投資・資産運用
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2021.1.24

3つのカテゴリから選ぶ株アプリ!投資初心者におすすめはどれ?

(写真=mrmohock/stock.adobe.com)
(写真=mrmohock/stock.adobe.com)
いつでもどこでも、スマホから株式投資に関する情報収集、分析を手軽に行えるのが株アプリです。株アプリにはいくつか種類があり、取引用、管理用、情報収集用と、用途が少しずつ異なります。株投資初心者でも使いやすい株アプリの特徴を見ていきましょう。
 

株アプリは大きく3つに分類できる

株アプリとは、スマホやタブレットで株式投資に必要な情報収集や分析ができるアプリのことです。アプリを使えば、パソコンを開かなくても場所を選ばず手軽に情報を確認できるので、便利です。多くの株アプリがリリースされていますが、大きく以下の3つに分類できます。

(1)証券会社が提供するアプリ<br>
(2)トレードサポートアプリ<br>
(3)情報収集に活用できるアプリ<br>

実際に株取引ができるものやゲーム感覚で投資を学ぶもの、情報収集に特化したものなどがあります。

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株アプリの種類(1)ネット証券会社が提供するアプリ

ネット証券の強みは、何といっても株式手数料の安さです。ネットを使って自分で直接注文するので、時間のロスが少ないこともメリットといえます。

担当者制の株式取引の場合は、電話して担当者につないでもらったり、注文を確認したりするため時間がかかります。その間も株価は刻々と変動しているので、わずかな時間のロスによって、注文のタイミングを逃すこともあるでしょう。

このようなわずらわしさがないのが、ネット証券です。株式手数料の安さや手軽さから、ネット証券を選ぶ人が増えています。ネット証券が提供するアプリにフォーカスして、それぞれを比較してみましょう。

大手ネット証券アプリの比較

ネット証券には、大手ネット証券や新興ネット証券があります。大手ネット証券の株アプリの特徴は、幅広い商品に投資できることです。例えば、信用取引や1単元に満たない単元未満株、通常の取引所ではなく私設取引システムに取り次ぐPTS取引などがあります。信用取引とは、保有株式を担保に株式購入資金を借りて取引したり、保有していない株式を借りて売却の取引から始めたりできるものです。

まず、大手ネット証券が提供する株アプリにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

▽大手ネット証券のアプリの特徴
 
ネット証券 アプリ名 特徴
SBI証券 SBI証券 株アプリ ・NISAや信用取引にも対応
・用途別のボタンを配置しているのでアクセスしやすい
・株価自動更新や充実の投資情報
・株主優待検索機能あり
・国内株式と投信合わせて1万銘柄を登録できる
楽天証券 iSPEED ・信用取引や米国株式取引、PTS取引にも対応
・注文方法が多彩
・投資情報画面を自分好みにカスタマイズできる
・15種類のテクニカルチャート
・株アラート機能を使えば必要な情報を通知
マネックス証券 マネックストレーダー ・信用取引にも対応
・株価自動更新
・最大30日先まで期間指定注文可能
・多彩なランキング情報でトレンドの確認ができる
・取引に必要な情報を取得しやすい画面配置
松井証券 株touch ・NISAや先物、オプション取引にも対応
・株価自動更新
・設定によりスピード注文が可能
・テクニカルチャートが充実
・指数、為替、株式ランキング、ニュースなどの投資情報が満載
岡三オンライン証券 岡三ネットトレーダー ・信用取引にも対応
・PCとスマホの自動同期
・長押しやスマホを振るなどスマホらしい直感的な操作で画面操作が可能
・ロイターや時事通信のニュース、株主優待、マーケット情報など豊富な投資情報
・銘柄情報には企業プロファイルあり

新興ネット証券アプリの比較

次に、新興ネット証券が提供するアプリについて見ていきましょう。新興ネット証券とは比較的新しい証券会社で、投資対象を特化しているのが特徴です。少額から投資を始められたり、SNSのようなコミュニティを作れたりするアプリもあります。アプリ画面のデザインがシンプルで、投資初心者でも操作しやすいように設計されているのも魅力です。

