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2020.11.11

ミニ株におすすめの証券会社は?1株からもらえる株主優待7選もご紹介

(写真=kai/stock.adobe.com)
(写真=kai/stock.adobe.com)
「投資に興味はあるけど、まだ踏み出す勇気がない」という方には少額から取り組めるミニ株がおすすめです。近年、多くの証券会社が少額から株式投資を始められるサービスをリリースしています。ミニ株で買える銘柄は具体的にどんなものがあるのか、どのような証券会社で扱っているのか、解説します。

少額投資したいなら「ミニ株」を検討しよう

ミニ株とは、通常の取引単位よりも小さい単位で株式投資ができるサービスのことです。

通常、株式は100株単位で売買します。銘柄一覧などに会社の株価として記載されているのは1株あたりの金額ですので、たとえば「1,000円」と書いてあれば、その会社に投資するために必要な資金は1,000円×100株=10万円となります。

株価が1万円だと100万円の元手が必要ですが、これだと高額すぎてなかなか手が出せないという方も多いため、近年は100株以下の単位でも取引できるサービスが多数登場しています。

ミニ株は「株式ミニ投資」ともいい、通常の10分の1の単位で売買が可能です。通常100株なら10株、最低100万円必要だった投資が10万円で始められます。ただ、近年はさらに進化していて、なかには1株から取引できる証券会社もあります。

このような、通常の「1単元100株」より小さい単位の株式を「単元未満株」といい、場合によっては「ミニ株=単元未満株」と呼んでいることもあります。ちなみに、1株以下の株のことを「端株(はかぶ)」と呼びます。

単元未満株は、証券会社によっては投資できないこともあります。また、単元未満株を扱っている証券会社の中でも「ワン株」「プチ株」「S株」などその会社独自の名称がついていることもあるので注意しましょう。証券口座を開設するときは、何株から取引できるのかよく確認しておきたいところです。
ミニ株おすすめ証券会社比較一覧表
ネット証券
会社名
取引手数料 取扱銘柄
証券口座開設数
国内証券会社1位
約定代金の0.55%
(55円~)
東証上場銘柄

米国株も1株から投資可能
約定代金の0.55%
(52円~)
東証、名証上場銘柄

dポイントで投資できる
無料
(一定のスプレッドが加減算される)
SMBC日興証券が指定する銘柄

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ミニ株(単元未満株)のメリット、デメリット

近年人気の「ミニ株」ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。あわせて確認しておきましょう。

ミニ株のメリット1:少額でも投資ができる

ミニ株最大のメリットは、少額でも投資できることです。場合によっては数百円程度と、子どものお小遣いのような金額でもスタートできます。今まで手が届かなかったような大型株でも気軽に挑戦しやすく、失敗したときの損失も大きくならずに済むのが特徴です。

ミニ株のメリット2:時間、種類ともに分散投資が容易

今までなら1度に1社に100万円を投入していたところ、ミニ株なら「10万円×10回」のようにタイミングをずらして購入することもできます。手元資金が潤沢でなくてもコツコツ買えて、時間を分散させることはリスク軽減にもつながります。

また、「10万円×10社」のように投資先を分散して投資することもできます。買いたい銘柄が複数あっても低予算でそれぞれ購入できますし、1社だけに投資するより倒産や値下がりによるリスクも抑えられます。

ミニ株のデメリット1:取引できる証券会社や銘柄が限定されている

ミニ株を扱う証券会社は近年増えていますが、すべての証券会社で購入可能なわけではありません。ミニ株投資をしたいと思ったら、それができる証券会社を選びましょう。

また、ミニ株では購入できない銘柄も存在します。購入できても、単元株購入者のような議決権はありませんし、株主優待も対象にならないことがあります。投資したい銘柄が具体的に決まっているのであれば、そこがミニ株でも投資可能なのか確認しておきましょう。

ミニ株のデメリット2:投資額が少ない分、値上がりした場合の利益も限定的

少額から挑戦できるので、失敗しても失う金額が少なくて済むメリットがある反面、成功しても得る金額が少ないのがデメリットです。

運用がうまくいって元手資金が2倍になったとしても、「100万円が200万円になる」のと「1,000円が2,000円」になるのとでは感じ方が違うでしょう。ローリスク・ローリターンは投資の原則です。

ミニ株のデメリット3:リアルタイムで売却ができない

ミニ株は通常、証券取引所の取引ではなく、証券会社を相手方とした取引になります。そのため、リアルタイムの価格ではなく、翌日の始値などを基準にした価格で売買されます。価格を指定しての購入(指値)や1分1秒の値動きを利用して利益を出す、デイトレードのようなことはできません。

