- 色々な投資法があるのは分かったけど何を選べばいいか分からない
- 結局、どの投資法が正解なの?
- 自分に合ってる投資法はないのだろうか?
投資をはじめたばかりだと何からはじめれば良いのか迷います。
株投資の雑誌や本を読むとデイトレード・スイングトレード・グロース投資・バリュー投資・インデックス投資など様々な投資法が書かれています。
投資をはじめたばかりの人だと悩んでしまうのではないでしょうか。
投資のスタイルに正解はありません。
モトリーフール・ジャパンでは長期投資を推奨していますが、デイトレードで成功しているトレーダーもいればグロース投資・バリュー投資で成功をおさめている人もいます。
あなたに合った投資法を探してみてください。
少額で気軽に投資を楽しみたい人ならスマホ・おつり・ポイント投資
- 最初から十万円以上の投資資金を用意するのは厳しいなと感じている人
- おこづかいから少しずつ投資をはじめたい人
- まだ学生や社会人になったばかりで投資に十分にお金をまわせない人
こんな人におすすめなのがスマホ投資・お釣り投資・ポイント投資です。
例えば米国株ならOneTapBuyというスマホ特化証券があります。米国株を約1,000円から買うことができます。銘柄も有名企業に絞られているため迷いません。
普段の生活のおつりを投資にあてられるトラノコなども気軽に小さい額から投資をはじめるならおすすめです。
またコンビニなどでお馴染みのTポイントカードのTポイントで投資ができるSBI証券のサービスもあります。
楽天スーパーポイントを使った投資も楽天利用者に人気があります。
ネット証券で投資信託を買うのも1口、10,000円前後で買えることも多いのでおすすめです。
スマホ・おつり・ポイント投資のメリット
スマホ・おつり・ポイント投資のメリットは、以下の3点です。
- 気軽にはじめられるところ
- 少額から取引できるため大きな額を扱う投資の練習にもなる
- 失敗しても大きく損しづらい
スマホ・お釣り・ポイント投資は小さな額から気軽にはじめられるところにメリットがあります。
いきなり大きな額を知識も経験もなしに投資をすることで大きく損をする人も珍しくありません。
スマホ・おつり・ポイント投資のデメリット
スマホ・お釣り・ポイント投資のデメリットは、少額で投資をしてもあまり資産に影響が出ないという点です。
確かにスマホ・おつり・ポイント投資は投資を身近な存在にしてくれます。
しかし動かす資金があまりにも小さすぎると資産にほとんど影響がありません。
言い換えるとしっかりと儲けるには元手がある程度、必要だということです。
時間がないけど資産運用を長く続けるならインデックス積立投資
- 仕事が忙しくて企業の財務分析とかニュースなんて調べる時間がない
- 時間はないけど投資自体は長く続けていきたい
- 投資以外の時間を大事にしたい
このようなタイプの方におすすめなのはインデックスファンドの積立投資です。
特に全世界株式インデックス・ファンドの積立が人気です。
他にもETFで類似のインデックスファンドが上場されています。
インデックスファンドは市場平均のことです。
積立投資なら機械的に積み立てていくだけなので時間がなくても問題ありません。
- 世界の市場は常に拡大し続けている
- 個別銘柄を選ぶことは、そもそも難しい
この2つの理由からインデックスファンドを積み立て続ければ、個別企業や国の衰退はあってもトータルでは成長し続けるため、最終的には資産を育てることができると考えられています。
積み立てることで極端な高値づかみもせずにすみます。
インデックス積立投資のメリット
インデックス積立投資のメリットは、財務分析やテクニカル分析などの手間をかけずに資産を築けるところです。
ほとんどのアクティブファンドはインデックスファンドに運用成績で勝てないと言われており、下手な財務分析・テクニカル分析をするよりも失敗しづらい投資法です。
インデックス積立投資のデメリット
- 短期で大きく儲けるが難しい
- 時間がかかる
- 自分で投資する銘柄を選べない
インデックス積立投資(特に世界の市場インデックスへの投資)は一部では欠点のない投資法だと言われています。
確かに大きなデメリットはありませんが、短期で大きく儲けるなどの目的には合っていません。
加えて積立を続けていく根気も必要です。
時代の先端を追いかけるのが好きならグロース投資
時代の先端を走るようなイノベーティブな銘柄を追いかけるのが好きなら、グロース投資がおすすめです。
