マネー
-
2019.7.29

「世に出回る投資案件の95%は詐欺」 騙されやすい人の特徴とは?

(写真=Thinkstock/Getty Images)
(写真=Thinkstock/Getty Images)
これまで、日本の教育機関は「マネーリテラシー」について積極的に教えてこなかった。その理由は、団塊の世代あたりまでは、セーフティーネットが充実していたからだ。「ご両親のお金に関するアドバイスはあてにならない」というつもりは毛頭ないが、この世代の両親から受ける際には注意が必要だ。

なぜなら、蓄え(ストック)と収入(フロー)の両方が充実しており、余計なことを考えないことが勝ちパターンだったからだ。 80年代には8%を超える預金利率、バブル期のピークから4分の1になった地価(国土交通省)、退職金の支給金額の減少(1975年:90.7%、2013年:75.5%、厚労省発表)、国民年金の支給額の引き下げ……、何ひとつとして老後を保障してくれるものなどない。

では、危機を感じて「今から自衛しよう」と考えたときに、一体何から始めたらいいのだろうか?考えなければならないのは、増やすことではなく、いかに守るかという点だ。大切なのは、まずは現状を知り、それに対する備えをすることである。

「世の中の投資案件の95%は詐欺」 いかに守るか?

「自衛」が必要な時代になっていることを述べた。最近、筆者はお金に関するセミナーを開催することが増えたが、老若男女さまざまな人たちが受講しにやってくる。世の中の常識が変わりつつある今、その時代性に合わせた勉強が必要なことを、誰もが気づき始めているからだといえそうである。

そして、これからは「お金に働いてもらう」という考え方が重要であり、投資を含めた複数の収入源を持つなどの対策をしたい。

資産形成の一番の味方が何かというと、それは時間である。行動するのに早すぎるということはないが、「世の中の投資案件の95%は詐欺」だそうである。冒頭でも述べたが、まず必要なのはいかに増やすかではなく、いかに守るかという点だ。

騙されやすい人の特徴とは?

(写真=Zephyr_p/Shutterstock.com)
それでは、もっとも詐欺に騙されやすい人とは、どんな人なのか?それは、「資金があり、かつ意欲がある人」だ。実は、筆者もかつては投資詐欺にあった経験があるので、その言葉の意味するところは、痛いほどよくわかる。筆者がマネースクールの開講を決意した理由も、それをきっかけとし、日本から騙される人をなくしたい一心である。資金を貯めるのは一苦労でも、それが失われるのは本当に一瞬のことだから。未然に防げた詐欺被害の防止や被害にあった方のケアを含めて、すでに約2億円の効果を上げている。

どの道の専門家であっても、資産形成に関しては、まったく別の世界のことだと思っているくらいでちょうどいい。安易に大切な資金を冒険させないで、まずは守りから固めてほしい。なぜなら、地雷の避け方さえ分かれば、自らの足で踏み出して経験を積むことができるからである。

文・俣野成敏(一般社団法人日本IFP協会金融教育研究室顧問)/ZUU online
 

【おすすめ記事】
「お金持ちは長財布」はもう時代遅れ?
報酬が高額なCEOランキング1位は500億円超えで「貰い過ぎ」と批判
「お金持ち」はどれくらいの所得、資産を持つ人?世間のお金持ち像
所得税の税負担を削減する「減価償却」とは?
年収400万だが親は裕福、一般家庭出身だが年収1200万、選ばれる男はどっち?

NEXT ライフステージごとに考える保険見直しのタイミング PREV プリペイドカード詐欺の被害に遭った場合、返金はしてもらえるの?

関連記事