投資・資産運用
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2020.12.31

ランキングで知る米国株の魅力!人気銘柄の顔ぶれは?

(写真=cassis/stock.adobe.com)
(写真=cassis/stock.adobe.com)
近年の急速なIT化、グローバル化にともない投資人気の高まる米国株ですが、いま人気を集めているのはどのような銘柄なのでしょうか。時価総額と配当、米国と国内、さまざまな切り口から人気銘柄をランキング形式で紹介します。それぞれの特徴を見ながら、銘柄選びのヒントを得ていきましょう。
 

NYダウ、時価総額ランキングTOP10(11月24日時点)

テレビなどでよく耳にするNYダウは正式名称を「ダウ工業株30種平均」といい、その名の通り30の銘柄で組まれています。「工業」というものの現在は構成が見直され、多業種から少数精鋭で企業選定が行われています。

下記のランキングTOP10は、ほとんどが日本でも馴染みのある企業です。成長率は言わずもがなで、JPモルガン・チェースなどの伝統ある企業から、成長著しいIT企業群まで、そうそうたる顔ぶれとなっています。時価総額とともに見ていきましょう。

第1位 アップル[AAPL]:1,935,655,158(単位:千円、以下同)

世界的シェアを誇る「Mac」「iPhone」などのデジタルデバイスや、それらのソフトウェアを開発・提供している大手IT企業です。

第2位 マイクロソフト[MSFT]:1,588,535,808

「Windows」で有名なソフトウェア企業です。サーバー、デバイス、OSに加え、業務効率化ツール、ソフトウェア開発ツール、家庭用ゲーム機など幅広く手掛けています。近年、注目されている「VR」開発も行っており、今後も成長が期待できます。

第3位 ウォルマート・ストアーズ[WMT]:427,698,331

小売業をメインとし、スーパーマーケット、ディスカウントストアを展開しています。そのほか、会員制ディスカウントショップ「サムズクラブ」の運営、またレストラン経営も行っています。

第4位 ジョンソン・アンド・ジョンソン[JNJ]:378,743,914

ヘルスケア用品を主に扱う米国の持株会社です。目薬や胃腸薬などの一般用医薬品や栄養補助食品は日本でも知られていますが、そのほか病院で使用される外科手術製品・臨床検査機器なども扱っています。

第5位 JPモルガン・チェース[JPM]:359,291,695

銀行事業をメインとする金融企業です。クレジットカード発行のチェース・バンクUSAや、株式、債券を取り扱うモルガン・セキュリティーズといった投資銀行も手掛けています。

第6位 ビザ[V]:350,333,280

世界中で使用可能なクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの「Visa」を手掛けています。周辺事業として、近年急速に普及している電子決済やモバイル決済のオンラインセキュリティー管理、リスク管理なども行っています。

第7位 プロクター・アンド・ギャンブル[PG]:344,070,114

「P&G」で知られる一般消費財メーカーです。歯ブラシや洗剤、カミソリなどの家庭用品から工業用製品まで幅広く扱い、小売店等を通じて販売を行なっています。

第8位 ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]:317,911,867

個人、法人、公共機関に向けて医療保険を展開しています。周辺事業としては健康関連の情報提供や移動医療サービス、医療貯蓄口座の提供、その他医療関連の情報管理やソフトウェア開発、人材派遣からコンサルティングまで幅広く手掛けています。

第9位 ホーム・デポ[HD]:292,150,026

チェーン展開するホームセンターを運営しており、園芸用品、建材、日曜大工用品の取扱い、エアコンや温水器の据付工事、床工事サービスなども提供しています。自社ブランドも数多く開発しているのが特徴です。

第10位 ウォルト・ディズニー[DIS]:263,795,110

日本でも大きな人気を得ている総合エンターテインメント企業で、メディア部門ではテレビ局を9局、ケーブルチャンネルとラジオ局は35局運営しています。ディズニー・リゾートやディズニー・ワールドの経営、映画やDVD制作なども行い、事業は多岐に渡ります。
 

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SBI証券の米国人気銘柄ランキングTOP10(11月20日時点)

続いてはネット証券の老舗であるSBI証券です。業界最安水準のコストでネット証券口座開設数No.1である同社のランキングを確認すれば、投資家の興味が今どこに向いているのか、ある意味取引所の情報よりもリアルな傾向を知ることができるでしょう。

※当ランキングは売買代金を基準に選定されています。

第1位 グッドアールエックス・ホールディングス[GDRX]

医療消費者に向けてデジタルヘルスケアプラットフォームを開発・運営します。処方箋の価格比較ができるアプリやデータベースの自社開発、製薬メーカーとの統合ソリューション、遠隔医療サービスを行なっています。

第2位 テスラ[TSLA]

