【連載#2】銀座高級クラブのソムリエが教える 大人のワインの選び方

コース料理などの場合、ボトルワインを注文するとなかなかすべての料理に合わせてワインを楽しむことができません。そんなときはグラスワインを注文すると便利です。また最近ではソムリエが飲料をペアリングしてくれるお店がはやっています。ワインの値段に関しても、いまやスマホで簡単に検索することが可能です。
 

ワインボトル1本は750ミリリットル。グラスにしておよそ6杯分

ワインのボトル容量は750ミリリットルが一般的です。なぜその数字になったのでしょうか。その昔、ワインの消費大国であったイギリスでは「ガロン」という単位が使われていていました。1ガロン(英)は約4.5リットル、ワイン1ケース12本でちょうど9リットル=2ガロンです。フランスのボルドーからイギリスへワインを輸出する際にキリがよく計算などが便利だったからといわれています。

なお日本で生産されているワインには720ミリリットルも多い傾向です。これは日本酒の酒瓶が関係しておりワインより先に720ミリリットル(4合)の瓶が出回っていたことから定着したといわれています。では750ミリリットルのワインをグラスに注ぐと、およそ何杯分となるでしょうか。一般的には約6杯分です。

つまり大切な人とのデートなどの際、ボトルワインを注文すると1人あたり約3杯となります。よほどの酒豪ならいざしらず、1回の食事でボトルはせいぜい2本が限度ではないでしょうか。あまりお酒が強くなければ1本で十分かもしれません。フレッシュな白ワインを1本注文したけれど、コースのメイン料理として肉料理が出てきたときに、赤ワインが飲みたくなることも想定しておきましょう。
 
スーツに着用する一般社団法人日本ソムリエ協会(JSA)認定のソムリエバッジ
銀座の高級クラブでソムリエとして活躍する前田健司さん(仮名)に、ワインについてのお話をうかがってみました。

「食事とワインを出しているお店では、1杯ごとに注文できるグラスワインを提供しているところがほとんどです。ソムリエがいなくても、お店の方に聞けば『この料理にはこのワインが合う』と教えてくれるはずです。少人数での食事にはグラスワインはとてもありがたいものです。一方で流行しているスタイルは、料理に合わせてソムリエが飲料をペアリングしてくれるお店」(ソムリエ・前田さん)

「これなら、さまざまなお酒を楽しむことができますのでおすすめです。飲食店はサービス業なので、スタッフが教育されていて自分の店の食事やワインのメニューをきちんと説明し提案できる店がいいですね」(ソムリエ・前田さん)

ではワイン通の人たちはどのようなお店なら合格点を出すのでしょうか。IT会社を経営する山﨑徹さん(仮名)にもお話をうかがいました。
 

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ラベルの写メで、ワインの歴史や値段が分かるスマホアプリも!

「一昔前は、仕入れ値の3倍以上で出している料理店もめずらしくありませんでした。でも最近では、ワインボトルのエチケット(ラベル)の写メを撮るだけで、そのワインの特徴やアベレージプライスが分かるという便利なスマホアプリがあります。そのため店側もうかつには高価な値段を付けづらくなっています。『また来てもいいな』と思える店は、ワイングラスにもこだわりを持っている店ですね」(山﨑さん)

「特に赤ワインはグラスの形状で味わいも大きく変わってきますから。ワイングラスの種類はもちろんですが、きれいに磨いてあるかどうかも気になります。ワイングラスは汚れが目立つので、そこまでしっかりと気を配っているかどうかは重要な判断基準です。ある地方のワインばかりを集めているお店も気になりますね。特にイタリア産のワインは種類も豊富ですから」(山﨑さん)

「気に入ったお店では、オーナーやスタッフと仲良くなっていいワインが入ってきたら連絡をもらうようにしています。そんなお店を守備範囲として2~3件持っておくと、会食やデートにとても役立ちますよ」(山﨑さん)

一方、せっかくいいワインをそろえても、その保管方法が雑だとワインの劣化にもつながりかねません。ワインはとても繊細な飲み物ですので、飲食店の保管方法も気になるところです。

「言い出したらキリがないのですが、暖かい室内や日の当たる場所に置いてあるのは論外です。また湿度調整ができない冷蔵庫に野菜や肉と一緒に保管しているのもワインにとってはNG。一般の冷蔵庫ではコルクが乾燥してしまいワインの品質が落ちてしまいますし、開け閉めが頻繁な冷蔵庫だとその振動でワインの適正な熟成が妨げられてしまうからです。できればワインセラーで大切に保管してほしいですね。そんなお店からは、ワインへの愛情を感じることができます」(山﨑さん)


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