ライフスタイル
-
2020.5.26

【連載#4】ワンランク上の賢いクルマの選び方


会社オーナーなどは法人名義でクルマを取得することで税金対策を行うことができます。この節税対策はネットや雑誌などでも頻繁に紹介されていることから活用している人が多いはず。一方で、同じ節税対策ができるはずの個人事業主の中には、この仕組みを知らない人も少なくないようです。クルマに関する節税対策についてご紹介しましょう。
 

節税対策なら4年落ちの高級輸入車が有利

富裕層であれば、会社の経営者であったり、個人の資産管理会社など、なんらかの形で法人を持っているケースがほとんどです。社用車として法人名義にすれば、クルマの取得費は減価償却の対象となります。また、保険や税金、駐車場代なども経費として計上することができます。

ただ、個人事業主の場合、購入したクルマは仕事だけでなく、プライベートや日常生活でも使うことが想定されます。ですので、費用の全額を経費として認めてもらうのは難しいかもしれません。そこで、どの程度の割合で仕事としてクルマを使っているかを割り出して確定申告することになります。

ちなみに、「社用車は4ドアでないと認められない」といわれていますが、実際に自らの資産管理会社名義で数々の高級輸入車を乗り換えてきた富裕層によると、「メルセデス・ベンツの2ドアクーペ、マセラッティやアストンマーチンといった、いわゆるスポーツカーも問題なく社用車として認められました」とのこと。心配なら購入前に税理士などに相談してみるといいでしょう。

紹介制の完全予約型商談で高級車を販売している営業マンに話を伺いました。

「お客さまの中には新車登録から約4年、厳密にいえば3年10カ月以上経過した中古車ばかりを乗り換えて、毎年のように節税を図っている方もいらっしゃいます。約4年以上経過した車両は、税法上、定率法による減価償却で1年での償却が可能となっているからです。ちなみに新車の場合、法定耐用年数は6年になりますので、6年を掛けて減価償却していくことになります。ここが、4年落ちの高級輸入車が節税対策に向いているといわれるポイントなのです」
 

こちらもおすすめ
株やっぱりカッコいい…憧れのスポーツカー6選
世界の「企業経営者の愛車5選」 バフェットが愛した日本車とは?

リセールバリューが強いクルマほど、手元にお金を残せる

では、具体的な例を挙げて、どれくらいの税金対策ができるかを検証していきましょう。ここでは、会社の経理上、今期1,000万円の利益が出ているので、この1,000万円を損金計上できないかと考えたとします。そこでメルセデス・ベンツを購入して、損金計上することにしました。

新車登録から4年が経過したメルセデス・ベンツを1,000万円で購入。このクルマは定率法による1年償却が可能なので、1,000万円全額を損金計上しました。法人税率を34%と仮定すると、クルマを購入して損金計上したことで1,000万円×34%=340万円の節税効果(利益の繰り延べ)が発生します。

では、このメルセデス・ベンツを1年後750万円で売却できるとしたらどうなるでしょう。1年前にクルマを買わずに納税していた場合、1,000万円に34%課税されて手元に残る金額は660万円。一方、クルマを買った場合は1年後に売却することで750万円が残ることになります。つまり、クルマを買ったことで90万円多く手元にお金を残すことができたわけです。

では、このメルセデス・ベンツが1年後に500万円でしか売却できなかった場合はどうでしょうか。1年前にクルマを買わずに納税していた場合、1,000万円に34%課税されて手元に残る金額は660万円。一方、クルマを買った場合は1年後に売却することで500万円が残ることになります。つまり、クルマを買ったことで1年後、手元に残るお金が160万円少なくなってしまったことになります。ただし、手元に残るお金は減ってしまいましたが、340万円引き(節税分)でクルマを買って、それを1年間使用することができたわけです。

ですので、節税対策としてクルマを購入する場合には、ぜひ、リセールバリューが強い、つまり値落ちがしづらい車種やモデルを選ぶのがポイントです。

※本文中の例はあくまでも一例です。法人税の税率は所得によっても異なります。また、何年間で減価償却できるかは、クルマが新車なのか、もしくは何年を経過した中古なのかによっても異なります。詳しくは国税庁のホームページなどで確認してください。
 

>>その他のおすすめ記事
【連載#2】銀座高級クラブのソムリエが教える 大人のワインの選び方
【連載#3】ビジネスパーソンに人気の無料携帯アプリとは?
【連載#4】ビジネスパーソンに人気の無料携帯アプリとは?
住宅購入は増税後これからが本番?見逃せないお得な3つのケースとは
楽天ペイ、PayPay、LINE Pay…スマホ決済、今最も得するサービスはどこ?