スポーツカーの「ロードスター」などをラインアップとする大手電気自動車メーカーです。売り上げの約50%が米国で、充電・蓄電システムも開発しています。

第3位 ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ[ZM]

個人から法人まで幅広い層に利用される、マルチデバイス対応クラウドプラットフォーム「ZOOM」を運営しています。音声・ビデオ会議、ウェブセミナー、チャット機能などの幅広い機能が用意されており、これらは全て同社開発のデータ圧縮技術により実現しているサービスです。

第4位 エヌビディア[NVDA]

ビジュアル・コンピューティング技術を提供するIT企業です。GPU(グラフィック・プロセシング・ユニット)や「GeForce」などのメモリ製品が有名で、その他モバイル通信から高性能コンピューター、ワークステーションなど幅広い対象に同サービスを展開します。

第5位 アマゾン・ドットコム[AMZN]

日本でも多くの人に利用されているオンライン小売大手です。会員制で通信販売サービスから音楽・動画配信コンテンツまで提供し、オンライン薬局も運営しています。

第6位 パランティア・テクノロジーズA[PLTR]

米軍や同国防総省、FBI、CIAなどに向け、ビッグデータの解析・分析を行なっています。防衛・諜報機関アナリストと民間セクターの2部署で運営され、リスク管理のプロとして事業を展開しています。

第7位 アップル[AAPL]

上記のNYダウ、時価総額ランキングで1位となったアップルですが、こちらのSBIの米国人気ランキングでもランクインを果たしました。大手IT企業だけあって、投資家からの注目度も高いようです。

第8位 スクエア[SQ]

POSシステムを開発・運用するソフトウェア企業です。売り上げ報告書作成や在庫管理はもちろん、売り手への翌日決済、振込システムの開発、またスマートフォン・タブレット向けソフトウェアも提供しています。

第9位 モデルナ[MRNA]

新型コロナウイルスのワクチン開発で知られる、大手バイオ医薬品メーカーです。細胞内タンパク質を生成する新技術によりワクチンを開発し、免疫療法を主軸としたパイプライン機能を持ちます。

第10位 ボーイング[BA]

航空機メーカーで、国内でも目にする民間航空機・商用ジェット機「ボーイング」シリーズから、ハミングバードなどの軍用機の製造まで手掛けます。また周辺事業として通信ネットワークシステム、ミサイル防衛システム、有人宇宙飛行、着陸システムなどの開発・管理も行なっています。

米国株の配当利回りランキングTOP10(11月23日時点)

米国は投資先進国ということもあり、株主還元への意識が非常に高い傾向にあります。高配当、連続増配の銘柄を掴むことができればチャート上にはない楽しみを得ることが可能です。米国株の配当利回りランキングは、多数のホームページで掲載されています。ここでは「投資の森」がまとめているランキングを参考に見ていきます。

第1位 ジェイ・ジル[JILL]:200.66%(株価:3.91)

富裕層向けに高品質な婦人服を販売する衣料メーカーです。カタログ販売からスタートして通販、実店舗販売と広がったため、オンラインとカタログ販売経由が売り上げの約半数を占めています。

第2位 パイオニア・パワー・ソリューションズ[PPSI]:130.48%(株価:5.27)

工業、商業市場向けに送電・発電装置を開発する電気機器メーカーです。北米の国営、地方公益事業者、工業会社を中心にシェアを獲得しています。

第3位 ガネット[GCI]:127.73%(株価:2.83)

大手マルチメディア企業です。米国・英国で100種の日刊出版物、その他米国で400種、英国で125種を超えるコンテンツを印刷・デジタルの両方で提供しています。

第4位 ベリシティ[VERY]:83.33%(株価:10.54)

生命保険会社フィデリティライフ、コールセンターベースのeFinancialを運営、生命保険商品の開発・販売を主な事業としています。

第5位 メリマック・ファーマシューティカルズ[MACK]:57.71%(株価:3.77)

がん治療に主軸を置くバイオ医薬品企業で、コンパニオン診断により治療薬を開発、商品化しています。

第6位 リゾルト・フォレスト・プロダクツ[RFP]:36.23%(株価:5.52)

林産物関連製品メーカーで、新聞用紙、特殊紙、パルプを含む木材加工製品を製造・販売しています。チラシから建築用木材まで幅広いラインアップを持ち、世界90ヶ国でシェアを得ています。

第7位 サソール[SSL]:35.92%(株価:7.79)

液化燃料、ガスを中心に取り扱う資源企業です。南アフリカでの石炭採掘、輸入原油の精製、天然ガス生産、その他化学品の製造・販売を行います。

第8位 チコズ・エフエーエス[CHS]:34.95%(株価:1.77)

