ライフスタイル
-
2020.10.26

老後に移住するなら人気と穴場どちらを選ぶ?物価が安くて医療・介護も充実の国を探せ

(写真=SolisImages/stock.adobe.com)
(写真=SolisImages/stock.adobe.com)
「老後は気候が穏やかで物価の安い国に移住したい」そう考えている人も多いのではないでしょうか。しかし充実した老後を過ごすためには、気候や物価だけでなく、治安や政治が安定していて、医療・福祉制度が整っていることも重要です。最新のデータを参考に、老後の移住先について考えてみましょう。

老後生活の充実度が高い国トップ10

まずはグローバル・アセットマネジメント企業Natixis(ナティクシス)の「グローバル・リタイアメント指数(GRI)」から、老後の生活の質と充実度が高い10ヵ国を見てみましょう。このランキングは4つの指数に基づいて、世界44ヵ国の老後生活の安定度を評価したものです。
  1. 健康
  2. 財政
  3. 生活水準
  4. 物質的な幸福度
トップ10ヵ国は安定した政治や治安、医療・介護制度のほか、雄大な自然に囲まれ、心身ともにリラックスして暮らせる環境に恵まれています。そのため健康指数が85%以上、生活水準指数が80%以上と、この2項目が特に高いという共通点があります。

▽GRIトップ10
10位 ルクセンブルク
9位 オーストラリア
8位 カナダ
7位 デンマーク
6位 スウェーデン
5位 ニュージーランド
4位 アイルランド
3位 ノルウェー
2位 スイス
1位 アイスランド
 

こちらもおすすめ
老後に移住するならここがいい!移住人気都市ランキング
アメリカ移住 永住権の取得法や市民権との違いについて

トップ10ヵ国の生活費は日本より高め

しかし、日本の年金受給額の範囲内で快適に暮らせるタイやインドネシアといったアジアや、ブラジル、メキシコといった中南米と比較すると、ランキング上位国の物価は決して安くありません。地域や生活水準によって差はあるものの、毎月の生活費は夫婦でおよそ2,600~6,200ドル(約28~66万円[1ドル≒107円換算、以下同])が必要です。

総務省の「家計調査報告2019年」によると、日本の高齢夫婦無職世帯の1ヵ月の平均消費支出は約24万円。トップ10ヵ国で経済的にゆとりのある海外生活を送るためには、日本の老後の生活費より少し多めに見積もる必要があるでしょう。

ランク外でも人気急上昇中のポルトガル。穴場的なその魅力とは?

「物価をそれほど気にせず、アジア圏以外で快適な老後を過ごせる移住先」として、ポルトガルの人気が急上昇しています。ポルトガルは数々の「老後を快適に過ごせる国ランキング」でもトップ10入りしている国でもあるのです。

年間の平均気温は真冬で10度前後、真夏で25度前後と過ごしやすく、自然遺産や美しい街並みが魅力。世界最大のデータベースNumbeoが治安や医療制度、物価などを評価した「生活の質指数」でも、高スコアを獲得しています。

小都市であれば毎月の生活費は1,500ドル(約17万円)程度、首都リスボンで2,200ドル(約24万円)と低めに抑えられます。また非EU国籍者である日本人でも、5年間の滞在後に永住権を取得すれば、医療費が無料になるという特典があります。

在日ポルトガル大使館から定年退職者・年金受給者用のリタイアメント・ビザの申請が可能なので、日本人にとっても比較的ハードルの低い海外移住先といえるでしょう。

このように移住先の選考基準に「生活の質」を入れ、より充実した老後生活を送れる国を探してみることも、老後に向けた楽しみの1つになるのではないでしょうか。
 

>>その他のおすすめ記事
【連載#2】銀座高級クラブのソムリエが教える 大人のワインの選び方
【連載#3】ビジネスパーソンに人気の無料携帯アプリとは?
【連載#4】ビジネスパーソンに人気の無料携帯アプリとは?
住宅購入は増税後これからが本番?見逃せないお得な3つのケースとは
楽天ペイ、PayPay、LINE Pay…スマホ決済、今最も得するサービスはどこ?

関連記事