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2019.2.27

女性心理から学ぶ上手な「お金の増やし方」

(画像= ESB Professional/Shutterstock.com)
(画像= ESB Professional/Shutterstock.com)
人生100年時代、「万が一」に備え、将来に向けて自分で貯蓄等の備えを考えている女性も多いでしょう。お金の増やし方や貯蓄と投資のバランスについてどう考えればよいのでしょうか。

まずは将来の必要資金額に対して不足分を求める

日本は高齢化社会のため、今後は一人ひとりの税負担がさらに大きくなるといわれています。新聞などの報道から、将来の年金に不安を感じている女性もいるでしょう。現在の貯蓄をしている方でも、もし病気や事故にあった際、「現状の蓄えだけで足りるのかがわからない」と不安を抱く方もいるでしょう。

一般的に、女性のほうが将来に対して堅実にアプローチする傾向があるようです。仕事でも料理でも家事でも、段取りを付けて行動されている方が多いでしょう。お金もそれと同じです。まず、「不安の正体」を数値で明確にするところから始めましょう。

仮に、生活をする上で月額20万円(夫婦)が必要だとすると、年間240万円が必要な計算になります。厚生労働省「平成29年簡易生命表」によれば、65歳の人の平均余命は「男性19.55年、女性24.38年」となっており、女性の平均寿命は「89.38歳」まで生きることになります。寿命を90歳とすると、65歳以降で必要な資金は「20万円×12ヶ月×25年=4,800万円」と求めることができます。もちろん夫が亡くなったあとの生活費は多少減りますが、慣れていない段階ではどのくらいの資金が必要かを大まかにでも求めることが大事です。

その後、実際に年金がいくら受給できるのかを把握します。定期的に届く「ねんきん定期便」には、自分(達)が将来受け取ることができる金額が記載されています、その金額に貯金額(あるいは、現状のペースで考えられる65歳時点での現実的な積立金額)を計算して、老後の必要資金に対する不足金額を把握し、不足分をどのように埋めていくかを考えていきます。その際、「自分にとって幸せな老後」について具体的にイメージすることで、感情的にも自分が納得した上で頑張ることができます。

その上で、現在の年齢や収入金額を考慮して、資産運用の道筋を立てていきます。50歳を過ぎているのであれば、リスク性の高い資産で資産運用をするのは慎重になるべきです。

金融市場は一定の周期で上昇と下落を繰り返しています。例えば、59歳で相場が下落して資産が目減りしてしまうと、取り返す時間が限られますから老後の生活が厳しくなるでしょう。変動の大きい資産よりも、国債や預金といった低リスクの資産比率を高め、変動の大きい資産は少額で運用するなどの対応が求められます。

30代であれば、相場が下落しても取り返すチャンスはありますから、資産全体におけるリスク性の資産比率を高めてもいいでしょう。40代であれば、30代と50代の中間くらいの資産比率といった具合で考えましょう。ただし、同じ50代でも年収2000万円の方と年収500万円の方では余裕資金も違いますから戦略も変わってきます。自分の収入金額や許容できるリスクの範囲内で選択をしていくのがおすすめです。

まずは投資の前に情報収集

投資で思わぬ利益が出たり、退職金などのまとまった資金を手にしたりすると、気が大きくなって必要以上にお金を使ってしまうケースがあります。冷静な判断を失わないように心がけましょう。損をした場合も同様で、失った分を取り返そうと、どんどんお金をつぎ込み、さらには借金にまで手を出してしまうケースもあります。

堅実な投資のために、プロに相談するのも一つの方法です。ファイナンシャル・プランナーなどに相談するのもいいでしょう。資産運用をする上では、収入額と投資額のバランスを考えましょう。

安易に投資にお金を回そうと考えるのは危険です。しっかりと情報収集した上で、自分のあった投資をおこないましょう。

ある程度理解したら、最低投資額から

銀行や証券会社のHPでは、外貨預金や投資信託、債券など様々な金融商品が紹介されています。何を始めるにしても少額から始めましょう。慣れてきた段階で金額を徐々に増やしていきましょう。最初は少額の投資で、感覚と経験を積むことから始めると大きな失敗を回避しながら資産を形成することができるでしょう。

大切な資金ですから、自分で学ぶスタンスが欠かせません。窓口で相談するにしても、自分が何を知りたいのかを明確にした上で相談をし、適切なアドバイスを貰いましょう。今からでも投資についての知識を蓄えて、将来に向けて資産形成を始めましょう。

お金を増やすのは目的ではありません。自分が望む老後生活を送るために資金がいくら必要で、そのために必要な資金を着実に増やしていくことを心がけていきましょう。

 

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