ミニ株のデメリット4:手数料が割高になる可能性もある

証券会社の手数料は「1回あたりいくら」「1日あたりいくら」のように決まっています。取引金額が大きいほど手数料が割安になる証券会社も多くあります。たとえば1度に100万円投資するのと10回に分けて10万円ずつ投資するのでは、後者のほうが手数料を多く負担することになるかもしれません。

ミニ株(単元未満株)投資ができる証券会社7社を徹底比較

ミニ株投資を始めたいと思ったら、それができる証券会社を選んで口座開設する必要があります。たとえば、次のような証券会社なら可能です。7社それぞれの特徴とあわせてご紹介します。

ミニ株投資ができる証券会社7社の特徴を比較


証券会社名
サービス名 手数料 特徴
SBIネオモバイル証券 ネオモバ 月額固定制10万円投資なら月220円 Tポイントが貯まる&使える。
LINE証券 - 買付手数料:無料売却手数料
:取引価格に応じて99円~1,771円
(10万円なら176円)
トークアプリ「LINE」内で簡単に手続きできる。
マネックス証券 ワン株 約定金額の0.5%(最低手数料 48円) 東証だけでなく名証の銘柄も購入できる。
岡三オンライン証券 - 約定金額2万円まで:200円約定金額3万円まで
:300円約定金額10万円まで
:600円以降10万円増加ごとに600円ずつ増加
取り扱い銘柄数が多い。
SMBC日興証券 日興フロッギー 買付手数料(100万円以下)
:無料売却手数料(100万円以下)
:0.5%
dポイントで投資できる。
CONNECT(コネクト) ひな株 手数料無料スプレッド0.5% 大和証券が2019年に設立した証券会社。
野村證券 まめ株 売買手数料:1%最低売買手数料500円 証券会社最大手。オンライン支店あり。
※インターネット取引と電話取引で手数料が違うことも。より安価なインターネット取引手数料で比較。
※手数料は「税抜」表示

SBIネオモバイル証券「ネオモバ」

ネット証券大手のSBI証券とTSUTAYAのカルチュア・コンビニエンス・クラブの関連会社が2018年に設立した、比較的新しい証券会社です。Tポイントで投資ができる特徴を持ち、アプリではTポイントが利用できる店舗のクーポン情報もチェック可能です。手数料が月額定額なので、回数を気にせず売買できるのも魅力の1つでしょう。

LINE証券

トークアプリ「LINE」を利用している方なら追加のダウンロード不要で気軽に始められます。LINE PayやLINEポイントにも対応しています。2020年9月22日現在、新規口座開設&クイズ回答で最大3株分の購入代金がもらえる「初株チャンスキャンペーン」を開催中です。

マネックス証券「ワン株」

東証上場銘柄と名証上場銘柄から投資先を選べます。ただし、11時半から17時は注文を受け付けていないので要注意です。投資SNSとワン株購入機能がセットになった「ferci(フェルシー)」というアプリもリリースされています。

岡三オンライン証券

創業100年も間近の老舗・岡三証券のグループ会社です。単元未満株の取り扱い銘柄数が多いのが特徴です。パソコンにインストールして使う専用の取引ツールやアプリの充実度に定評があり、IPOの取扱件数なども多いので「慣れてきたら投資の幅を広げたい」というときも使えます。

SMBC日興証券「日興フロッギー」

お金に関する解説記事やコラム、インタビューなどが数多く掲載されていて、その記事内に出てきた銘柄は直接購入できるしくみになっています。スマホで手軽に投資でき、dポイントを使って投資することもできます。ただし日興フロッギーの場合、単元未満株だと株主優待がもらえないので注意しましょう。

CONNECT(コネクト)「ひな株」

CONNECTは大和証券が設立した証券会社で、2020年7月にサービスがスタートしたばかりです。1株から購入できるサービスは「ひな株」と名付けられています。後発だけあって、スマホ完結、NISA対応、手数料無料クーポン(ひな株には使えない)の配布など充実しています。

野村證券「まめ株」

国内最大手の証券会社、野村證券でも1株から株が買えます。店頭の窓口まで行く必要はなく、オンラインで発注できます。手数料は他社と比べ高めですが、大手の安心感を求める方や今後本格的にさまざまな投資に取り組んでいきたいという方には選択肢の1つとなるでしょう。

1株でも株主優待がもらえる企業は?

