結局どれがいいの?NISAことはじめ

(写真=SARAVOOT LENG-IAM/Shutterstock.com)
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少額投資非課税制度NISAには、「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類があります。「投資に興味はあるけど、どれを選べば良いのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。

いまさらながら「NISA」とは?

NISAとは、個人投資家のための税制優遇制度です。

NISAを利用すると、株式投資や投資信託で得た利益にかかる約20%の税が非課税になります。ただし、非課税になる期間や投資額には限りがあります。

一般NISAとは?

一般NISAは期間限定の制度で、口座の開設は2023年までです。例えば、非課税期間5年間の一般NISAを2019年に開設した場合、非課税になるのは5年後の2023年までになります。2023年に開設した場合、非課税になるのは5年後の2027年までです。

一般NISAを利用するためには、金融機関で一般NISA口座を開設する必要があります。年間の非課税投資枠は120万円までで、株式投資や投資信託で得た利益が非課税になります。非課税枠をフルに利用した場合、5年間で600万円を非課税で運用できます。

非課税期間を延長するロールオーバー

5年間の非課税期間が終了した後、金融商品を翌年のNISA非課税投資枠に移して非課税期間をさらに5年間延ばし、最大10年にできる「ロールオーバー」という方法があります。

ロールオーバーをした際、その額が120万円を超えている場合は、その年は非課税での新規投資は行えません。ただし、ロールオーバーそのものの金額に上限はないため、評価額が120万円を越えていても非課税で全額ロールオーバーできます。

120万円を超えない額をロールオーバーした場合、例えば、80万円をロールオーバーすると、その年の新しい非課税投資枠は残り40万円です。

つみたてNISAと一般NISAの違いは?

2018年に始まったつみたてNISAは、一般NISAよりも少額・長期間・低リスクでの積み立てが可能な制度です。

一般NISAとは投資対象が違う

一般NISAとつみたてNISAでは、投資対象が大きく異なります。

一般NISAの場合は、株や投資信託、ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)など、さまざまなものに投資できますが、中にはリスクのある商品も少なくありません。

一方で、つみたてNISAで投資できる商品は金融庁が定めるガイドラインに則ったものに限られ、投資信託とETFのみが対象となります。

非課税期間・非課税投資枠の違い

つみたてNISAの非課税期間は開設から最長20年で、1年あたりの非課税投資枠は40万円です。20年間の合計で最大800万円分の投資が非課税になります。

最大600万円を非課税にできる一般NISAと比較すると、トータルでの非課税投資枠はつみたてNISAのほうが大きくなっています。

ロールオーバーの可否

前述の通り、一般NISAはロールオーバーを行うことで非課税期間を最大10年まで延長することができます。しかしつみたてNISAの場合はロールオーバーを利用することができません。

子育て中ならジュニアNISA。先を見越した将来への投資

2016年に始まったジュニアNISAは、子どもの将来に向けた資産形成をサポートする非課税制度です。子どもの進学や結婚などに備えて、今からしっかりと準備をしておきましょう。

管理・運用は保護者が行う

ジュニアNISAの口座を開設できるのは、日本に居住する0~19歳までの未成年者に限られます。ただし、口座の管理や運用については原則として両親や祖父母など二親等以内の親族が行うことになります。

払い出し制限

ジュニアNISAの大きな特徴として払い出しの制限があります。ジュニアNISA口座に入れられた資産は、子どもが18歳になるまで引き出すことができません。仮に引き出す場合は、それまで非課税で受け取っていた過去の収益に対しても課税されてしまうため注意が必要です。

ただし災害などのやむを得ない事情がある場合に限り、税務署の確認を受けることで非課税での払い出しが認められています。

非課税期間・非課税投資枠

ジュニアNISAの非課税期間は一般NISAと同じく5年間で、ロールオーバーもできます。毎年の非課税投資枠は80万円です。
 

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自身のスタイルや目的に合わせたNISAを

自由度が高く、短期間で大きな非課税投資枠が利用できる一般NISA、少額・長期間の積み立てが可能なつみたてNISA、子どもの将来のために資産形成ができるジュニアNISAと、3つのNISAにはそれぞれ異なるメリットがあります。自身の投資スタイルや目的に合わせて、最適なものを選んでいきましょう。
 

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