投資・資産運用
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2019.2.26

リタイア後を豊かにする「夫婦円満の秘訣」とは?

(画像=Aunging/Shutterstock.com)
(画像=Aunging/Shutterstock.com)
「人生100年時代」が到来、大学卒業までが20年余り、現役が40年余り、そしてリタイア後の人生も約40年あります。人生の成功は、リタイア後の豊かさや幸福感にあるといっても過言ではありません。皆さまはリタイア後、どのような夫婦生活をお望みですか?

「ゆとりある老後生活」を送るためのカギを握るのが資産運用


民間生命保険会社のアンケートによると、シニア世代が大切に思うものランキングの1位は「健康」、2位は「お金」、3位は「子ども・孫」、4位は「パートナー」という結果になりました。健康維持だけでなく、子供や孫と良好な関係を維持する上でもお金の存在は大切です。一方、そうした豊かな老後生活を実現するための資金が足りていないという調査結果も出ています。

公益財団法人生命保険文化センターの調べでは、老後夫婦が豊かな生活を送るためには毎月平均34.9万円が必要だと言われています。しかし、夫婦の年金支給額は平均19.2万円なので、月に15.7万円、年間188.4万円が不足する計算です。不足分をカバーするためには、年金以外の収入源を作るか計画的な資産運用をおこなう必要があります。

たとえば欧米では、預貯金に頼るのではなく資産運用がメインとなっていますが、それはリタイア後も「お金に働いてもらう」という発想そのものです。低金利の今、ゆとりのある老後を過ごす上では、主体的に資産運用をすることでお金に働いてもらう仕組みづくりが重要になっています。

新しい時代の資産運用をおこなうためのマインドチェンジ


日本では馴染みが薄いかもしれませんが、資産運用を通じて老後に備える行為は欧米では当たり前になっています。この20年間で欧米と日本の個人の資産残高の増加率には大きな差が生じてしまいました。

金融庁が作成した資料によると、1995年から2016年における個人資産の増加率を比較すると、米国は3.3倍、英国は2.5倍、日本は1.5倍という結果になっています。この差の理由は、金融資産の「置き場所」にあります。

日本では家計の金融資産のうち51.7%が預貯金で占められており、株や投資信託での運用は18.6%となっています。一方の米国では、預貯金の比率が13.7%なのに対して、株や投資信託の比率が46.2%となっております。また、勤労所得(働いて稼ぐお金)と財産所得(運用商品などで稼ぐお金)という観点から見た場合、日本は「勤労所得8:財産所得1」、アメリカは「勤労所得3:財産所得1」という格差が生じています。

今から30年前、定期預金・定額貯金の金利は3~8%くらいありました。しかし、現在は低金利で預貯金ではお金は増えません。ITバブルやリーマンショックを見聞きして「投資は怖い」という意識を持つ方も多いかもしれませんが、これからは自分で準備をしなければならない時代が到来することになるでしょう。

日本では国を挙げて、投資を促進するさまざまな政策を行っています。2018年度からは投資初心者に向けた税制優遇制度「つみたてNISA」も始まりました。こういった制度を活用しながら、まずは少額から試し、投資に慣れることから始めてみてはいかがでしょうか?

もちろん、「投資」と「投機」の違いをしっかりと勉強する必要はあります。マネーリテラシーを磨き、金融機関へ夫婦そろって足を運び情報収集をしたり、ネット金融機関のHPを見て金融商品の種類を一つずつ学んだりしてもいいでしょう。

夫婦・家族円満のためには「相続(争族)対策」も大切


50代の読者の方は「相続対策なんてまだ早い」と思う方もいるでしょう。しかし、築いた資産を自身の死後、いかに適切に相続するかを早くから準備することが必要です。

近年、相続による裁判が増加しております。調停・裁判で争われているケースの約75%は、5,000万円以下の相続金額となっており、大部分が「うちは揉める資産がないから大丈夫」と何の対策もせずにいます。

最近では「エンディングノート」も注目されるようになりました。資産を均等に遺すことだけが相続対策ではありません。特に先祖代々の土地を守るためには多少の不公平も残ることでしょう。また、介護をしてくれた子供にはその分の色をつけてこそ不公平が無くなります。そして、その想いを遺すことが何よりも大切なのです。最近は種類も豊富で、資産だけでなく「料理のレシピ」や「子育て中の想い出」といった「無形財産」を遺すことができるエンディングノートも登場しています。

相続対策を通じて夫婦で新婚当時から今までの想い出を振り返ることで、お互いに感謝の念が湧き上がることでしょう。家族も巻き込み、話し合いの場を楽しく設けることで、夫婦・家族共に円満になるのではないでしょうか。資産運用と相続対策をしっかりすることがリタイア後の夫婦円満の秘訣になるでしょう。

 

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