単元未満株への投資の場合、株主優待の対象とならないこともあります。ただ、なかには1株だけ、たった数百円の投資でも優待をもらえる銘柄もあります。ここでは1株投資で株主優待を受け取れる銘柄を7つご紹介します。

▽リコー(7752)東証1部
  • 1株701円
  • 自社のカメラ製品の特別価格販売
▽パソナグループ(2168)東証1部
  • 1株1,600円
  • 自社グループレストラン(兵庫県淡路島) 30%割引チケット
▽上新電機(8173)東証1部
  • 1株2,376円
  • 株主優待券25枚(5,000円分)
▽日本製粉(2001)東証1部
  • 1株1,739円
  • 健康食品やワインの優待販売、自社商品を使用した料理教室を開催
▽NEW ART HOLDINGS(7638)東証JQS
  • 1株662円
  • 自社のジュエリー商品15%・20%割引、自社のエステサービス契約時に特典あり、子会社のオリジナルゴルフ用品購入時20%割引、軽井沢ニューアートミュージアム無料観覧券
▽山田コンサルティンググループ(4792)東証1部
  • 1株1,178円
  • 自社グループ出版物の贈呈
▽三菱マテリアル(5711)東証1部
  • 1株2,229円
  • 金またはプラチナ購入・売却時に1g当たり5円優待、同銀購入・売却時に1kg当たり100円優待、金貨購入時に1オンス当たり160円優待、ジュエリー3%割引、グループ会社運営のゴルフ場を優待価格で利用可、観光坑道を入場料無料で利用可
単元未満株でも株主優待を受け取りたいなら、それができる銘柄と証券会社を選ぶことが大切です。

初心者向き「ミニ株厳選パック」予算3万円、5万円、10万円で選定

ミニ株で投資できる銘柄がわかっても、どれを買ってどう組み合わせたらいいのか、初心者だと特に悩んでしまうところかもしれません。ここでは、予算ごとにどんな組み合わせができるのか一例を挙げます。

※株価は日々変動します。ここでは2020年9月18日終値を基準に計算していますが、銘柄によっては現在の価格と大きく違う可能性もありますので、最新の値をご確認ください。

ミニ株の投資先を選ぶときのポイント

株式投資初心者が、ミニ株を活かして利益を得るために次のような条件で設定してみました。
  • 東証1部上場
  • 値がさ株(通常では取得価格が高額すぎて、手が出しにくい株)
  • 配当利回りが高い
  • 株主優待を受けられる
  • リスク分散のため同業種は避ける
リスクを抑えつつ、値上がり益だけでなく、配当や株主優待といった株式投資ならではのメリットも狙えるようにしています。

ミニ株投資例1:予算3万円でミニ株投資するなら

銘柄 証券コード 購入株数例 株価 注目点
小林製薬 4967(東証1部) 1株 10,070円 値がさ株、予想配当利回り0.74%
JT 2914(東証1部) 9株 17,829円 予想配当利回り7.77%
上新電機 8173(東証1部) 1株 2,376円 株主優待券5,000円分、予想配当利回り2.10%
30,275円  

ミニ株投資例2:予算5万円でミニ株投資するなら

 
銘柄 証券コード 購入株数例 株価
セコム 9735(東証1部) 1株 9,867円
オリエンタル 4661(東証1部) 1株 15,115円
ランド
三井住友フィナンシャルグループ 8316(東証1部) 7株 21,686円
アスクル 2678(東証1部) 1株 4,145円
50,813円

ミニ株投資例3:予算10万円でミニ株投資するなら


銘柄
証券コード 購入株数例 株価 注目点
ファーストリテイリング 9983(東証1部) 1株 64,870円 値がさ株、予想配当利回り0.74%
ソフトバンク 9434(東証1部) 23株 28,578円 予想配当利回り6.92%
京セラ 6971(東証1部) 1株 6,129円 株主優待(自社及びグループ会社の製品・サービスを特別価格で販売)、予想配当利回り1.96%
99,577円  
組み合わせは無数にありますので、自身が何を重視するのか考えてバランスよくセットしてみましょう。もちろん、途中で投資先を変更したり投資金額を上げたりすることも自由にできます。まずは、なくなっても困らないくらいの金額から気軽にスタートして、様子を見ていくのがおすすめです。

株式投資は少額でも始められる!自分に合ったサービスを見つけよう

従来は多額の元手資金が必要と思われていた株式投資ですが、近年、ミニ株を取り扱う証券会社が増え、スマホだけで簡単に株式投資できるサービスが登場するなど、少額でも挑戦できる環境が整ってきています。

証券口座の開設はどこも無料ですので、実際にいろいろと使ってみて操作性やサービスなどを確かめながら、自分に合う証券会社を探していくこともできます。まずは気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。

※本記事の情報は2020年9月18日現在のものとなっています。掲載する銘柄はすべて解説のための一例であり、購入を推奨するものではありません。

著者 馬場愛梨
 

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