と不自由人では、発想が真逆

「成功するかしないかは、考え方の癖で決まる」という言葉があります。

同じものを見ても、それをどう使うか、何がつくり出されるかは、その人の考え方の違いによって決まるのです。

これと同じように、経済的自由人と経済的不自由人では、根本的な考え方が違います。

4つの考え方の大きな違いをご紹介します。

(1)自由か安定か

経済的に不自由な人のほとんどは「安定」を求めます。たとえば福利厚生のよさ、一生働ける仕事かどうか、いかに老後に困らないか、などが大事です。

言い換えるなら「困らないことを大事にしている」と言えるでしょう。保証があることを好み、新しい挑戦には憧れても行動はしません。

経済的自由人は「自由」を大事にしています。経済的な自由、時間的な自由、働く場所の自由、付き合う人の自由です。

困らないことよりも、楽しむことや挑戦することを優先します。

時間をお金に変えるのではなく、人生の価値を向上させることに変えます。

(2)できる・できないを気にするか否か

経済的に不自由な人は、合う合わない、できるできない、で物事を選択します。

たとえば就職先を選ぶときも、自分にできそうな仕事か、その仕事が自分に合うかが判断基準です。いままでやってきた経験が活かせること、自分が好きそうなことをやろうとします。

経済的自由人は、自分にとって価値があるかどうかで選択をします。

合う合わない、できるできない、は気にしません。たとえできないことであっても、できるようにすればいいと考えています。そもそも最初からできることなんてありません。できるできないは、やったかやってないかの違いだけだということを知っています。

いまできないことも、やっているうちに必ずできるようになると信じています。

だから、できるかできないかはまったく気にしていないのです。

(3)リスクを取るか、リスクから逃げるか

経済的に不自由な人は「リスク」という言葉を嫌います。リスクは取りたくない、一切損したくないと思っています。リスクがあるというだけで、考えることを放棄してしまう人も多いです。そして、やらないでいい理由を探します。

経済的自由人は、リスクを取ることで可能性が生まれることを知っています。

もちろん恐怖心はあります。しかし恐怖心があるから知る努力をします。一番のリスクは「知らないこと」ということを、よくわかっているのです。

そして、取れるリスクは積極的に取ります。たとえ失敗に終わったとしても、それが経験になるからです。

やる前から判断せず、取れるリスクであるなら行動し、経験することを大事にしています。そして、どうやったら、取ったリスクの分を利益に変えられるかを一生懸命に考えます。

(4)すぐに見返りを求めるか、先払いをするか

経済的に不自由な人は、働いたらすぐにお金や見返りを求めます。「労働の対価」というように、対価としてお金を得ることを大事にしています。

経済的自由人は、いま手に入れることよりも、将来にわたって手に入れることを大事にしています。すぐに結果にならなくても、将来のために先払いをしています。たとえ先払いして返ってこなかったとしても、経験を積めたことに価値を感じているのです。

問題点を探す前に、可能性を探せ

あるところに、2人の少年がいました。

2人は仲がよく、いつも一緒にいます。

しかし、考え方が違いました。

そんな2人が、あるときドーナツを見つけました。

1人は言いました。

「ほら、このドーナツ、真ん中に穴が空いてるよ」

すると、もう1人は言いました。

「きっとこれは、ドーナツ職人がケチってるんだ」

それを聞いて、もう1人が言いました。

「いや、きっとこうしたほうが美味しくつくれるんだよ」

またあるときは、神様についての話になりました。

「なんで神様は見えないんだろう?」

1人は言いました。

「きっと神様は意地悪なんだよ。だから姿を見せず何もしてくれないんだ」

もう1人は言いました。

「きっと神様はとても優しいんだよ。そして僕らを信頼してくださっている。だから姿を見せずに見守ってくださってるんだ」

2人は同じものを見ていますが、そこから連想しているものが違います。

1人は問題点を探し、1人は可能性を探しているのです。

どちらの少年のほうが、幸せな人生をつくれるでしょう?

ある日、私のメンターと数名の弟子で、景色のいいレストランで食事をしていました。私たちは「すごくいい景色!」と喜んでいましたが、メンターはこう言いました。

「これだけたくさんのビルがあるんだから、みんなが一棟くらい持ってもいいよな。俺も、どうしたらもっと不動産を持てるだろう?」

成功するかしないかは、考え方の癖で決まるとお伝えしました。同じものを見て何を連想するか、それは考え方の癖によるものです。

経済的自由人は「どうしたらうまくいくか?」をいつも考えています。

ビルを見れば「どうやったらそれが手に入るか」を考えますし、繁盛しているお店を見れば「どうやったら同じような商売ができるか」を考えます。

ビルがあるということは誰かが建てたということです。ならば自分にだって建てられるはずだ、という前提でいるのです。

逆に経済的に不自由な人は、挑戦する前から「どうせ自分にはできない」と思っています。

だから、どうやったらできるかという連想ゲームが始まらないのです。

●「困った」をチャンスに変える方法

ちなみに、先ほどの2人の少年。

この2人の少年は、誰の頭のなかにもいるのです。

ただ、どちらの声を聞くかは選択できます。

人間、欠けているものを見るのは当たり前です。その「困った」をビジネスチャンスに変えるか、不満に変えるかの違いが、経済的豊かさの違いを生み出しているのです。

たとえば、ペットボトルだって私が子どもの頃にはありませんでした。誰かが「重たい水筒ではなく、軽くて持ち運べる容器があったらいいのに」と連想してつくったはずなのです。

「なんで水筒って重いんだよ!不便だな!」で終わっていたら、そこにビジネスチャンスは生まれません。

とくに、頭のいい人ほど要注意です。

その頭のよさを何に使うかで、つくり出される結果が大きく異なります。

私の友人にも、東大出身で非常に優秀な人がいますが、彼は前提が非常にネガティブです。私が新しいビジネスモデルを考え、意見を求めると必ず、

「岡崎、いいか?そのビジネスモデルの問題は3つある。1つめは……」

となります。

ネガティブな意見も大事なので話は聞きますが、これでは何も新しいことはできません。

頭がいい人は、いかに難しいかを考えることに頭を使ってしまい、行動できなくなってしまうことがあります。

せっかく地頭がいいわけですから、その頭を問題点探しではなく「どうやったらできるか」にシフトしてみてはいかがでしょうか?

文・ZUU online 編集部/ZUU online
なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?
岡崎かつひろ(おかざき・かつひろ)
株式会社DW代表取締役、他2社を有する経営者。ビジネストレーニング事業、業務コンサルティング、小売店支援、飲食店経営、飲食店コンサルティング、旅行事業、会議室事業など多岐に展開する。ソフトバンクBB株式会社入社後、4年で独立。「すべての人の最大限の可能性に貢献すること」を企業理念に精力的に活動する。業種を問わず、どこにいっても通用する一流のビジネスパーソンの育成をテーマに、パーソナルモチベーターとしても活躍。

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