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2019.8.11

会社員の株式投資、注意したい3つのポイント

(写真=SFIO CRACHO/Shutterstock.com)
(写真=SFIO CRACHO/Shutterstock.com)
長引く低金利に、銀行預金では資産が増えない時代になりました。そこで株式投資で運用しようと考える方もいることでしょう。もし、あなたが会社員なら注意したい3つのポイントがあります。

ポイント①:自分が所属する業界ばかりに投資しない

会社員が株式投資をする場合、思いつくのは自分が所属する業界の銘柄を選ぼうとすることです。同じ業界の動向を知れば仕事にもプラスになりますし、株主総会に出席することによって、ライバル社の経営陣から今後の戦略などを聞くこともできます。株主の質問に対する回答から重要な情報を得られる場合もあるでしょう。

そこでA社だけでなく同じ業界のB社、C社と手を拡げていくと、業界全体に何か悪材料が出た時に持ち株が一斉に値下がりすることになりかねません。例えば所属する業界が電気機器、機械、自動車などの輸出関連だった場合、急激な円高となれば株価の下落リスクが高まることになります。

特定の業種に偏らず、いろいろな業種の銘柄に投資していれば、悪材料が出ても部分的な値下がりで済むため、リスクは少なくなります。

ポイント②:時間軸は中長期で考える

次に注意したいのは、投資の時間軸を短期で考えないことです。株式の投資スタンスには、値動きの激しい銘柄で目先の値上がり益を狙う「短期投資」、半年から1年以内の決算や業績の変化率による値上がりに期待する「中期投資」、そして1年以上の長いスパンで保有し、企業の成長や配当・株主優待・株式分割などのインカムゲインを目指す「長期投資」の3つがあります。

会社員は仕事がある日(平日)に相場があり、土・日・祝日の休みの日は相場がないというハンデを負っています。短期で値動きの激しい銘柄に投資するには向いていない職業といえるのです。そのため、休日に中長期で成長が狙える銘柄を選び、毎日株価をチェックしなくて済むようなゆとりある投資を心がけることが大切です。

その意味では、最近の投資トレンドになっている株主優待銘柄への投資は、年1回ないし2回の株主優待品や配当を受け取るのが目的のため、自然と中長期投資になるという点で会社員に向いている投資先といえるでしょう。

また、高値掴みのリスクを避けたいなら、「るいとう(株式累積投資)」という商品を利用すれば、毎月一定額の株式を購入することができます。株価の変動に関わらず買いコストを平均化できることから、月給制の会社員に適した投資といえます。

ポイント③:仕事中に気になって仕方がない取引はしない

3つ目のポイントは、仕事中に株価が気になって仕方がない取引はしないことです。その原因になるのは、次のようなケースです。

・1日で結果を出す「デイトレード」を行っている
・ローンを組んで(借金して)株式投資をしている
・信用取引(自己資金の3倍の金額を運用するレバレッジ取引)を行っている

今はスマートフォンでも取引ができる時代です。出勤前に買い注文を出して、お昼休みに値上がりしていたら利益確定売りを出すという手法も可能です。パソコンの前に張り付ける専業投資家でなくても、そのような取引をしていれば、実質的にはデイトレーダーと変わりないことになります。

その場合、注意しなければいけないのは、大幅に値下がりしていたような場合、モチベーションが下がれば仕事にも影響するということです。心配事があれば顔や態度に出たり、仕事のパフォーマンス低下に直結したりもします。投資が仕事に悪影響を与えないような取引を心がけるべきでしょう。

リスクやストレスを抑えた無理のない資産形成を

住宅費用や子どもの教育資金、さらには老後資金を準備するためにも、現役世代から資産運用を行うことは大切です。ただし、リスクが高い投資や、仕事が手につかなくなるようなストレスフルな投資は本末転倒です。多忙なビジネスパーソンが株式投資をする際には、本記事で紹介したポイントを押さえて、無理のない投資で資産形成を続けることが重要です。
 

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