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2020.8.28

ネット証券で取引量急増!レバレッジ型ETFで失敗しないためのポイント

(写真=shevtsovy/stock.adobe.com)
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国内株式の売買ランキング上位の常連「レバレッジ型ETF」と「インバース型ETF」。これらの銘柄をうまく使いこなすことで平均以上のリターンが期待できます。ただハイリスクな金融商品のため、初心者は要注意。両銘柄の仕組み、人気の理由、失敗しないための運用方法などをしっかり押さえましょう。

値動きの2倍のリターン「レバレッジ型ETF」「インバース型ETF」

レバレッジ型ETF(ブル)は、連動する指標のおよそ2倍上昇するように設計されている金融商品です。例えば、日経平均と連動しているレバレッジ型ETFであれば、日経平均が5%上昇したときにおよそ10%上昇します。

▽例:
  • 日経平均2万円→2万1,000円(5%上昇)
  • レバレッジ型ETF2万円→2万2,000円(10%上昇)
逆に、連動する指標が下降した分のおよそ2倍上昇するように設計されているインバース型ETF(ベア)もあります。例えば、日経平均と連動しているインバース型ETFであれば、日経平均が5%下降したときにおよそ10%上昇します。
※変動率−1倍のものもあります。

 

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売買ランキング上位の常連のレバレッジ型ETF、インバース型ETF

レバレッジ型ETFとインバース型ETFにはいくつかの種類がありますが、なかでも人気なのが「NF日経レバ連動型上場投信」と「NF日経平均ダブルインバース」です。どちらも人気銘柄で、2020年7月13日の東証1部・売買代金上位ベスト5(楽天証券)では2位と4位にランクインしています。

1位:ソフトバンクグループ
2位:NF日経レバ連動型上場投信
3位:ソニー
4位:NF日経平均ダブルインバース
5位:ファーストリテイリング

両銘柄は売買ランキング上位の常連で、日によって1位になることもあります。とくに最近は人気が高まり、ネット証券の中で口座開設数ナンバーワンのSBI証券では、2020年上期の株価下落局面において、この2つのETFの取引量が急増したとのことです。

レバレッジ型ETF、インバース型ETFで失敗しないための運用方法

全体において株価が下がっている状況下、レバレッジ型ETFとインバース型ETFの人気が高まっている理由は、値動きが激しい環境のなか、より大きなリターンが期待できるからです。株価が下落する局面では 「インバース型ETF」、反発する局面では「レバレッジ型ETF」を選択すると効率的なリターンが期待できます。ただし、ハイリターンということはそれだけリスクもあるため、初心者はより慎重に投資をする必要があるでしょう。

レバレッジ型ETF、インバース型ETFで失敗しないためのポイントは「超短期運用」を基本にすること。ハイリスク商品ですから、運用期間を短くしてリスクをコントロールするのが賢明です。運用期間をどれくらいに設定するかは投資家によりますが、例えば数日だけ保有する、1日だけ、あるいは午前中だけ運用するといったやり方が考えられます。

運用期間が長くなると設計通りの上昇とならないことも

レバレッジ型ETF、インバース型ETFの注意点としては、日経平均株価のおよそ2倍の騰落率になるよう設計されているものの、複数日にわたって所有した場合は必ずしも2倍にならないことです。とくに株価が上昇と下降を激しく繰り返す局面では、日経平均株価の騰落率の2倍を下回る可能性が高くなります。選択する場合はこういった注意点を踏まえつつ、タイミングや投資額を慎重に見極めながら運用していきましょう。
 
文・本間 貴志
ビジネス書に特化した編集会社のサラリーマン・ライターを経て、資産運用や税務の分野を専門とするライターとして活動。自身で賃貸物件の経営や、年間で億単位の株式売買も行っている

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