投資・資産運用
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2020.6.12

【連載#2】まさに今が始め時! 長期積み立ての強みを発揮

【2】まさに今が始め時! 長期積み立ての強みを発揮

「人生100年時代」を迎え、ぜひ利用したいのが、長期にわたって税金の優遇を受けながら老後資金を準備できる個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」。折しも世界的な株安が発生していますが、実は積み立てを始めるには、むしろいいタイミングともいえるのです。今回は、いまiDeCoを始めるべき理由についてくわしく解説します。
 

先取りして積み立てられる仕組みが必要

昨年、「老後2,000万円問題」で注目を集めた「iDeCo」は、税金の優遇を受けながら毎月コツコツ積み立てることで老後資金を準備できるうれしい制度です。

一般的に、「余ったら貯めよう」というスタンスでは、なかなかお金は貯まりません。老後に向けて確実に資産をつくるためには、収入の中から貯めるお金を先に取り分けて自動的に貯め、容易には引き出せない仕組みをつくることが必要です。

その点、iDeCoなら税金の優遇を受けながら、一定額を自動的に積み立てられ、なおかつ60歳以降にならないと引き出せないので、老後資金を貯めるには効果的な仕組みといえるでしょう。
 

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将来的なインフレに備えるには、投資商品が有効

iDeCoの運用商品は大きく分けて、元本確保商品(定期預金、保険商品)と元本保証のない投資商品(投資信託)の2種類があります。元本保証のない投資商品にはなじみがなく、抵抗感のある方もいるかもしれませんが、現在は銀行定期預金(1か月ものの)の金利が0.01%程度で、100万円を1年間預けても利息が100円(税引後80円)しかつかないという超低金利が続いています。

しかも、いくら元本保証といっても、将来的にモノの価格が上がり、現金の価値が下がる「インフレ」の傾向が進んだ場合、資産が預貯金だけではその価値は相対的に目減りしてしまいます。

一方、投資商品では元本保証がない代わりに、運用次第では預金金利を大きく上回るリターンを狙うことができます。運用の対象や方針にもよりますが、3%や5%以上の利回りを狙えるものもあり、将来のインフレに備えられます。もちろん、リターンが大きいものほど、リスクも高くなるので、それなりの覚悟は必要です。ただ、投資のリスクは時間や運用対象を分散することによって、ある程度抑えることができます。

一定額ずつ積み立てる場合、株安はむしろチャンス

iDeCoに関心はあっても、いつ始めればいいのかわからないという人も多いようです。とりわけ、今年に入って世界的な株安が進行しており、投資自体に二の足を踏む人も見受けられます。

でも、実はこの株安という状況も、長期的視点からいうと必ずしもマイナスではありません。iDeCoのように長期間にわたって一定額ずつ積み立てていくという手法にとっては、むしろ好機、始め時ともいえるのです。

というのも、株式や債券など、価格変動のある投資商品の場合、一度に買うよりも一定額ずつ積み立てたほうが買付価格をセーブできるからです。たとえば毎月1万円ずつ積み立てると仮定すると、対象商品の価格が2,000円のときには5個しか買えませんが、1,000円に値下がりしたら10個買うことができます。

投資用品は価格が高いときに一度に買ってしまうと、その後価格が下がったときに一気に損失が出ます。ところが、積み立ての場合高いときには少なく、安いときには多く買い付けることができるので、購入価格が平準化されます。これは「ドルコスト平均法」と呼ばれ、積立投資の大きなメリットといえます。

時間を分散することにより、高値でつかんでしまうリスクを減らせるうえ、減税効果も早く始めるほど大きくなるので、まさに今がiDeCoの始め時だといえるでしょう。
 

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