マネー
-
2019.7.27

生命保険加入でも三大疾病の医療保険は必要か?

(写真=Lizardflms/Shutterstock.com)
(写真=Lizardflms/Shutterstock.com)
三大疾病とは「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」「脳血管疾患(脳卒中)」という、日本人の死因上位を占める3つの病気を総称したものです。生命保険や医療保険でも三大疾病に対しての保障が充実してきていますが、それとは別に三大疾病に特化した医療保険にも入る必要はあるのでしょうか?

三大疾病について知っておきたいこと

「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」「脳血管疾患(脳卒中)」の三大疾病が保険業界で取り上げられるのは、三大疾病が日本人の死因の半分以上も占めているからです。それぞれの疾病には以下の特徴があります。

がん(悪性新生物)

がんはがん細胞が増殖して身体にダメージを与える病気で、「胃がん」「乳がん」「子宮がん」「大腸がん」「肺がん」などが代表的です。がんは自由診療の治療もあるため、医療費が高額になりやすいといった特徴があります。

心疾患(急性心筋梗塞)

心疾患のなかでも急性心筋梗塞は、冠動脈が突然閉塞し血液が心筋に行き渡らなくなり心臓が弱まっていき、最終的には壊死する病気です。

脳血管疾患(脳卒中)

脳血管疾患というとピンとこないかもしれませんが、脳の血管の障害によって起こるさまざまな病気のことで、脳卒中はその総称です。血管が破れる脳出血、くも膜下出血、血管が詰まる脳梗塞などが代表的で、脳の神経細胞が壊死します。

三大疾病の医療保険に加入しないリスク

厚生労働省の統計によると、死因全体のうち「がん(悪性新生物)」は27.9%(37万3,334人)、「心疾患(急性心筋梗塞)」は15.3%(20万4,837人)、「脳血管疾患(脳卒中)」は8.2%(10万9,880人)で、これら三大疾病の合計では51.4%(68万8,051人)にもなるのです(「平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況」より)。

また三大疾病は治療や入院も長引くことも多く、厚生労働省の2014年の調査によると、「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」の平均入院日数は20日ほどで、「脳血管疾患(脳卒中)」では90日ほどとなっています。

三大疾病は入院日数も長いために医療費が100万円を超えるような高額になることもあります。公的医療保険制度が適用される保険診療を受けているのであれば、高額療養費制度が使えるため、実質の自己負担額は下がりますが、それでも毎月かかる医療費は大きな負担となるでしょう。

三大疾病は日本人の死因の半分以上を占め、医療費も高額になることもあるため、三大疾病に特化した保険に入っておけば家計へのリスクを減らすことができるのです。

医療保険よりも手厚い保障が受けられる

(写真=Zakhar Goncharov/Shutterstock.com)
医療保険でも三大疾病には対応していますが、三大疾病特約を付けないと他の病気と同じ扱いになるため、三大疾病特約もしくは三大疾病保険に加入したほうがいいでしょう。

三大疾病保険では、三大疾病と判断された場合には、保険会社や商品によっても違いますが、診断以降の保険料が免除になったり、保険金として一時金が受け取れたり、長期入院の支払い日数が無制限になったりと医療保険とは違い三大疾病に特化した手厚い保障になっています。

三大疾病保険の「終身」と「定期」の違い

三大疾病終身保険は、保険料の払込期間が終了しても生涯にわたって保障される保険です。三大疾病による保険金だけでなく死亡時にも保険金を受け取れます。ただし、三大疾病保険金と死亡保険金は、どちらか一方しか受け取ることができません。

一方、三大疾病定期保険は一定期間(例えば10年間)のみ保障される期間限定の保険です。更新できるタイプの保険もありますが、年齢が上がるにつれて保険料も徐々に高額になっていきます。多くの場合、80歳や95歳まで更新可能といったように上限を設けています。高年齢になるほど病気にかかるリスクが高くなるため更新できないようになっているのです。

将来設計によっては三大疾病保険の検討も

年齢や職業、家族構成、ライフプランによってもどの保険が向いているのかは違ってきます。生命保険や医療保険に三大疾病特約を付けるのか、三大疾病保険に加入するのか、また終身保険か定期保険か保険会社によってさまざまな商品を販売しています。

保険は長いスパンにわたって契約するものなので、三大疾病の保障がある保険を検討しているのであれば、一度専門家に相談するといいでしょう。
 

【おすすめ記事】
「お金持ちは長財布」はもう時代遅れ?
報酬が高額なCEOランキング1位は500億円超えで「貰い過ぎ」と批判
「お金持ち」はどれくらいの所得、資産を持つ人?世間のお金持ち像
所得税の税負担を削減する「減価償却」とは?
年収400万だが親は裕福、一般家庭出身だが年収1200万、選ばれる男はどっち?

NEXT 今から考えたい相続に向けた事前準備5選 PREV 知らないと損する相続税の基礎知識

関連記事