投資・資産運用
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2019.12.21

もう少し積極運用したい人へ「コア・サテライト戦略」の強みとは?

(画像=WHYFRAME/Shutterstock.com)
(画像=WHYFRAME/Shutterstock.com)
「投資を始めて少しずつ運用成果が出てきている」「もう少し積極的に投資に取り組みたい」。そんな人は、コア・サテライト戦略を検討してみるといいかもしれません。今回は、コア・サテライト戦略の強みと注意点について解説します。

資産運用におけるコア・サテライト戦略とは?

保有する資産を、安定的に運用する「コア(中核)」と、積極的に運用する「サテライト(衛星)」に分ける投資戦略を、コア・サテライト戦略といいます。

コア部分では中長期的な安定収益を求めて運用し、守りを固める。サテライト部分ではハイリスクハイリターンの投資によって積極的に収益を増やし、攻めに徹する。守りと攻めのバランスをとる投資戦略として、コア・サテライト戦略は投資家に人気の手法です。

iDeCo(個人型確定拠出年金)を始め、国債や投資信託を購入してみたものの、もう少し積極的に投資を行いたい。そんな人は、コア・サテライト戦略を参考に投資商品の幅を広げてみると面白いかもしれません。

コア・サテライト戦略を実践する方法

では具体的に、コア部分にあたる投資とはどのようなものでしょうか。一般的に安定収益が期待できる投資商品として、日経平均株価などの指数に連動するように運用するインデックス投資信託や、国内・先進国債券などが挙げられます。

コア部分には、知識がなかったり常に情報をチェックしたりしなくても、安全に運用できる投資商品が向いています。分散投資や長期投資を行うことでリスクを下げる工夫も重要です。

サテライト部分としては、アクティブファンド・株式・新興国債券・REIT(不動産投資信託)など、選び方や売買のタイミングによって運用成果が大きく変わる投資商品を選びます。運用に成功すれば大きなリターンが得られる可能性がある一方で、資産が目減りしてしまうリスクもあります。

株式の個別銘柄の中には、株価が10倍・20倍にふくらむものも存在します。そんな将来急成長する株式を見極めることができれば、一気に資産を増やすことも可能です。何より、サテライト部分の投資では「夢を買う」という投資の楽しみを味わえます。

サテライト部分では、事前にしっかり投資商品について学び、自分なりの戦略を持って投資することが大切です。業界分析や企業研究も怠ってはいけません。自分が興味を持つことができ、勉強が苦にならない分野を選択するといいでしょう。

サテライト部分の比率は2~3割が目安

コア・サテライト戦略では、コア部分とサテライト部分の割合をどのようにするか、自分なりの方針を決めて運用することが大切です。例えば、運用資産の8割はコアとして安定収益が期待できる投資に回し、残り2割を個別銘柄の購入にあてるといった方法が考えられます。

サテライト部分の割合を大きくすることは、資産を失うリスクを高めることにもなります。一般的に、サテライト部分は2割から3割程度にとどめておくと安心です。

コア・サテライト戦略の注意点を解説

コア・サテライト戦略は、投資の考え方として非常に分かりやすく、人気があります。一方で、個人投資家がコア・サテライト戦略で投資することに対して、疑問を呈する声もあります。

例えば、本業を持ちながら副業として投資を行っている場合、投資に割ける時間は必然的に限られてきます。そんな中で、ハイリスクハイリターンの投資商品を持つことは、リスクのほうが大きいという見方もできます。

また、複数の投資商品に手を出すことで、それぞれに手数料が発生します。手数料を上回る運用益を個人の投資家があげることは、容易ではありません。

コア・サテライト戦略をもとに投資する場合、サテライトとなる運用商品をどうやって決めるか、よく検討しましょう。例えば、自分が属している業界の株式で、業界の最新事情や今後の見通しなど、他の投資家と比べて優位な情報を得られる場合などは、保有するメリットが大きいかもしれません。

投資や資産運用ではさまざまな戦略や手法が存在しますが、必勝法と呼べるようなものは存在しません。結局のところ、自分自身で投資と向き合いながら、自分に合ったスタイル・戦略を模索していくしかないのです。
 

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投資は能力、運、そして勉強が大切

単純に少ない手間で確率論的に資産を増やそうと思うなら、コア部分にしぼって投資したほうがいいのかもしれません。しかし、投資の醍醐味を味わいたいなら、サテライト部分を持つのもいいでしょう。自分の能力次第・運次第・勉強次第で、大きな運用成果をあげられる可能性もあります。


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