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2020.5.18

今注目すべきバイオ銘柄3選

(画像=Getty Images)
(画像=Getty Images)
モトリーフール米国本社、2019年10月1日投稿記事より

バイオテクノロジー株はリスクが高く、不安定だと思うかもしれません。

確かに、一部の銘柄はそうです。しかし、バイオ株のリターンは、この10年間でS&P 500指数を上回っています。

また、画期的な新薬が間もなく登場する可能性があるため、バイオ株投資家にとって、次の10年はよい期間になると思われます。

本稿では、今注目すべきバイオ銘柄として、バーテックス・ファーマシューティカルズ(NASDAQ:VRTX)、アマリン(NASDAQ:AMRN)、セルジーン(NASDAQ:CELG)を紹介します。

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

1. バーテックス・ファーマシューティカルズ

バイオ医薬品企業のバーテックス・ファーマシューティカルズ(以下「バーテックス」)は、2020年3月19日を待っています。

これは、米国食品医薬品局(以下「FDA」)が、嚢胞性線維症(以下「CF」)の治療向けトリプルドラッグコンボの承認を決定する予定日です。

EvaluatePharma(製薬業界のリサーチ会社)は、このコンボに関して、2024年までに推定43億ドルの売上を誇る最も価値のある新薬であると言及しています。

バイオテクノロジー薬の現在承認されている3つのCF治療薬であるカリデコ、オルカンビ、およびシンデコは、合計で昨年30億ドル強を売上げました。

トリプルコンボの承認は、バーテックスの治療対象の患者数を劇的に拡大し、バーテックスの売上に貢献します。

CF治療薬の投資機会だけでも、バーテックスに注目する十分な理由となります。

さらに、同社には成長のための他の手段もあります。

同社には、アルファ1アンチトリプシン欠乏症(AATD)、ベータサラセミア、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、鎌状赤血球症など、他の希少遺伝病に焦点を当てた早期ステージ臨床段階の治療薬があります。

2.アマリン

英国のバイオ医薬品メーカーのアマリンは、FDAが2019年年末までに、心血管リスクを低減するためのVascepaの拡張の承認に基づいて評決を下すことに期待しています。

当初、FDAは2019年9月28日を決定日程と設定し、Vascepaのレビューを実施しました。

しかしFDAは、アマリンの規制申請を審査するための諮問委員会を開催することを決定し、最終決定の時期が延長されました。

同社は、大規模な心血管研究でVascepaが心血管リスクを25%低下させることを発見しました。

しかし、アマリンが諮問委員会に上手く対処できるかは懸念点です。

Vascepaは今後、いくつかの大手製薬会社のラインナップに追加されるでしょう。

現在、同社の時価総額は約54億ドルに過ぎませんが、2020年には大きくその価値を上昇させるものと考えています。

3. セルジーン

がんや免疫疾患の治療薬を開発しているセルジーンは、ブリストル・マイヤーズスクイブ(NYSE:BMY、以下「ブリストル」)にまもなく買収されます。

買収は遅くとも2020年前半までに完了します。

セルジーンの株価は、ブリストルによる買収が発表された時点ですでに大幅に上昇しているのに、なぜこの株に現時点で注目する必要があるのでしょうか?

ブリストルの買収が完了する前に、セルジーンの株価が大幅に上昇するとは思いません。

しかし、投資家にさらなる利益をもたらす可能性が高い魅力的なオプションが存在します。

セルジーンの株主は、所有するセルジーンの1株式につき1つの偶発的権利(CVR)を受け取ります。

FDAが2020年12月31日までにozanimodとliso-celを承認し、2021年3月31日までにide-cel(bb2121)を承認した場合、このCVRによって1株当たり9ドルが支払われます。

筆者の見解では、これらの医薬品承認に関する支払いを受ける確率は非常に高いと思われます。

CVRに加えて、セルジーンの株主は、買収で得たブリストル株を保有することができます。

ブリストルはすでに、2024年に予測される上位5大新薬のうちの2つ、EliquisとOpdivoを保有しています。

セルジーンを購入すると、RevlimidやPomalystをはじめとする大ヒット薬に加え、今後の大きな可能性に満ちた新薬ラインナップを獲得できることになります。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
 

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