モトリーフール米国本社、2019年12月9日投稿記事より
商業ベースの宇宙旅行を目指しているヴァージン・ギャラクティック(NYSE:SPCE)に対して、投資銀行のモルガン・スタンレーも「買い」の投資判断を与えました。
ヴァージン・ギャラクティックに対する「買い」推奨はこれで3社目となります。
モルガン・スタンレーの投資判断を受け、ヴァージン・ギャラクティックの株価は9日に約16%上昇しました。
モルガン・スタンレーは、ヴァージン・ギャラクティックへの投資を「(医薬品開発で成功と失敗の落差が大きい)バイオ株投資」にたとえています。
もし同社の宇宙船が乗客を乗せたまま墜落すれば、同社株も急落し、燃え尽きる可能性があります。
しかし、宇宙船が成功し、世界初の商業スペースツーリズム企業になれば、ライバルを大きく引き離します。
宇宙旅行に加え、モルガン・スタンレーが注目しているのが、世界の主要拠点を結ぶ超高度での超音速旅行の可能性です。
モルガン・スタンレーは、この長期的な可能性を元にヴァージン・ギャラクティックの「オーバーウェイト(買い)」の投資判断を開始し、目標株価を22ドルとしました。
内訳は、10ドルがスペースツーリズムで、12ドルが超音速旅行事業です。
宇宙旅行と超音速旅行の進展により、ヴァージン・ギャラクティックの株価は来年にかけて3倍になる可能性がある、とモルガン・スタンレーのアナリストは見ています。
文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
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