新興ネット証券が提供するアプリの特徴についてまとめました。

▽新興ネット証券のアプリの特徴
 
ネット証券 アプリ名 特徴
LINE証券 LINEアプリ(ウォレットタブからアクセス) ・日本株式、単元未満株、信用取引、ETF、REIT、投資信託に投資可能
・LINEのアプリを起動するだけ
・株のタイムセールがある
・LINE PayやLINE POINTを利用できる
・現物取引買付手数料無料
・株主優待情報、AIによる株価トレンド予想など投資情報満載
SBIネオモバイル証券 ネオモバ株アプリ ・日本株式、単元未満株、ETF、REIT、インフラファンドに投資可能
・Tポイントを使った株取引もできる
・月額220円(税込)で約定ごとの手数料0円(1ヵ月の約定代金合計50万円以下の場合)
・100円から設定できる株式定期買付
・1株からIPO(新規公開株)の申込可能
One Tap BUY One Tap BUY日米株 ・日本株式、米国株式に投資可能
・1,000円から購入OK
・銘柄選択から3タップで取引完了
・投資の基礎知識を漫画で学習
・基準価格に取引手数料が含まれている
ferci ferci ・日本株式、単元未満株に投資可能
・4タップで取引完了
・SNSのような投資コミュニティがある
・お気に入り銘柄を100銘柄まで登録可能
STREAM STREAM ・日本株式、単元未満株、信用取引可能
・株式手数料無料
・東証立会外取引あり
・SNSのようなオンラインコミュニティあり
・コラボイベント開催
STOCK POINT StockPoint ・日本株式、外国為替(米ドル)、REIT、投資信託、暗号資産に投資可能
・現金、本人確認不要
・ポイントを使った投資ができる
・株価変動が激しいときは、フリーポイントに交換して影響を受けないようにできる
・運用したポイントは株式や提携先ポイントへ交換可能
ネット証券比較ランキング
ネット証券
会社名
手数料
特徴
少額投資

最大21万5千円
キャッシュバック
手数料、IPO、外国株
全てトップクラス
100万円まで無料

楽天ポイント
200ポイントプレゼント
トレードツールが便利 100万円まで無料

現金1,000円
プレゼント
初心者へのサポート充実 50万円まで無料

最大20万円
キャッシュバック
米国株取引に強み 50万円まで
最大495円
IPOに注力 50万円まで
最大440円

ロボアドにおまかせタイプのアプリ比較

ロボアドとは、ロボットとアドバイザーを組み合わせたものです。さまざまな質問に答えることで、その人の投資方針を判断して、その人に適した資産配分を提案するものや、提案内容に応じて運用してくれる投資一任型があります。投資一任型はおまかせ運用となるので、投資初心者や仕事などが忙しく投資に時間を割けない人におすすめです。

ロボアドのメリットは、低コスト・オンラインで簡単手続き・少額投資の3つで、若い世代を中心に利用されています。ロボアドを活用したアプリについてまとめました。

▽主なロボアドとその特徴
 
ロボアド名 特徴
LINEスマート投資 ・投資対象はETF
・週500円から積立投資可能
・手数料は運用資産時価総額の年率1%(税抜)
・LINE上で取引でき、運用はロボアドが全自動で行う
・1万円台から始められるテーマ投資もある
トラノコ ・投資対象は独自で構成している3種類の投資信託
・おつり相当分をコツコツ投資
・最低投資金額5円から
・運用報酬年率0.3%(税抜)、月額利用料1ヵ月300円(税込)
・nanacoポイントやANAのマイルなどを使った投資も可能
WealthNavi ・投資対象はETF
・10万円から投資開始、それ以降は1万円以上で自動積立も可能(月1回定額、月5回定額、複数回定額)
・手数料は預かり資産評価額の年率1%(税抜)(現金部分を除く)
・6つの質問で運用プランを決める
・買付や運用はロボアドで、自動で資産のリバランスをしてくれる
FOLIO ・投資対象はETF
・テーマ投資、進化版ロボアド、おまかせ投資から選択可能
・手数料は預かり資産の年率1%(税抜)
・テーマ投資は1万円から、その他は10万円から投資可能
・進化版ロボアド、おまかせ投資は、リバランスも全部おまかせ
マメタス ・WealthNaviがETFで運用
・運用開始には1万円以上の入金が必要
・家計簿アプリの情報やクレジットカード決済された際のおつり相当分を投資
・手数料は預かり資産の評価額の年率1%(税抜)(現金部分を除く)
・買付もリバランスも全部おまかせ
THEO ・投資対象は最大30種類以上のETF、のべ1万1,000銘柄以上に相当
・AIを活用して市場の下落リスクを予想
・手数料は預かり資産額の0.65%から1%
・5つの質問で資産運用方針を設定
・最低投資金額1万円以上

株アプリの種類(2)トレードサポート

ここからは、自分の投資結果を自動で記録・分析するアプリや、実際の株式投資を勉強するためのバーチャルゲームアプリを紹介します。

投資管理アプリ

投資管理アプリは、これまでの投資結果を記録して自動でグラフ化し、見やすい状態にしてくれます。投資結果の分析にかかっていた時間を短縮できるので、とても有益で便利なアプリです。投資初心者にもおすすめですが、投資情報の収集に時間をかけたい投資中級者・上級者にも役立つでしょう。