婦人用衣料メーカーでアクセサリー類を含む自社ブランドを展開しており、小売店・カタログ・ウェブサイト経由で商品を販売しています。

第9位 フィアット・クライスラー・オートモービルズ[FCAU]:30.14%(株価:15.24)

「FIAT」を中心に日本でも昔から知られる自動車メーカーで、世界40ヶ国で直接販売、代理店を通じて150ヶ国で車両販売を行います。

第10位 フロントライン[FRO]:30.08%(株価:7.25)

バミューダ諸島にある船舶会社です。石油タンカー、貨物船、鉱石運搬船などを運営しアジア・欧州を中心に事業を展開、船舶のチャーター・販売にも対応しています。

配当はあくまで参考程度に

高配当・増配銘柄はたしかに魅力があり聞こえもよいものですが、配当「のみ」を基準にするのは避けた方が賢明でしょう。理由としては、配当はその企業の業績に必ずしも比例するものではないからです。

配当利回りの高い銘柄は割安な投資口として持ち上げられますが、メインの価額が低迷すればそもそも投資が成り立ちません。肝心の業績が悪化しているのに配当が高い場合、企業が現在の事業に見切りをつけて増資を行っていないだけや、今後減配される可能性があります。

ランキングに載っていない優良企業も多く存在するので、配当利回りはあくまで「おまけ」としておくのが妥当でしょう。

ネット証券のツールなら様々な切り口で情報が探せる

ネット証券は比較的低コストで、口座開設から取引までをオンラインで完結できる手軽さが長所です。しかしネット証券の魅力はこれだけにとどまらず、各社工夫を凝らした取引ツールにも注目すべきでしょう。

楽天証券のツール

楽天証券の「MARKETSPEED」「MARKETSPEEDⅡ」は、スマートフォン・PC版ともに1つの画面でニュース確認から注文までを行うことができます。通常の注文方法だけでなく、より積極的な運用を行う投資家に向け「アイスバーグ注文」「スナイパー注文」など、立ち回り重視の戦略的なルートで発注することも可能です。

銘柄選定にあたっては銘柄情報やマーケット情報はもちろんのこと、値上がり・値下がり率その他多彩な切り口からランキング形式などでの表示が可能です。興味のある銘柄を絞り込めばそのまま発注画面へと移行し、非常にスピーディな取引ができます。ここまでの機能を持ちながら自社ツールで利用料無料です。

SBI証券のツール

SBI証券も楽天証券に劣らないツール「HYPER SBI」を提供しており、月額550円(税込)で利用可能です(条件により無料)。企業情報、主要指標・為替の確認はもちろん、出来高や暴騰率などをランキングで確認でき、四季報をはじめとするデータベースも参考にしながら幅広い視点で銘柄選定にあたることができます。

デザインのシンプルさも使いやすいポイントです。板情報はドラッグ&ドロップで簡単に、またワンクリック注文も可能でMARKETSPEEDに勝るとも劣らないスピーディな取引が可能となっています。

成長が著しい米国企業に投資をして資産形成を

いままで米国株は遠慮していたという人も、その魅力と手軽さを知れば一歩踏み込む勇気が湧いてくることでしょう。

今回紹介したような銘柄情報からでも充分に米国市場のグローバル性・成長率を実感できます。世界展開している企業や日本と比べて配当利回りが高い企業も多く、これに株主への還元意識の高さも加わり、より高いレベルでの資産形成が可能になっています。

米国株は配当も年4回で楽しみも多い

米国株の配当回数は国内と違い年4回の企業が大半で、組み合わせを工夫すれば毎月配当を受け取ることも容易です。高いパフォーマンス・コンスタントな配当受け取りは米国株の魅力の1つといえるでしょう。

まとめ:自分にあった米国株探しはネット証券のスクリーニングで探そう

海外投資は情報面がネックと言われていましたが、今回紹介したようなネット証券の充実したサポートを使えば口座開設から注文まで、フローで追えば国内とさほど変わらず、為替面は円貨決済の利用などによりクリアできます。

また、ネット証券のスクリーニング機能を使えば、銘柄選定も多彩なツールで簡単に情報アクセスができたり、素早い取引を行うことができるなど、投資活動をより力強く進化させることができるでしょう。自分に合う米国株をネット証券で探してみてはいかがでしょうか。

※本記事は記載の日時を除き2020年11月25日時点の情報をもとに作成しています。掲載の銘柄は解説例であり、投資を推奨するものではありません。
 
文・
フリーランスライター。これまでに税、不動産、投資情報を中心に数多く執筆。また教科書等海外出版物の英日翻訳や、音楽等芸術分野の知識を活かしコンサートパンフレット・エンターテインメント記事の執筆など幅広く手掛けている。
 

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