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2020.3.8

世界的に注目すべきeコマース銘柄

(写真=Getty Images)
(写真=Getty Images)
モトリーフール米国本社、2019年9月29日投稿記事より

オンラインショッピングは活況を呈しています。

市場調査会社スタティスタによると、米国のオンライン小売売上高は、昨年の5,100億ドル(約56兆円)から2023年までに7,400億ドルに成長すると予想されています。

本稿では、世界中のオンラインショッピング業界で台頭しつつあるプレーヤーである、カナダのショッピファイ(NYSE:SHOP)、中国のビップショップ・ホールディングス(NYSE:VIPS)、および米国ベースのエッツィ(NASDAQ:ETSY)を紹介します。

なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

ショッピファイ

ショッピファイ創業者のトビアス・リュトケは、スノーボードをオンラインで販売したいと考えました。

そして、15年前に彼は独自のeコマースプラットフォームを作成しましたが、その出来栄えに不満でした。

彼は、直感的でスケーラブルなプラットフォームを作成したいと考え、ショッピファイが生まれました。

世界中に販売するために、同社に頼っている80万社以上の小売業者がいます。

直近四半期には、138億ドルも同社のeコマースプラットフォームで取引されました。

これは、過去1年間で51%急増しています。

ショッピファイは、プラットフォームのサブスクリプション利用、販売手数料、その他のサービスを通じて利益を上げています。

なお、直近四半期の増収率は48%でした。

ショッピファイの株価は年初来では2.5倍以上上昇しており、PSR(株価売上高倍率)は32倍と極めて高い水準です(12月20日時点)。

ビップショップ・ホールディングス

アパレル・ディスカウントサイトのビップショップは中国で人気です。

直近四半期の売上高は前年同期比10%増加して33億ドルとなり、純利益は84%も急増しています。

同社は、ブランド物のアパレルとアクセサリーを大幅な割引価格で提供しています。

その価格は、若い中国人買い物客の絶大な支持を受けています。

現在、カジュアルファッションに関するアクティブユーザー数は3,310万人で、過去1年間で11%増加しています。

中国株はさまざまな理由で敬遠される傾向がありますが、ビップショップは世界で最も人口の多い国において、適切なポジションを占めていると考えられています。

なお、株価は10月以降急上昇傾向にありますが、予想PERは12倍と低水準です(12月20日時点)。

(訳注:中国のeコマース市場はアリババのポジションが大きいため、このようなニッチなeコマース株は市場からそれほど期待されていません。)

エッツィ

手作りクラフト品のマーケットプレイスであるエッツィは、世界最大のeコマースプレーヤーのアマゾン(NASDAQ:AMZN)と正面から対峙してきました。

同社のアート、クラフト、ビンテージマーケットは、「アマゾン・ハンドメイド」が立ち上げられた時、完敗するかと思われました。

しかし、エッツィはその後さらに強力になっています。

昨年春に、エッツィは同社サイトでの販売手数料を引き上げました。

売り手にとってはマイナスですが、ビジネスは堅調です。

直近四半期の総取引量は21%増加しました。同社のマーケットプレイスの売上高は47%増加しました。

エッツィの動向は、引き続きアマゾンの対応次第の面があります。

株価は2月以降下落傾向ですが、予想PERは55倍と依然高い水準です(12月20日時点)。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan


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