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2019.12.6

「超富裕層が集まる国」ランキング TOP10発表!日本は第3位

(写真=Adwo/Shutterstock.com)
(写真=Adwo/Shutterstock.com)
世界の富はどの国に集中し、圧倒的な資産を保有する超富裕層はどこに集まっているのでしょうか。世界の富の偏りや近年の傾向について、Wealth-Xの超富裕層レポートをもとに解説します。納得の結果、意外な結果ともにご覧ください。

超富裕層が集まる国ランキングTOP10を紹介

Wealth-Xが2019年9月、超富裕層レポート(The World Ultra Wealth Report 2019)を発表しました。同調査では、資産3,000万ドル(約32億6,000万円)以上の人を超富裕層と定義しています。調査では、10ヵ国に世界の超富裕層の72%が住んでいることが分かりました。

今回は、超富裕層の多い国をランキング形式で発表していきます。

香港・スイスの超富裕層減少で順位が変動――7位から10位

10位:スイス

超富裕層は6,145人、資産総額は8,080億ドル(約87兆8,013億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は4%減り、資産総額は7.8%減っています。

スイスは資本市場の低迷によって打撃を受け、前年より1つ順位が落ちています。資産総額も、香港やカナダと並んで大きく減少しました。しかし、100万人あたりの超富裕層の人数では、香港に次いで2位となっています。

9位:イタリア

超富裕層は6,270人、資産総額は7,080億ドル(約76兆9,348億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は5.1%増え、資産総額は2.2%増えています。

資産総額が増加している国は、トップ10の国々の中でドイツとイタリアだけです。また、イタリアはトップ10の国々の中で超富裕層の人口増加率が最も高い国です。前年の10位から、スイスを追い越して9位にランクアップしました。

8位:香港

超富裕層は8,950人、資産総額は1兆1,800億ドル(約128兆2,247億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は10.6%減り、資産総額は9%減っています。

100万人あたりの超富裕層の人数は、他の国々を引き離して圧倒的に多い香港。ただし、超富裕層の人数、資産総額ともにトップ10の国々の中で最も大きな割合で減少しています。超富裕層の人数が減少した結果、イギリスに追い抜かれました。

7位:イギリス

超富裕層は9,575人、資産総額は1兆100億ドル(約109兆7,517億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は2.2%増え、資産総額は2.4%減っています。

香港の超富裕層人口が減少したことにより、香港と順位が逆転しました。イギリスの超富裕層の人数は微増傾向です。

順位変動もなく堅調なヨーロッパ諸国とカナダ――4位から6位

6位:フランス

超富裕層は1万145人、資産総額は1兆500億ドル(約114兆983億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は0.1%増え、資産総額は3%減っています。

前回に引き続き6位で、超富裕層の人口もほぼ変化ありません。資産総額は若干減っていますが、大きな変化もなく堅調といえるでしょう。

5位:カナダ

超富裕層は1万395人、資産総額は1兆500億ドル(約114兆983億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は4.1%減り、資産総額は8.8%減っています。

前回に引き続き5位ですが、スイス・香港と並んで、超富裕層の人数・資産総額ともに大きな割合で減少しています。ただし、人口100万人あたりの超富裕層の人数では、アメリカを上回ります。

4位:ドイツ

超富裕層は1万5,685人、資産総額は1兆8,500億ドル(約201兆303億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は4%増え、資産総額は1.7%増えています。

順位は前回調査と変わらずで、資産総額においては日本を上回りますが、超富裕層の人数は下回っています。

ただし、超富裕層の人数の増加率は、トップ10の国々の中でイタリアに次いで第2位。対する日本の超富裕層は微減となっているため、今後の成長によっては、日本と順位を争うことになるかもしれません。
 

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3位:日本

超富裕層は1万7,855人、資産総額は1兆6,700億ドル(約181兆4,706億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は0.3%減り、資産総額は0.8%減っています。

資産総額では4位のドイツを下回りますが、富裕層の人数は上回っており、第3位となっています。前回は超富裕層の人数ではアメリカに次ぐ2位でしたが、中国の急成長によって追い抜かれました。

世界の家電消費の縮小にともない、輸出型の日本の産業が大きなダメージを受けたことが要因だと同調査は分析しています。

2位:中国

超富裕層は2万4,965人、資産総額は3兆7,600億ドル(約408兆5,804億円)です。前年と比べて超富裕層の人数は1.3%増え、資産総額は1.3%減っています。

前回調査では、資産総額は日本を上回っていたものの、超富裕層の人数においては日本より少なく、第3位におさまっていました。しかし、急激な成長によって日本を追い越し、世界第2位に躍り出ました。

ただし、近年アメリカとの貿易戦争などが要因となり、成長速度は鈍化しつつあります。

1位:アメリカ

超富裕層は8万1,340人、資産総額は9兆8,400億ドル(約1,069兆2,636億円)です。超富裕層の人数は前年と比べて2.2%増え、資産総額は0.1%減っています。

前回に引き続き、他の追随を許さない結果で第1位を獲得したアメリカ。現在、世界の超富裕層人口のうち、31%をアメリカ人が占めています。また、アメリカの超富裕層の合計資産額は、アメリカ以外の上位5ヵ国の合計を上回ります。

ただし、人口100万人あたりの超富裕層の人数では、香港やスイス、スウェーデンやカナダを下回ります。
 

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