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2020.8.12

いますぐ考えておくべき「老後」 実際にみんな、何を不安に思っている?

(写真=beeboys/stock.adobe.com)
(写真=beeboys/stock.adobe.com)
「年金2,000万円問題」などが波紋を広げ、あらためて働き盛りのころから老後に備えることの重要性が認識されるようになっています。この老後問題、実際に人々はどのような悩みを抱えているのでしょうか。各社が実施したアンケートをもとに、最新の「老後の不安に関する意識調査」を分析していきます。

「不安を感じる」のは30代が最も多く、40代が続いて多い

この意識調査は警備会社大手のセコムが2019年12月に発表したものです。20代以上の男女計500人を対象にアンケートを行い、老後に関してどのような点が不安に思われているのかを調べています。

まず、性別・世代別に老後に不安を「感じる、または感じた」「どちらかといえば感じる、または感じた」と答えた人の合計割合を紹介します。

男性20代:78.0%
男性30代:90.0%
男性40代:84.0%
男性50代:74.0%
男性60代以上:86.0%

女性20代:92.0%
女性30代:94.0%
女性40代:92.0%
女性50代:92.0%
女性60代以上:90.0%

男性平均は82.4%、女性平均は92.0%で、ともに30代は全世代の中で最も老後を不安に思っている人が多いことがわかります。男女ともに次に多いのが40代という結果でした。

また、全体での平均は87.2%でした。2017年が82.4%、2018年が82.8%だったので、老後に不安を感じる人は年々増えていることがわかります。

 

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不安なことは「経済的な負担に関する不安」が最多

続いて、不安に感じるものの中で最もあてはまるものを選んでもらったところ、全体では下記のような結果となりました(回答割合が1.0%以上のものを抽出)。

経済的な負担に関する不安:47.0%
病気やケガなどの健康不安:32.8%
介護に関する不安:6.4%
自然災害で逃げ遅れる不安:4.1%
自宅で階段や風呂などでの転倒事故の不安:2.5%
人間関係・近隣トラブルの不安:2.1%
犯罪に巻き込まれる不安:1.6%

「経済的な負担に関する不安」が最多という結果でした。

「貯蓄から投資へ」の流れはもっと進む?

経済的な負担に関する不安に対し、実際に人々はどのような対策を考えているのでしょうか。資産運用大手のアセットマネジメントOneが、興味深いアンケート調査結果を2019年6月に発表しています。

その調査結果によれば、「年金2,000万円問題」の端緒となった金融庁の報告書の話題を受け、退職後の生活資金のために「もっと貯蓄する」と答えた人は20.0%でしたが、「もっと投資する」と答えた人はそれを上回る26.7%と高くなっています。

日本人は世界的にみても投資よりも貯蓄が主流な国として知られていますが、老後のための資産形成に向けてこうした流れに変化が起きつつあるのでしょう。政府が「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げて経済政策に取り組んでいることも一因でしょう。

投資を始めることを検討するのも一つの手

投資にはもちろんリスクもついてまわりますが、マイナス金利時代においては貯蓄をしていてもほとんど資産が増えないというのも事実です。老後のことを考えれば、許容できるリスク範囲を見定めつつ、投資を始めることを検討するのも1つの手といえるでしょう。

文・岡本 一道
政治経済系ジャーナリスト。日本の国内メディアと海外メディアの両方でのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会・文化など幅広いジャンルにおけるトピックスで多数の解説記事やコラムを執筆。ニュースメディアのコンサルティングなども手掛ける
 

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