投資・資産運用
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2020.8.22

迷ったときの銘柄選び!ファンドのプロに学ぶ「コバンザメ投資」

(写真=SyB/stock.adobe.com)
(写真=SyB/stock.adobe.com)
大型株は信頼性が高く、信用リスクの低さや株価の安定度が魅力です。一方で中・小型株は、成長の余地が残されており、将来の伸びしろが期待できます。ただし、3,000社以上ある中・小型株から有望株を探すのは容易ではありません。そこでおすすめしたいのが投信の投資銘柄を参考にした「コバンザメ投資」です。

25年前は無名のユニクロ、後に株価が60倍に

いまやグローバルに展開するファーストリテイリングは1994年、東京ではなく広島証券取引所に単独上場と、ひっそりスタートしました。

山口市に本社を置く同社は、当時全国的にほぼ無名で、上場後もしばらく低迷を続けます。転機となったのは98年のフリースブームで、その後ユニクロブランドは急成長、ファーストリテイリングの株価も60倍を超えました。この爆発力こそ、中・小型株の魅力です。

しかし考えてみると、25年前の時点でユニクロの将来性を見抜くのはハードルが高そうです。「お宝発掘」につながる情報は、どのようにすれば集められるのでしょうか。

 

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「コバンザメ投資」を実践、注目の銘柄は?

証券会社が公表するアナリストレポートは、銘柄分析に不可欠な情報です。一方で、調査員1人がカバーできるのが20社前後とされており、500社ある大型株だけで手いっぱいなので、中・小型株まで手が回らないというのが実情です。

そこで活用したいのが「コバンザメ投資」です。コバンザメ投資とは、機関投資家が投資している銘柄を参考に、個人投資家が銘柄選びをすること。

例えば、投資信託の中には、中・小型株を運用資産として、高いパフォーマンスを上げているファンドも少なくありません。こうした「腕利き」のファンドマネージャーが運用しているポートフォリオ(組み入れ銘柄)を追跡すれば、リターンにつなげられる可能性があります。とくに5年10年単位で好成績を挙げている長寿ファンドがおすすめです。

以下に具体的な事例を紹介します。
 
投信名 年利回り(10年) 主な組み入れ銘柄
DIAM新興市場日本株 28.89% ラクスル、ペプチドリーム、セレス、アンリツ、ユーザベース、ライフネット生命保険
明治安田DC中小型株式 5.43%(5年) CSP、コムチュア、乃村工芸社、コプロHD、ファンケル、グンゼ
日興グローイングベンチャー 18.23% MS-Japan、ジャパンエレベーターサービスHD、ティーケーピー、オープンドア、インソース、メニコン
SBI中小型割安成長株 20.22% SHOEI、プレステージ・インターナショナル、くら寿司、ヨコオ、プロトCO、日精エー・エス・ビー機械

銘柄発掘が難しい中・小型株ですが、みなさんもコバンザメ投資を活用し「未来のユニクロ」を探し当ててみませんか。

文・野口 孝雄
上場企業(大手日用品メーカー)にて、事業戦略・財務に携わる。とくに財務部門所属時には、株主総会運営・決算開示を経験、経営分析の力をつける。個人としての投資経験に合わせ、「投資される」企業側からの視点を加味した、独自の切り口によるコラムを真骨頂としている

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