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2019.6.4

富裕層のための会員制コミュニティの目的とは

(写真=Steve Allen/Shutterstock.com)
(写真=Steve Allen/Shutterstock.com)
富裕層がネットワークのひとつとして活用しているのが「会員制コミュニティ(社交クラブ)」です。談笑や情報交換が目的の社交場のみならず、実はビジネスや投資のチャンスを生みだす場としても重要な役割を果たしているのです。

一般にはあまりなじみのない会員制コミュニティとは?

富裕層が集う「会員制コミュニティ」は世界中に数多く存在しています。

古くは1693年から続くイギリスにあるホワイツ・クラブや、18世紀のロンドンのウエストエンドで上流階級の男性が設立した「紳士クラブ」が社交クラブの草分けとして知られています。

日本でも1884年に外務大臣・井上馨(かおる)によって「東京倶楽部」が開設されたのをきっかけに、福沢諭吉の「交詢社」や近衛篤麿(あつまろ)、岡部長職(ながもと)、鳩山和夫による「日本倶楽部」などが次々と登場し、会員制文化が急発展を遂げました。多様化が進む近年ではさまざまな種類の会員制コミュニティが誕生しています。

富裕層の会員が多いコミュニティでは、入会条件として資力のほかにも現会員からの紹介状や家柄が含まれることもあります。そのため「富裕層が集まる会員制コミュニティ」といっても、特徴や入会条件、会員層はそれぞれ異なります。

富裕層が会員制コミュニティを利用する理由

富裕層は「必要なものにしかお金を使わない」と言われることもありますが、高額な入会金や年会費を支払ってまで会員制コミュニティを利用するには理由があるのです。

例えば「社会的・経済的ステータスの維持」の領域を超え、同じ価値観をもった人々との交流や日常生活では入手しにくい情報の共有。そして外の世界のしがらみに煩わされることなくプライベートな時間を満喫できるといったことが挙げられます。

また会員制コミュニティを利用することによってビジネスや投資のチャンスが生まれます。厳選された人々との交流を通してネットワークを拡大することで、お金がさらにお金を生む可能性があるのです。

日本で有名な会員制コミュニティ

アークヒルズクラブ――高級会員制クラブの老舗

アークヒルズクラブは、高級会員制クラブの老舗として1998年に誕生しました。アーク森ビルという高層ビルの一角(イーストウィング37階)に位置し、サントリーの佐治信忠氏など多数の財界著名人が会員であることで知られています。

自宅のようにくつろげる空間でありながらプライバシーを確保でき、一流のサービスや飲食を堪能できる環境を提供しています。また家族との時間や商談に利用できる施設もあり「多忙な富裕層の需要を満たすコミュニティ」を実現しています。

著名建築家兼アーティストのル・コルビュジエの作品を展示したアートギャラリーを設け、西洋と東洋を上品に融合した空間にこだわるなど、都会の中心にいながら、芸術性と知的性の高い空間を味わえる点も大きな魅力です。

個人・法人ともに合計250万円の入会金と入会預託金に加え、年会費24万円が必要となるほか、入会審査にあたり現会員 2 名の推薦状が必要です。

六本木ヒルズクラブ――ヤング富裕層や起業家が集まる

六本木ヒルズクラブは、六本木ヒルズ森タワー51階にあり、起業家を含む若い富裕層間で人気が高い会員制コミュニティです。

高級レストランからバンケットルーム、会議室まで設備している点はアークヒルズクラブと共通していますが「ビジネスと遊びの融合」をコンセプトにしているため、プライベートな時間を楽しみながらビジネスや投資のチャンスにつなげることが可能です。

個人・法人ともに入会金120万円、預託金50万円、年会費18万円とアークヒルズクラブよりも敷居はやや低めです。

東京アメリカンクラブ――在日米国人によって1928年に設立

東京アメリカンクラブは、東京倶楽部に在籍していた51人の在日米国人によって1928年に開設されたという背景から、インターナショナルな雰囲気を堪能したい富裕層に愛されています。

日本国籍保有者・法人は入会金350万円、預託金20万円、月会費2万2,000円~3万5,000円で、外国籍保有者や法人会員と比べると入会金が2倍以上に設定されていますが、ビジネスから家族のイベントまで幅広く利用できる施設の充実度は、高額な入会金を払う価値は十分にあるでしょう。

VIPが集う特別な空間でネットワークを開拓

いずれの高級会員制コミュニティも、いろいろな業界のVIPが集まる点は共通しています。富裕層ネットワークを開拓・拡大する場として、またビジネスチャンスを掴むきっかけの場として利用してみてはいかがでしょうか。
 

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