人気の投資管理アプリをいくつかピックアップしました。

▽主な投資管理アプリとその特徴
 
投資管理アプリ 特徴
株view ・自動でトレードの記録・分析してくれる
・全体だけでなく、個別売買の可視化もしてくれる
・SBI証券、楽天証券、auカブコム証券、松井証券、GMOクリック証券、マネックス証券、SMBC日興証券、野村證券が対象
・複数ある証券口座データを集約してくれる
・国際規格「ISO/IEC 27001」を取得し、セキュリティ対策に努めている
TradeNote ・株式、FX、仮想通貨のトレード結果を入力すれば、記録や分析をしてくれる
・簡単操作で気軽に続けられる
・有料プラン(月額350円)を使えば年間チャートや分析チャートなどを利用できる
・Twitterと連携できるので、投資家と交流できる
・初期登録不要
ロボフォリオ ・複数の証券会社の口座情報を一元管理
・SBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券、auカブコム証券、GMOクリック証券が対象
・保有銘柄のポートフォリオを可視化
・過去の保有銘柄の状況も把握できる
・保有株やお気に入り銘柄の適時開示情報を閲覧可能

バーチャル投資系アプリ

「実際にお金を使って株式投資するのは少し不安…」「投資に慣れたい」という人におすすめなのが、バーチャル投資系アプリです。ゲーム感覚で、かつノーリスクで投資を勉強できます。バーチャル投資系アプリをまとめました。

▽主なバーチャル投資アプリとその特徴
 
バーチャル投資アプリ 特徴
トレダビ ・東証に上場している株式の実際のデータを使ってトレード
・取引は仮想1,000万円からスタート
・3ヵ月に1回大会を開催、豪華景品獲得のチャンスあり
・毎週ランキング公表、上位入賞者に景品あり
・信用取引の体験も可能
iトレ2 ・株式、信用取引、投資信託などに投資体験できる
・チャット機能で、他のプレーヤーとやり取りできる
・取引は仮想100万円からスタート
・現実の1週間がゲーム内では1年間
・株価は24時間365日変動
あすかぶ! ・実際に明日の株価の騰落を予想する(1日1銘柄)
・予想に必要な企業情報やチャート、参加者のコメントはアプリ内でチェック可能
・スレッド式掲示板で交流できる
・株や経済を学べる入門コンテンツあり
・過去取り上げた企業についても振り返って確認できる
株たす ・株価データは実際に東証から取得し、本物の銘柄を使って仮想取引ができる
・IPO投資体験ができる
・過去の株価の値動きを使って、スピード感や取引を体験できるクイックモード搭載
・漫画やイラストを使った株式入門コンテンツあり
・休日も夜も取引体験可能

株アプリの種類(3)情報収集アプリ

株式投資する際は、過去のデータだけでなく最新情報も確認しましょう。なぜなら株式投資は、さまざまな情報を駆使して、未来を予想しながら取引するものだからです。最後に、情報収集に特化したアプリを紹介します。

Yahoo!ファイナンス

Yahoo!ファイナンスの公式アプリです。お気に入り銘柄登録では、株価をチェックできるだけでなく、保有数や購入金額を入力すれば損益も自動で計算してくれます。株式はもちろん、米国株やETF、FX、投資信託などの追加も可能。掲示板があるので、他の投資家と情報交換できます。

スクリーニング機能やチャートもあるので、アプリだけでも簡単に分析が可能です。ニュース速報通知機能があるので、すぐに最新情報を確認できます。楽天証券やSBI証券、マネックス証券であればアプリと連携でき、Yahoo!ファイナンスアプリから各証券会社のアプリ起動も可能です。

四季報 株アプリ

会社四季報には、全上場企業の業績や今後の業績予想が掲載されています。四季報 株アプリは投資家のバイブルともいえる会社四季報を閉じ込めたアプリで、お気に入り銘柄を100銘柄まで登録可能です。ゲスト以外に、有料サービス会員のベーシックプラン(毎月税込1,100円)とプレミアムプラン(毎月税込5,500円)があります。

有料会員は、会社四季報の最新号をいつでもどこでも閲覧可能です。さらに、発売後に更新された情報を確認できたり、5人の達人が紹介する厳選注目株をチェックできます。マーケット情報や投資に役立つコラムも配信しているので、さまざまな方向から情報を収集できるでしょう。

Investing.com

世界70以上の金融市場データを配信しているアプリです。株だけでなく仮想通貨や為替、債券、指数先物などの情報を掲載し、掲載金融商品数は10万以上という圧倒的な情報量を誇ります。経済指標の公表予定日やその重要度、予想、結果などを掲載しているのも特徴です。

お気に入り銘柄を登録すれば、自分専用のポートフォリオの作成も簡単にできます。もちろん世界の最新ニュースも配信しており、相場分析の記事や動画も閲覧可能です。

まとめ:株アプリを使い分けて、快適な株投資を始めよう

株アプリにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があるため、使い勝手や自分の投資対象に応じて使い分けてください。特にトレードサポート系のアプリは、取引を行う証券会社や管理できるデータなどを見極めて選ぶと使いやすいでしょう。

投資初心者は、バーチャル投資系アプリで練習することをおすすめします。それによって、銘柄選定方法を学んだり相場観をつかめたりするでしょう。情報収集系アプリでは、データを重要視するか、ニュースやコラムを重要視するかで使い分けるとチェックしやすいです。お気に入りの株アプリを見つけて、ぜひ投資の勉強を始めてください。

文・山村 望愛
 

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