投資・資産運用
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2019.3.19

NISA口座開設、オススメの証券会社は?徹底比較

(写真= Rawpixel.com/Shutterstock.com)
(写真= Rawpixel.com/Shutterstock.com)
個人投資家のための投資優遇税制、NISA(少額投資非課税制度)がスタートして約5年が経ち、投資家にも徐々に浸透してきました。制度導入後の2014年3月末時点ではNISA口座開設数は650万3,951口座、買付額は1兆34億4,608万円だったのが、年々増加を続け、2018年9月末には口座数1,138万8,558口座、買付額は14兆9,784億2,004万円となっています。

NISAについて興味はあるものの、これまで投資の経験がないという人もまだまだ多いでしょう。投資は敷居が高いと感じるかもしれませんが、NISAは税制優遇などのメリットの大きい制度です。どのようなことに注意をして始めたらいいのでしょうか。

NISAの概要

NISAは、NISA口座で購入した株式や投資信託などから発生する利益(配当金・分配金や値上がり益)が非課税になる制度です。口座は1人1口座まで、非課税枠は1年で最大120万円までの投資額となります。非課税期間は最長5年間で、その間いつでも売却でき、投資可能期間は2023年までです。

期間終了後は、課税口座への移管、売却、新たな非課税投資枠への移管(ロールオーバー)をすることで継続して保有することも可能です。

金融機関の変更は可能ですが、変更をしようとする年の9月末までに、金融機関で変更の手続きを完了する必要があります。ただし、その年に既にNISA口座内で金融商品の購入をしている場合、変更できるのは翌年の投資分からとなります。

NISAのメリット

NISAのメリットは、配当金や分配金、譲渡益などの利益が非課税になることです。通常は、利益に対して20.315%の税金がかかるため、もし1万円の利益が出た場合は、約8,000円しか手元に残らないのに対し、NISAではまるまる1万円が手元に残ることになります。

また、2023年まで毎年、年間120万円までが非課税枠となるので、2019年に始めると最大で600万円までの投資が非課税対象になり、まとまった額を投資に回したい人には有利です。年間120万円もの投資は考えられないという人でも、仮に10万円の株式を購入してすぐに売却したとしても、残り110万円の範囲であれば、何度でも非課税枠での売買が可能になることは、メリットの一つでしょう。なお、余った投資枠を次の年に持ち越すことは出来ません。

NISAのデメリット

一般に、課税口座で複数の金融商品を保有していた場合、一部の商品に取引で損失が出ても、他の保有商品で出た利益と相殺し、利益に対する課税を軽減することができます。これを損益通算といいます。しかし、NISA口座での損益は損益通算することができません。

その他の注意点

NISA口座での保有商品を5年後に課税口座に移行した場合、移行時の価格が購入価格となるため、注意が必要です。例えば、NISA口座で100万円の株式を購入し、5年後に課税口座に移行したケースを考えてみましょう。移行時に価格が80万円に下がっていた場合、80万円が購入価格となります。その後120万円に値上がりし、そのタイミングで売却すると40万円の利益が出たことになり、40万円の利益に課税されます。

逆のケースも考えられます。例えば、同じ株式が移行時に150万円に上がっていて、その後120万円に値下がりしたタイミングで売却した場合は、30万円の損失が出たことになるので、税金はかかりません。

口座選びのポイント

株式や投資信託は、大きく利益を上げることもできれば、元本割れしてしまうこともあり得ます。手数料などの費用はなるべく抑えたいところです。NISAは、銀行や店舗を持つ証券会社、ネット証券会社で扱っていますが、手数料の安さや取扱商品の多さを考えるとネットの証券会社に軍配が上がります。

多くのネット証券会社では、国内株式の売買代金手数料が無料となっています。また、海外ETFの買付手数料無料や、海外株式も買付手数料が実質無料になる会社など、各社で特色があります。入金の際に、自分の口座から手数料無しで入金できるかどうかも確認しましょう。提携銀行と口座を連携することで、銀行の金利が優遇されたり、ポイントが貯まったりするサービスもあります。

取扱商品が多いと選択肢も広がります。投資信託から始めたいという場合は、多くの投資信託を揃えている金融機関に着目するのもいいでしょう。海外の株式や、IPO(新規上場株式)に興味があれば、それぞれを取り扱っている必要があります。何に投資したいかを考えて、目的にあったサービスのある証券会社を選びましょう。

これから資産を増やすことを考えた場合、投資は有力なツールの一つといえます。NISAで投資を始めて、将来の資産形成に役立ててはいかがでしょうか。

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