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2019.7.16

海外旅行に行く前に知っておきたい海外旅行保険と傷害保険の違い

(写真=sebra/Shutterstock.com)
(写真=sebra/Shutterstock.com)
海外旅行へ行く際、すでに傷害保険へ加入している人は、改めて海外旅行保険に加入する必要があるのでしょうか。できるかぎり無駄な契約や費用は避けたいと感じている人も多いかもしれません。海外旅行前に、傷害保険と海外旅行保険の違いをしっかりと押さえておけば、そういった不安も払拭されるでしょう。そこで、今回は海外旅行保険と傷害保険の違いや、トラブル例について解説します。

旅行に行くなら海外旅行傷害保険が必要?傷害保険との違い

日本国内であれば、病気やケガで医療機関にかかっても自己負担は3割ですみます。しかし、海外では健康保険が使えないため高額な治療費がかかってしまうのです。そのため、海外旅行に適した保険として海外旅行保険が開発されました。海外旅行保険の正式名称は、海外旅行傷害保険です。一般的に、傷害保険というと病気は対象外でケガによる通院や入院を補償する保険です。

しかし、海外旅行傷害保険では「病気による治療についても補償される」のが特徴の一つです。では、ケガによる補償として傷害保険に加入していれば、海外旅行傷害保険は必要ないのでしょうか。実は、そうとも言い切れない理由があります。これを理解するには、海外旅行傷害保険と傷害保険の違いを押さえておくことが必要です。

傷害保険は、一般的に通院時や入院時に日額で保険金が受け取れる設計になっています。また、手術や死亡に対して保険金が出る商品もあります。支払われる保険金の額は、加入時に決まっており、補償の金額によって毎月の保険料が変わるのが一般的です。一方で海外旅行傷害保険は「上限額までであれば治療にかかった費用がすべて支払われる」という実費払い方式が採用されています。

支払いの対象となる期間も旅行期間に限られており、帰国後は対象となりません。海外で病気やケガをして治療費が発生した場合、健康保険が利用できないため数百万円の治療費がかかることがあります。そういった状況では、5,000~10,000円の通院費用だけでは十分とはいえません。そのため、傷害保険に加入しているからといって海外旅行傷害保険に加入しないのは危険です。海外旅行に出かける際には、海外旅行傷害保険への加入を検討しましょう。

傷害保険がなくて損をした!よくあるトラブル事例とは

海外旅行でのリスクは、病気やケガに限ったことではありません。代表的なのは、航空機の遅延や欠航により現地滞在を余儀なくされた場合です。欠航の場合は、空港の近くでホテルがとれないケースも多く、交通費や宿泊費の負担が重くのしかかってきます。しかし、海外旅行傷害保険があれば、航空機の遅延や欠航に伴う宿泊費や交通費・食事代などが補償されます。

お金の心配が払拭できれば、いざというときも大きな不安に駆られることなく海外旅行を満喫することができるでしょう。また、旅行中に預けたスーツケースが破損してしまったり、カメラやスマホが壊れてしまったりすることもあるかもしれません。そんなときでも、海外旅行傷害保険に加入していれば損害額がしっかりと補償されます。(持ち物1つあたりに上限金額が設けられている場合があります)

他にも、パスポートや携行品の盗難についても補償されるなど、海外旅行中のあらゆるトラブルに対応した海外旅行傷害保険は、海外旅行を安心して楽しむためにはなくてはならないものです。せっかくの旅行の思い出を台なしにしてしまうことがないよう、しっかりとリスクに備えておくことが大切といえるでしょう。

クレジットカードに付帯されていないか要確認

海外旅行傷害保険は、クレジットカードに付帯されていることがよくあります。そのため、加入前にはしっかりと付帯がないかの確認を行うようにしましょう。ただし、クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険だけでは不十分な場合も少なくありません。たとえば、死亡は対象となるものの治療費は対象外といった場合や、補償金額が実費払いでなく低額なケースもあります。

また、海外旅行傷害保険が自動で適用される自動付帯と、旅行代金をクレジットカードで支払って初めて補償が受けられる利用付帯があります。利用付帯となっている場合、旅行代金を他の決済方法で支払ってしまうと一切の補償を受けることができません。

クレジットカードに付帯されている補償内容だけでは不十分と感じる場合には、別の海外旅行傷害保険にも加入し希望の補償が受けられるようにしておきましょう。
 

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