グロース投資は業績が右肩上がりで新しい時代を引っ張るような会社の銘柄に投資をします。
特にアメリカには世界的なイノベーションを起こす企業も多いため、グロース投資の対象も見つけやすい市場です。
グロース投資のメリット
- うまくトレンドに乗ることができれば大きく稼ぐことができる
- 損切りさえしっかりすれば、短期的な値動きの変動はそれほど気にしなくて良い
グロース投資は市場が上昇トレンドの中で有力な銘柄を選ぶことできれば大きく儲けることができます。
米国はモメンタムを重視した順張り派の投資家も多く、ウィリアム・オニールのCAN-SLIM投資法には熱狂的なファンもいます。
米国の成長株投資は『オニールの成長株発掘法』が参考になります。
グロース投資のデメリット
- 大きく上昇した銘柄は大きく下落するため売り時が難しい
- 損切りをしっかりできないとグロース投資は厳しい
- 成長株を探したり良いタイミングで買ったりするのが手間
成長株は大きく上昇する分、下げるときは大きく下げます。
そのため上手く損切りができないと大きく損をする可能性があります。
また成長株を探すのに手間も時間もかかります。
業績が右肩上がりの銘柄を選ぶだけではなく、成長ストーリーも合わせて想像できる銘柄を探しタイミングよく買わなければならず、積立投資などに比べると難しくなります。
自分で選んだ銘柄を長く持ちたいならバリュー投資
- 自分で選んだ銘柄を長く持ち続けたい
- 財務諸表の分析に自信がある
- 忙しく売買したくない
こんな人におすすめなのがバリュー投資です。
バリュー投資では割安に放置されている株に投資をします。
本来の利益や資産が株価に反映されていない銘柄を根気強く探し株価が安いときに買います。
できる限り暴落して割安になっているところで買えると良いのですが、底値を見極めるのが難しいかもしれません。
また銘柄の財務分析を行う力も必要です。
バリュー投資のメリット
- 買ってしまえば後はずっと放っておいても良い
- 忙しく売買しなくても良い
- 暴落時に拾えれば株価の値下がりをあまりに気にせずに済む
バリュー投資のメリットは、割安株をしっかり割安時に買ってしまえば、後はほとんど市場を見なくても良くなるところです。
バリュー投資のデメリット
- そもそも割安株を判別するのが難しい
- 結果が出るまでに時間がかかることもある
- 自分が間違っていることに気づきづらい
バリュー投資のデメリットはそもそも割安に放置された銘柄を選ぶのが難しいところです。
PERやPBR、キャッシュフロー、バランスシートなどを読み取る力がないと成功しません。
しかも間違っていても間違いに気づきづらいのです。
また成長株投資なら買ってすぐに利益が乗らないと失敗だと気づきやすいのですが、長期投資は結果が出るのに時間がかかります。
アクティブに取引したい人ならトレーディング
- 短期間で取引を完結させたい
- 丁寧で忍耐強い性格
- 毎日、取引画面の前にいれる環境の人
ネット証券の黎明期に流行ったのが1日で取引を完結させるデイトレード・数日で手じまうスイングトレードという取引スタイルです。
しかしトレーディングは日々、何度も売買の決断を繰り返し丁寧に小さな利益を積み重ねていかなければならず難しいのです。
しかも平日の市場が動いている時間に画面の前にいなければならず、時間も拘束されてしまいます。
また外国株は手数料の関係で日本在住の人が日本のネット証券で取引するのはおすすめできません。
短期のトレーディングをするならCFDやFX、日本株の信用取引などが主なトレード対象になります。
まとめ
スマホ投資・おつり投資・ポイント投資、インデックス投資、グロース投資、バリュー投資、トレーディングなど投資には様々なスタイルがあります。
どの方法でも成功する人も失敗する人もいます。大切なのは自分の生活や適性にあう投資スタイルを選び続けていくことです。
ただ普段の仕事や生活などで忙しい人はインデックスの積立が無難です。
銘柄選択などに少し時間をかけられる人ならグロース投資やバリュー投資も良いでしょう。
トレーディングは一般的には厳しい道ですが、興味があるなら小さい額から取引をして適性を確認してみると良いのではないでしょうか。
文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
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