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2020.3.7

【米国株動向】YouTubeは眠れる巨人か?

(写真=Getty Images)
(写真=Getty Images)
モトリーフール米国本社、2020年1月5日投稿記事より

マルケス・ブラウンリーはあまり有名でないかもしれませんが、彼のYouTubeチャンネルには1,000万人のチャンネル登録者がいます。

また、彼の動画は16億回以上再生されており、そのほとんどは若い視聴者からのものです。

最近のPiper Jaffrayの調査では、アルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)の子会社YouTubeは、10代のストリーミングプラットフォームとしてネットフリックス(NASDAQ:NFLX)を上回っています。

10代の若者がストリーミング時間の平均37%をYouTubeの視聴に費やしたのに対し、ネットフリックスは35%でした。

フール―とアマゾンプライムビデオは、それぞれ7%と5%とあまり人気がありませんでした。

ありとあらゆる(低コストの)コンテンツ・クリエーターで視聴者増

ネットフリックス、ディズニー(NYSE:DIS)、そして、アマゾンプライムビデオとは異なり、YouTubeは低コストのユーザー制作コンテンツのおかげで成長しています。

そして、YouTubeでは短編映画から映画レビューに至るまで、あらゆる分野がカバーされています。

グーグルでインターネット検索を行うと、YouTube動画が一面に出てきます。

そして、なんとなくリンクをクリックしてYouTubeの関連動画をみてしまうことになります。

グーグルはまさにこれを狙っており、ゆっくりと、しかし確実に視聴者を増やそうとしています。

有料サービスは成長途上

一方、有料サービスのYouTubeプレミアムは、サブスクリプションの月額11.99ドルという価格が影響し、うまく拡大できていません。

ネットフリックスやHBOの料金に匹敵するサブスクリプション価格はさすがに高すぎたようです。

ただし、YouTubeのサブスクリプションには、ダウンロードしてオフラインで視聴したり、YouTubeミュージックと呼ばれる音楽サービスにアクセスしたりするなどの特典があります。

YouTubeは、ライバルであるアップルとディズニーのストリーミングサービス開始の発表の後、「ハリウッド品質」の番組を制作する計画を縮小し、代わりにオリジナル番組を無料で視聴できるようにしました。

YouTubeがコンテンツの計画から一歩下がらなければならなかったのはこれが初めてではありません。

2012年、プロデューサーや有名人と組んで、ハイエンドのオリジナルコンテンツでYouTubeチャンネルを作成しました。

それが会社の期待と一致していないことが判明したとき、YouTubeはプログラムを突然終了させました。

グーグルの戦略の変化は理解できます。

Disney +とApple TV +が数十億ドルの予算でこのセグメントに参入してきたので、同じ分野で競争するのは賢明ではありません。

YouTubeの強さの秘密

とはいえ、YouTubeはオリジナル計画を完全に放棄したわけではありません。

YouTubeは、ディッククラークプロダクションズと複数年契約を結び、ディッククラークのスポンサーになりました。

しかし、YouTubeが最終的に、ディズニーまたはネットフリックスの真似はできないし、しようともしないでしょう。

しかし、YouTubeには、広告収入を共有する多数のクリエイターが存在します。

YouTubeは、広告主が若い消費者にアプローチするためのプラットフォームとして急速に普及しています。

より多くの競合するストリーミング有料サービスがオンラインになると、無料サービスへの需要は高まるでしょう。

YouTubeは、その点でエッジがあるといえます。

成長を続けるストリーミングの世界で利益を得ようとする投資家は、メディア業界でそれほど認められていないアルファベットについて、もう一度検討してみましょう。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan


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