マネー
-
2019.6.15

クレジットカード紛失に気付いたらまずやるべきこと

(写真=TierneyMJ/Shutterstock.com)
(写真=TierneyMJ/Shutterstock.com)
便利なクレジットカードは、その便利さゆえに紛失したときには、第三者が“便利に”使ってしまわないか心配です。しかし、紛失時の対処を事前に知っておけば、その万が一の事態にも冷静に対処できます。

紛失したらまずはカード発行会社の緊急連絡先に電話を

クレジットカードの紛失に気付いたら、その時点ですぐにカード発行会社の紛失・盗難時の緊急連絡先に電話しましょう。連絡先はカードのウラ面などに記されていますが、紛失時は確認できないので、あらかじめスマホなどに連絡先を登録しておきます。

電話で紛失したことを伝えると、すぐにカードの無効化手続きが取られるので、それ以降、不正利用されることはありません。

なお、銀行系カード会社が発行したキャッシュカード一体型のクレジットカードを紛失した場合は、銀行にも連絡してキャッシュカードの利用を停止してもらいましょう。

警察署への紛失・盗難届も必要

カード会社への連絡と同時に、警察署や交番への届け出も必要です。紛失の場合は紛失届を、盗難の場合は盗難届を最寄りの警察署または交番に提出します。この提出がないと、不正利用された場合に補償が受けられないからです。

紛失・盗難の届出をすると受付番号が通知されるので、それをカード発行会社に伝えます。諸手続きの詳細については、カード発行会社や警察署に確認してください。

なお、海外での紛失や盗難の場合も同じように、現地の警察署で紛失・盗難届を提出して、届出をしたことの証明書を受け取っておく必要があります。

不正利用されていないか明細書をチェック

カード発行会社の指示に従った手続きが一通り終わったら、カードが無効化されるまでの間に第三者による不正利用がなかったか、カード利用明細をチェックします。場合によっては翌月以降の請求になることもあるので、数ヵ月は注意して明細をチェックしましょう。

身に覚えのない不審な利用があればカード発行会社に問い合わせます。このとき、自分で使ったものを不正利用だと勘違いしないように注意しましょう。

例えば、決済代行会社を使っている店舗でクレジット利用すると、請求者がその決済代行会社になっていることがあります。また、請求者が店舗とは別名の運営会社になっているかもしれません。ショッピングモールでは、各店舗の名称ではなくモール名での請求となるケースもあります。

そのほか、ネットコンテンツの購入では、海外からの請求という形になっていることがあり、これも不正利用と勘違いしやすいケースです。また、家族カードの利用分を不正利用だと間違えないように、カード会社への問い合わせの前に家族に確認するようにしましょう。

その逆に、不正利用者が少額決済を繰り返している場合に、見過ごしてしまうことがあります。これは、目立たない金額にして、明細書の情報に埋もれさせることを狙った手口です。

いずれにせよ、普段からクレジットカードを利用した買い物については自分できちんと把握していれば、勘違いや見落としなどはないはずです。

盗難保険が適用されないケースもある

不正利用と確信される不審な利用を見つけた場合は、カード発行会社へ連絡して、盗難保険の申請を行います。なお、カードを紛失していない場合でも不正利用はありうるので、普段からカード利用明細を確認しておく習慣をつけておきましょう。

クレジットカードには基本的に盗難保険が付帯されており、不正利用分は補償されるため、支払い義務はありません。

カード発行会社やカード種別によって異なりますが、盗難保険の多くは、カード発行会社への紛失・盗難の連絡から60日前までの不正利用について補償されます。しかし逆に言えば、それより前の不正利用は補償されない可能性が高いということです。

そのため、持っているだけで使っていないカードがあり、その利用明細書をまったく確認していない場合には、不正利用されていることに気付かないまま補償期間を過ぎてしまい、第三者による不正利用分を支払わされることも考えられます。

そのほか、カードのウラ面の署名欄にサインがない場合も盗難保険を受けられません。カードが手元に届いたらすぐにサインしましょう。

カードの再発行後に行うべきこと

クレジットカードの紛失・盗難をカード発行会社に届け出ると、それまで使っていたカードが無効化されるとともに、新しい番号でカードが再発行されます。その手続きや再発行にかかる日数についてはカード発行会社から案内があるでしょう。通常再発行には1~2週間かかりますが、海外での紛失時に緊急再発行してくれるカード発行会社もあります。なお、ほとんどの場合、カードの再発行には手数料がかかります。

再発行されたカードが手元に届いたら、月々の料金をクレジット払いしている契約先(公共料金・電話料金・スポーツクラブ・電子マネーチャージなど)の登録情報を新しいカード番号に変更しましょう。そうしないと、それらの料金支払いが延滞扱いとなる可能性があります。

便利なクレジットカードだからこそ管理には細心の注意を

国内・海外、リアル店舗・オンライン店舗を問わず、クレジットカードの利用機会が増えるとそれだけカードの紛失リスクも増加するかもしれません。また近年クレジットカードの不正使用被害額も増加傾向にあります。便利なものであるからこそ、使用や管理に関しては十分に注意し、万一紛失・盗難にあったときにはカード会社および警察署へ迅速に連絡するようにしましょう。
 

【おすすめ記事】
「お金持ちは長財布」はもう時代遅れ?
報酬が高額なCEOランキング1位は500億円超えで「貰い過ぎ」と批判
「お金持ち」はどれくらいの所得、資産を持つ人?世間のお金持ち像
所得税の税負担を削減する「減価償却」とは?
年収400万だが親は裕福、一般家庭出身だが年収1200万、選ばれる男はどっち?

NEXT 生命保険の死亡保険金は相続時にどのような扱いになるのか PREV 密かに注目されているオペレーティングリースの利用が節税になる理由

関連記事