投資・資産運用
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2020.5.15

米国株の積立投資が可能なSBI証券の「米国株式・ETF定期買付サービス」でリスク分散型の長期資産運用

(画像=Getty Images)
(画像=Getty Images)
かつては米国株や米国ETFを毎月定期的に購入できる積立投資のようなサービスは日本国内にはありませんでした。

しかし、2017年9月に運用がスタートした「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の登場により、ようやく様々なセクターの米国株に積立投資できるファンドが提供されるにいたりました。

そして今回ご紹介する2018年3月登場のSBI証券の「米国株式・ETF定期買付サービス」にいたっては、楽天の商品以上に自由に米国株や米国ETFを個別に選んで、毎月積み立てることができるようになっています。

そこで今回はSBI証券の「米国株式・ETF定期買付サービス」のサービス内容や利用した場合のメリットはどういった点にあるのか?について詳細に解説していきます。

SBI証券「米国株式・ETF定期買付サービス」とは?

SBI証券「米国株式・ETF定期買付サービス」は、2018年3月10日からサービス提供が開始された米国株や米国ETFを定期的に買い付けしてくれるサービスです。

このサービスでは、あらかじめ設定しておいた日付や曜日ごとに自分で設定した金額または株数(ETFの場合は口数)の米国株や米国ETFを買い付けてくれます。

普段は仕事で忙しくて米国の株式相場を見ていられないサラリーマンの方でも、毎月自分で設定したタイミングで自動的に買い付けてくれます。

また、長期の資産運用がしたいものの、マーケット環境や買付のタイミングが自分ではわからないという方でも、決められた日付や曜日ごとに買い付けてくれるので、知らずにリスク分散投資を可能にしてくれます。

さらに幅広い銘柄の中から自由に選択してリスク分散したい方にもメリットが大きいサービスです。

このサービスの場合、米国株についてはSBI証券で取り扱われている個別銘柄から、米国ETFについては全てのETFから好きな銘柄を毎月選んで買い付けることができます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドも同様に毎月米国ETFを自動積立可能な商品ですが、積み立てることができるのは、米国のヴァンガード社の「バンガード・トータル・ストックマーケットETF(VTI)」のみとなっています。

SBI証券「米国株式・ETF定期買付サービス」のほうは、特定のETFに限らず、好きな銘柄の株やETFを選べる点は大きなアドバンテージとなっています。

また、このサービスは日本国内のものなので、普通に米国株や米国ETFを購入する場合と異なり、NISAの非課税枠が目一杯利用できる点もメリットです。

税金がかからない分をさらに複利で運用に回せるので、投資効率がアップします。

ここまででこのサービスの大まかな特徴やメリットについてご紹介してきましたが、次にサービスの仕組みについてより詳しく見ていくことにしましょう。
 

SBI証券「米国株式・ETF定期買付サービス」の積立方法や特徴

それではここからはこのサービスの仕組みや特徴の詳細をお伝えします。

毎月の買付は好きなタイミングで好きな銘柄を指定できる

SBI証券で取り扱われている米国株式や米国ETFの中から毎月任意で指定した日付で、積み立ててみたい好きな銘柄を自動発注して買い付けることができます。

毎月指定する日付については、日付による指定(「15日」や「25日」など)の他、曜日による指定(雇用統計のある「毎月第一金曜日」など)やボーナス月指定(「12月」など)も可能です。

