投資・資産運用
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2020.3.8

投資に絶対は無い!「米国株は上がる」「割安株は下落しない」のワナ

(写真=Foto2rich/Shutterstock.com)
(写真=Foto2rich/Shutterstock.com)
投資に興味を持ち始めると、「米国株は上がる」「割安株は下落しない」といったさまざまな情報が入ってくるようになります。しかし、投資に「絶対」はないことをよく理解し、どんなときも冷静に相場を見極めることが大切です。

「米国株は上がる」の根拠は?

まず、日経平均株価の過去の動きについて簡単に見ていきましょう。日経平均株価は、バブル期に急上昇し、バブル崩壊とともに急落。その後も上がり下がりしつつ、低迷が続きます。第2次安倍政権誕生後に少し上昇のきざしを見せ始めるも、バブル期のピークには到底及びません。

これに対して、米国株価は60年近く上昇を続けています。1949年を基準にしたとき、2018年の株価は200倍にも達しています。

最近になって、経済成長率がかげりを見せ始めたことから、米国株価の今後を憂える声もあがり始めました。しかし、今のところは株価が下がる兆しは見えていません。

こういった過去の株価の推移から、「米国株は上がる」という見方が生まれました。しかし、リーマンショック時には米国株も下落しています。「米国株は上がる」という意見をそのまま真に受けるのは危険です。

「割安株は下落しない」の根拠は?

割安株とは、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの財務指標が良好にもかかわらず、株価が割安になっている銘柄を指します。割安株を見つけて購入し、その後順当に値上がりして適正な株価になれば、それだけで大きな利益をあげることができます。

割安株は既に株価が低い状態なので、「これ以上下落しないだろう」「下落しても下落幅はたかがしれているだろう」とった気持ちで安心して購入しがちです。

しかし、割安株を買ったからといって、適正価格まで順当に株価が上がるかというと、そうではありません。なかなか株価が上がらず、長年保有し続けて塩漬け株になってしまうケースも多々あります。
 

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投資家が情報収集するときの鉄則

投資に「絶対」はありません。さまざまな情報に触れることは有意義ですが、多くは過去の推移の延長線に未来があるとした予測だったり、何らかの仮説に基づいた予測だったりします。

そのことをよく理解し、周りの意見に振り回されることなく、自分なりの見方で世の中を観察して仮説を立て、投資することが大切です。

また、「米国株は上がる」「割安株は下落しない」といった意見を信じて投資をした人の多くは、株価が下落すると焦って手放してしまう傾向があります。しかし、しばらく様子見をすれば、株価が元通りに回復することも多々あります。

冷静さを欠いて投資判断を誤ることがないよう、注意したいものです。


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