投資・資産運用
-
2020.5.27

AR(拡張現実)で注目すべき米国銘柄

(画像=Getty Images)
(画像=Getty Images)
モトリーフール米国本社、2019年8月27日投稿記事より

AR(拡張現実、視覚的な現実を人工的に拡張する技術)は、よく似たテクノロジーであるVR(仮想現実)に隠れてしまうことがよくあります。

しかし、実際にはARはVRよりも実用的な機能を持っています。

小売企業は、リビングルームなどの現実の風景に商品の画像を組み合わせるというサービスを提供しています。

そしてARは、2025年までに推定850億ドル(約9兆3000億円)もの市場価値になると予想されています。

ARで注目される米国銘柄として、オートデスク(NASDAQ:ADSK)、ルメンタム・ホールディングス(NASDAQ:LITE)、アップル(NASDAQ:AAPL)を紹介します。

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

オートデスク

仮想的な商品画像を提供できない限り、ARツールはあまり効果がありません。

そのため、様々な商品の3Dモデルを作成する必要があります。

この分野では、3次元CAD(コンピューター支援設計)に知見があるオートデスクに勝てる会社はないでしょう。

オートデスクは、独自ソフトウェアの開発、サポートを提供しています。

これには、3Dモデリングが可能な3DS Max、没入型ゲーム開発プラットフォームMaya、仮想アーキテクチャツールRevitなどが含まれます。

株価は予想PER(株価収益率)41倍(12月19日時点)で推移していて、高水準です。

最近、同社はビジネスモデルを、一括前払いのソフトウェアライセンス供与からサブスクリプションベースのサービス構造に転換しました。

オートデスクの経営陣は、2020年度に13億5,000万ドルのフリーキャッシュフローを生み出す予定です。

ルメンタム・ホールディングス

主要顧客である中国の通信機器大手ファーウェイが米国企業との取引を禁止されたため、光通信用レーザー関連機器のルメンタム・ホールディングス(以下「ルメンタム」)は減収リスクに直面しました。

ファーウェイは同社の売上高の15%を占めていたためです。

米中貿易戦争に緩和の兆候が若干見え、ファーウェイは米国企業との取引をほぼ再開することができました。

しかし、貿易戦争の悪化リスクが依然として残っています。

ルメンタムのレーザー駆動型の3Dカメラは、AR機能を向上させるため、iPhoneなどで使われています。

3Dカメラはレーザーを使用して3D画像を迅速に作成します。

3Dセンシングにおける同社のリーダー的地位、次世代5Gワイヤレスネットワークの展開、商業レーザー事業の改善により、CEOのアラン・ローは「2020年度以降も十分な成長余地がある」と強調しています。
 

アップル

アップルは、過去数年間にわたって着実に新しいAR機能をiPhoneおよびiPadに展開してきました。

同社はこのほどiPhone画面上で、ユーザーのリビングルームの映像にARの家具を表示するアプリを作成しました。

なお、この技術を利用して、ゼネラル・エレクトリックの従業員は工場などの映像にARの産業機器を表示させ、簡単にトレーニングを行うことができるようになっています。

アップルのARに関する強みは、同社がすでに世界中でAR対応の何億ものデバイスを所有していることです。

これにより同社は世界最大のARプラットフォームの1つとなっています。

さらに、アップルは、次の主要デバイスの1つとして、独自のARメガネを開発していると言われています。

これは、AR関連が拡大するにつれ、アップルが恩恵を受ける可能性が高いことを意味しています。

同社はすでにこの分野のリーダーとして浮上しています。

AR対応デバイスが豊富にあり、ARアプリ開発能力の高さが競合他社を大きく上回っているからです。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
 

>>その他のおすすめ記事
滝川クリステルさんが1.5億円保有する「国債」ってどんな商品?
【連載#2】3億円失う人も…”億り人”で居続けることの大切さ
【連載#3】100万円を4,000万円にする「マーケットの渡り方」
【連載#4】忙しいビジネスマンでも株で“億り人”になれるワケ
総資産を1億にする資産運用法とは?

関連記事