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2020.5.23

【連載#3】ワンランク上の賢いクルマの選び方

クルマの値段は中古車より新車のほうが高いのは当然のことです。中古車市場で取引される車両価格は、新車登録からの経過年数、走行距離、内装や外装の状態などによって決まってきます。しかし、ある程度の年数が経過したクルマはその希少価値から時には新車価格より高く取引されることもあります。クルマの価格変動について考えてみました。
 
一般的に、クルマは新車登録をされてから最初の2年くらいで大きく値段が落ちる傾向があります。中古車に比べて、新車の値落ちが大きいと言われるのはこのためです。自分が初めての所有者である新車と、誰が乗っていたのか分からない中古車で価格が大きくことなるのは当然の流れでしょう。

その後、新車登録から5年も経過すると値落ちのカーブもだいぶ緩やかになってきます。そこから10年、15年と経過し、最終的には大半のクルマが数万~10万円という金額で取引されるようになります。中古車業界では、もうこれ以上落ちないという金額を「底値」と呼んでいます。

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しかし、底値は車種によってもだいぶ異なります。メルセデス・ベンツやBMWなど、ドイツ車の一般的なモデルは最終的にはだいたい車体価格10万円や20万円、メルセデス・ベンツの高級セダン「Sクラス」なら50万~60万円程度となっています。下の表はメルセデス・ベンツS600のセカンダリーマーケットの相場を示したものです。

メルセデス・ベンツS600のセカンダリーマーケットの相場
 
発売年 状態 走行距離
(Km)
乗り出し
価格
形式
2019 新車 0万 2,600万円 W222後期型
2018 中古 1万 1,800万円  
2017 中古 2万 1,000万円  
2016 中古 3万 850万円  
2015 中古 4万 750万円  
2014 中古 5万 700万円 W222前期型
2013 中古 5万 400万円  
2012 中古 6万 340万円  
2011 中古 6.5万 330万円  
2010 中古 7万 320万円  
2009 中古 7万 300万円 W221後期型
2008 中古 8万 210万円  
2007 中古 9万 180万円  
2006 中古 10万 150万円 W221前期型
2005 中古 10万 110万円  
2004 中古 11万 100万円  
2003 中古 11万 90万円  
2002 中古 11万 80万円 W220後期型
2001 中古 10万~15万 60万円  
2000 中古 10万~15万 60万円  
1999 中古 10万~15万 60万円 W220前期型
1998 中古 10万~15万 200万円 W140後期型
1997 中古 10万~15万 200万円  

※1999年はS600の中で一番不人気で市場相場が安い。
※1997年までくると、昔ながらのデザインや乗り心地、また希少性でコンディションがよいと値段が上がってくる。    

一方で、メルセデス・ベンツの「AMG」やBMWの高性能スポーツモデルの「Mシリーズ」などは底値が100万円以上にもなるケースがあります。

紹介制の完全予約型商談で高級外車を中心販売している営業マンによると、「特にBMWのM3については、6~7年前では底値の100万円前後で取引されていたモデルが現在では、150万~200万円程で取引されています」と言います。

また、最近では日本でも旧車ブームで、昭和の時代のクルマが高額で取引されています。ある中古車情報サイトで検索すると、1972年の日産スカイライン(走行距離8万キロ)は約450万円、1980年の日産フェアレディ(走行距離不明)が約300万円で取引されていました。このようにある程度の年数が経過することで希少価値が高くなり、クルマの値段は底値から一転して上昇していく傾向にあります。

さて、中古車を購入する際に気をつけたいのがフルモデルチェンジのタイミングです。一般的にフルモデルチェンジが実施されると、中古車市場では先代のモデルが一気に値下がりします。ただ、フルモデルチェンジが発表されるとすぐに値下がりするわけではなく、発売から1年程度経過し、中古車市場に出回り始めてからとなります。

ちなみに、フルモデルチェンジを行ったばかりの新古車を投機目的で買う人もいるとか。購入輸入車などの場合は、中古市場に出回る前に売ることができれば、売却益が出ることも少なくないようです。
 

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