自分の給料日後など好きなタイミングを逃すことなく、定期的な買い付けが可能となります。

1回あたりの買付時にかかる売買手数料は約定代金の「0.45%」となり、最大で20米ドルとなります。

200米ドル(1ドル110円換算で日本円22,000円分相当)の米国株式を購入した場合の売買手数料は税別でおよそ100円となります。

買付は「株数(又は口数)指定」や「金額指定」から、決済も「円貨」と「外貨」から選べる

毎月の買付は、好きな銘柄を設定した「株数や口数」又は「設定金額」の範囲内で注文していきます。

また、決済については日本円による円貨決済や米ドルによる外貨決済のいずれかが選べ、それぞれ1円単位あるいは1セント単位で指定が可能です。

買付については最低購入株数である1株に満たない場合は発注されませんので、注意が必要です。

尚、買付時にはSBI証券の為替手数料が購入金額1米ドルあたりにつき「25銭」かかります。

ただし、SBI証券のグループ内企業である住信SBIネット銀行を利用すれば購入金額1米ドルあたり「4銭」と割安になります。

NISAの非課税枠上限まで最大限に買付指定できる

NISAを利用して非課税枠の上限目一杯まで買付指定することも可能です。

この場合、注文方法に「NISA枠ぎりぎり注文」と「課税シフト注文」の2つの設定パターンを選ぶことができます。

「NISA枠ぎりぎり注文」を選ぶと、買付設定金額がNISAの非課税枠よりも大きかった場合に、非課税枠に合わせた範囲内で買付可能な株数(口数)を発注するように設定できる注文方法です。

しかも、NISA枠内で購入した米国ETFについては、買付手数料が無料となるメリットもあります。

ただし、米国株については通常通りの買付手数料が発生します。

もう一方の「課税シフト注文」では、買付設定金額がNISAの非課税枠よりも大きかった場合にNISAの非課税枠上限まで買付けをし、残りの買付分については課税対象として発注するような注文方法となります。

尚、「課税シフト注文」で買付した場合、NISA枠内で買い付けた分と課税対象分として買い付けた分の両方の約定について買付手数料がかかってきます。

相場の上昇や下落に関係なく、ドルコスト平均法でリスク分散可能

毎月自由に設定した日付やタイミングで買い付けることで、平均購入単価を平準化させる効果が期待でき、通常の株式投資やETFの一括購入のように高値掴みする心配がありません。

相場の上げ下げに一喜一憂することなく、長期投資に向いた投資方法といえるでしょう。

そのため、リタイヤ後の生活資金確保のための自分年金対策をしたい人にも向いているサービスといえるかもしれません。

なぜ米国株や米国ETFが長期投資で有望なのか?

米国株や米国ETFへの長期投資が魅力な理由としては次のようなものが挙げられます。

アメリカや世界の経済成長を取り込める

米国株には世界的に有名な企業が多く、そのような会社に直接投資できる点も魅力の一つといえるでしょう。

アメリカの産業はITやEコマースなど様々なセクターで世界を相手にグローバル展開しており、非常に持続性の高い成長性や将来性があります。

また、常に世界をリードするほどの最先端の技術や発明、新たなサービスを生み出してきており、これからも世界をリードしていく国の一つであるのはほぼ間違いないと考えられます。

米国株式や米国ETFに投資することで、そのような高い成長性を上手く取り込むことが可能になるでしょう。

豊富な選択肢からポートフォリオ構築が可能

米国株式や米国ETFはグローバルに展開する様々なセクターの企業株で構成されており、豊富な銘柄数から選択することができます。

また、特に米国ETFの場合、アメリカ国内の主要銘柄だけでなく、世界中の様々なセクターや市場に投資するのと同じリスク分散効果が得られます。


高配当銘柄が多い米国株で着実なインカムゲイン狙いが可能

米国株には高配当銘柄が多い点も米国株投資のメリットとなります。

アメリカ企業の株主還元の姿勢は非常に高く、中には50年以上もの期間で連続増配している会社もあるほどです。

また、アメリカ国内の個人投資家は株式に対する投資意欲が非常に強く、そのような投資家から高配当銘柄は大いに支持を集めており、それがまた株主還元を継続的にアメリカ企業に意識させる要因にもなっています。
 

まとめ

SBI証券「米国株式・ETF定期買付サービス」の特徴やメリットなどを中心にサービス内容についてご紹介しました。

毎月定期的に自由に決めたタイミングや金額で発注してくれるこのサービスを上手く利用すれば、手軽に米株投資ができます。

また、米株投資でありながらNISAの非課税枠も利用することができる点もメリットです。

無理なく定期的に買い付けされることで、リタイヤ後の自分年金作りや子供の教育資金対策にも有効となるでしょう。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan

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