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2020.7.24

【米国株動向】配当株としてマコーミックを注目

(画像=Getty Images)
(画像=Getty Images)
モトリーフール米国本社、2020年1月29日投稿記事より

香辛料および調味料の総合食品会社であるマコーミック(NYSE:MKC)は、最近発表した2019年度第4四半期の決算で、わずかしか成長できなかったことを発表しました。

同社はこの結果と2020年度の貧弱な利益見通しを考慮され、株価が4%近く下落しました。

同社の決算資料を見ていきましょう。

以下の比較数値はすべて、前年四半期の数値と比較されています。

マコーミックの決算内容

(画像=The Motley Fool)

四半期決算ハイライト

  •  マコーミックは、発表した売上高には外貨換算の影響が含まれていると述べました。
為替影響を除くと、売上高は2%強増加しました。
  • 消費者セグメントの売上高は1%増の9億6700万ドルでした。
米国の売上高の2%の伸びは、ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)地域での5%の売上高減少を相殺しました。
アジア太平洋地域の売上高は横ばいでした。
  • フレーバーソリューション部門の売上高は2%増の5億1800万ドルでした。
南北アメリカ地域のフレーバーソリューションの売上高は3%増加しましたが、EMEAの売上高も2%改善しました。両セグメントは、強力なコアビジネスと新製品の導入の恩恵を受け、EMEAはこの四半期に高い価格設定力を得ることもできました。アジア太平洋地域の売上は、同四半期に対して横ばいでした。
 
  • マコーミックの粗利益は120ベーシスポイント増加して42.4%になりました。
経営陣は、複数年にわたる「包括的継続的改善」(CCI)生産性イニシアチブの進展に起因すると考えています。営業利益率は、30ベーシスポイント増加して20.2%になりました。

業績悪化見通しを率直に発表

マコーミックは最近2020年度の見通しを発表し、前年比で2%から4%の売上成長を見込んでいます。

経営陣は、同社が最近のすべての買収の効果を打ち消しているため、予測される売上の増加は、通常ベースに過ぎないと指摘しました。

マコーミックは、2020年度のEPSが5.15ドルから5.25ドルの間で着陸すると予測しています。

経営陣は、少ない最終利益の理由として2つの要因を挙げました。

2020年の推定税率3%の引き上げによる影響と、「リストラ費用」による7%の影響です。

したがって、マコーミックの緩やかな売上増加は、ほとんど来年に吸収されます。

しかし、CCIおよび関連する構造改革への追加投資は、今後数年間でマコーミックが売上総利益率を上昇させるのに役立つと同時に、事業から十分な現金を生み出し続けるでしょう。

現在、マコーミックはキャッシュフローを使用して、2017年にフランスのレキットベンキーザーを買収するために抱えた負債を返済しています。

マコーミックは、買収後の債務を54億ドルから2019年第4四半期末の43億ドルに減らしました。

レバレッジが低下しましたので、マコーミックは将来の売上を補うために、今後数四半期に小規模な買収を行う可能性があります。

経営陣によると、同社の長期的な売上成長目標である4%から6%の3分の1は、合併や買収によってまかなうことを考えています。

最近の第4四半期のカンファレンスコールで、経営陣はマコーミックがスパイス、調味料、香味料の主要なビジネスラインにおいて買収を検討している旨を言及しました。

そしてもちろん、同社はまた、現金を生成する能力を活用して、配当を支払い続けています。

「配当貴族」である同社は最近、四半期ごとの配当を9%引き上げ、34年連続の配当増を記録しました。

マコーミックの配当性向は現在、42%です。

成長と安全性を重視する収入を求める投資家にとって、マコーミックは注目すべき銘柄といえそうです。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
 

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