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2019.11.2

意外と混乱する?マツダやメルセデス・ベンツ、BMWのグレード

(写真=Grzegorz Czapski/Shutterstock.com)
(写真=Grzegorz Czapski/Shutterstock.com)
マツダ車の相次ぐ車名変更が話題を呼んでいます。これはメルセデス・ベンツやBMWなどの高級輸入車を意識したものだと思われます。今回はマツダの車名変更の背景を解説するとともに、メルセデス・ベンツやBMWのグレードや価格帯との比較も紹介します。

アクセラに続きアテンザ、デミオも車名変更、ロードスターはどうなる?

2019年に入って国内市場向けのマツダの車名変更が続いています。まず、マツダの新世代商品の第一弾として、2019年5月にアクセラをフルモデルチェンジして「MAZDA3(マツダ・スリー)」として販売しました。

同社のフラッグシップモデルであるアテンザは同年7月にマイナーチェンジして「MAZDA6(マツダ・シックス)」になり、5ドアハッチバックのデミオは同年9月にマイナーチェンジして「MAZDA2(マツダ・ツー)」に車名が変更されました。

ちなみに日本では車名にペットネームという愛称的な名前を古くから用いられていますが、これは米国がペットネームを採用していて、その影響を受けているといわれています。

車名変更は単にグローバルのネーミングに統一したというわけではなく「マツダというブランドでお客様に選ばれたい」というマーケティング戦略が背後にあります。そのため車名にマツダというワードを入れることでマツダブランドを押し出してきたのです。

国内で認知されてきた車名を変更することについて、マツダ社内でもさまざまな議論を呼んだといいます。社名+車名でわかりやすくなるという意見がある一方で、これまでの車名に愛着がある層からは反対の声が出るのではないか、数字だけだと混乱するのではという懸念もあったそうです。

マツダはもともと海外市場では英数字を組み合わせた車名で販売しており、ペットネームは日本市場だけでした。今回の決定でマツダの国内商品群の車名は「MAZDA ROADSTER(マツダ・ロードスター)」を除き海外市場向け車名に統一されました(軽自動車や商用車は除く)。

「MAZDA ROADSTER」は海外では「MX-5」という車名で販売されてきたのですが、今後も日本国内では「MAZDA ROADSTER」の車名が維持される可能性が高いといわれています。

マツダは「MAZDA ROADSTER」のみ車名を変えないことについて、「歴代モデルのファンが多い」ことや「ボディスタイルを示す名称としても用いられている」こと、「MAZDA ROADSTERの名前そのものがマツダの財産である」ことを理由に挙げています。

マツダの車名変更は高級車への路線変更?

欧州の高級車の多くは英数字だけの簡素な車名を採用していて、それにならったマツダの車名変更は国内メーカーとしては初の試みでした。これはあきらかにメルセデス・ベンツやBMWなどの高級輸入車の路線を意識したものです。

マツダは今後、ブランド価値を高め日本国内での販売台数を伸ばすことを方針として強く打ち出しています。黒を基調とする高級感のある店舗を増やし、顧客満足度を高めることで高級車からの乗り換え需要を狙います。

マツダは愛馬と心を通わせるようなエモーショナルな魂動(こどう)デザインの追求、次世代ガソリンエンジンSKYACTIV-X(スカイアクティブ・エックス)の開発といった特徴を生かした新型車の導入も予定しています。

メルセデス・ベンツ、BMWと比較したマツダの位置づけは?

メルセデス・ベンツやBMWといった欧州の高級車とマツダ車の価格帯を比較した場合、どのくらいの違いがあるのでしょうか。

メルセデス・ベンツの価格帯

メルセデス・ベンツではセグメントやボディ形状の違いをクラスという表記で区分けしています。

「Aクラス」328万~
「Bクラス」384万円~
「Cクラス」463万円~
「Eクラス」714万円~
「Sクラス」1,138万円~

ただ「Sクラス」といっても価格帯は幅広く最上位の「Mercedes-AMG S 63 4MATIC+ Cabriolet」にいたっては、2,846万円もするため2倍以上の価格差があります。

他にも2シーターカブリオレタイプの「SL」1,305万円~、クロスカントリービークルの「Gクラス」1,170万円~、ミニバンの「Vクラス」738万円があります。

また「CLA」「GLA」「GLC」「GLE」「GLS」「SLC」などは、最後のアルファベットがクラスを指していて、そのクラスをベースにした車ということです。

さらにメルセデス・ベンツにはハイパフォーマンスモデルの「AMG」、小型車の「smart」、電気自動車の「EQ」などの幅広いラインアップがあります。

BMWの価格帯

BMWではシリーズという表記で区分けしています。数字が上がるにつれてセグメントや排気量が大きくなっていきます。

「1シリーズ」334万円~
「2シリーズ」377万円~
「3シリーズ」452万円~
「4シリーズ」573万円~
「5シリーズ」649万円~
「6シリーズ」826万円~
「7シリーズ」1,090万円~
「8シリーズ」1,714万円~

またSUVの「X」423万円~、2シーターカブリオレタイプの「Z」566万円~、ハイパフォーマンスモデルの「M」630万円~、プラグインハイブリッドの「i」543万円~などは、アルファベットの後にくる数字がシリーズ名を表しています。

マツダの価格帯

マツダも数字が大きくなるほどセグメントや排気量が大きくなっていきます。SUVの「CX-30」は、「CX-3」と「CX-5」の間に位置します。

「MAZDA2(旧デミオ)」157万3,000円~
「MAZDA3(旧アクセラ)」222万1,389円~
「MAZDA6(旧アテンザ)」289万3,000円~
「MAZDA CX-3」216万7,000円~
「MAZDA CX-30」239万2,500円~
「MAZDA CX-5」261万8,000円~
「MAZDA CX-8」294万8,000円~
「MAZDA ROADSTER」が260万1,500円~

メルセデス・ベンツやBMWのラインアップと比べるとマツダ車両価格は半数程度にとどまっていて、車両価格も150万~350万円と、メルセデス・ベンツの「Aクラス」、BMWの「1シリーズ」以下で購入できます。
 

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高級輸入車からマツダへの買い換えも

メルセデス・ベンツやBMWと比較すると手に入りやすい価格帯ということから、今後のブランドイメージの定着によっては高級車から乗り換える人も出てくるでしょう。また欧州の高級車の中古車を購入する層からも需要がありそうです。マツダの戦略が吉と出るか凶と出るか今後も注目が集まるでしょう。
 

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