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2020.8.8

世界で最も幸福な国・都市ランキング-東京はアジア圏6位

(写真=JenkoAtaman/stock.adobe.com)
(写真=JenkoAtaman/stock.adobe.com)
国連が世界156ヵ国の幸福度を評価した「世界の幸福度報告」の2020年版が発表され、日本は62位と前年から4つ順位を下げましたが、今年から追加された都市ランキングでは東京がアジア圏6位に選ばれました。世界・アジア圏ランキングの結果とともに、日本の幸福度を上げる2つのキーワードを見てみましょう。

世界で最も幸福な10ヵ国

この調査は世論調査による幸福度の平均スコアと6つの評価項目(GDPの水準、平均余命、寛大性、社会的支援、自由、腐敗・汚職)に基づき、国民の視点から見た幸福度を評価したものです。

8回目となる2020年版では、3年連続で首位に輝いたフィンランドを筆頭に、欧州諸国がトップ10をほぼ独占しました。ルクセンブルクが大きく順位を上げてトップ10入りを果たした一方、昨年9位だったカナダは11位に後退しました(括弧内は2019年版の順位)。

1位 フィンランド(1位)
2位 デンマーク(2位)
3位 スイス(6位)
4位 アイスランド(4位)
5位 ノルウェー(3位)
6位 オランダ(5位)
7位 スウェーデン(7位)
8位 ニュージーランド(8位)
9位 オーストリア(10位)
10位 ルクセンブルク(14位)

 

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アジアで最も幸福な国・都市

アジアで最も幸せな5ヵ国は台湾(世界25位)、シンガポール(31位)、ウズベキスタン(38位)、カザフスタン(50位)、フィリピン(52位)。いずれの国も1人あたりのGDPや社会的支援、平均余命、自由など、幸福度に貢献するポジティブな要素のバランスが比較的とれている点が高評価につながっているのではないでしょうか。

日本は世界62位(アジア圏8位)と前年から4ランクダウンしたものの、173都市の幸福度を評価した都市ランキングでは台北(47位)、シンガポール(49位)、バンコク(56位)、アルマトイ(68位)、タシケント(75位)に次いで、東京(79位)がアジア圏で6位となりました。

日本の幸福度を上げる2つのキーワード

日本の評価を下げている項目は、「寛容さ」と「人生の選択をする自由」です。ここでいう寛容さとは自分だけではなく周囲への寛容さ、慈愛を意味します。

例えばフィンランドでは、人口のほぼ半数が定期的に慈善団体に寄付をしたり、3分の1が慈善活動を行ったりしているのに対し、日本は「寄付文化の希薄な国」であることが指摘されています。英チャリティエイド財団が世界の慈善活動への関心を調査した「世界寄付指数(WGI)」では、126ヵ国中107位となっています。

周囲への慈愛や思いやりが幸福感や心身の健康と強い関連性があることは、数々の研究結果で報告されているので、「寛容さ」の向上は今後日本が幸福度をアップさせるうえでポイントになりそうです。

また、日本では社会構造や教育制度、文化的な背景から、人生の選択をする自由度が低いとの指摘があります。社会構造などをすぐに変えることは困難です。しかし寄付や慈善活動などを通して個人の寛容さを高めるとともに、自分の子どもには自分で人生を開拓する選択肢を与えるなど、自由と責任感をもたせる子育てを意識していくことで、国全体の幸福度の向上につながるかもしれません。

幸福について、そして「寛容さ」と「人生の選択をする自由」について、思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
 
文・Allan
国際コンサル企業などの翻訳業務を経て、ファイナンシャルライターに転身。現在は欧州を基盤に、多数の大手金融メディアで執筆活動中。国際経済から投資、資産運用、FinTech、ビジネス、行動経済学まで、広範囲に渡る「お金の情報」にアンテナを張っている
 

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