投資・資産運用
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2019.12.16

桃栗三年・柿八年・資産運用は二十年

(画像=Getty Images)
(画像=Getty Images)
つみたてNISAやiDeCo・企業DCの普及に伴って、誰もが手軽に長期・分散・積立て投資を始められるようになりました。

特にインデックスファンドを用いた積立て投資は、1度仕組みを構築してしまえば年に1~2回のリバランスを除き、基本的にやる事がありません。

そう、インデックス投資はやる事がないのです。

そしてその事に気付いた人は、主に2つの悩みを持ちます
 
  1. アセットアロケーションとポートフォリオは、今の型が正解なのか?
  2. 長期投資とは、最低何年を意味するのか?

まず①に関してですが筆者が思うに、自分の投資スタイルは5年近い時間をかけて確立していくと思っております。

手間を極限まで減らしたインデックス投資であっても、自分にとって最適なアセットアロケーションの比率とポートフォリオに辿り付くまでには、気付けば5年近い年月が経っているものです。

つまり焦る事なく、少しずつ考えながら自分の型を作り上げればいいと思われます。

次に、長期投資とは何年なのか?というと、一声20年は必要と考えられます。

以下のグラフは金融庁が集計したものですが、算出条件として1985年以降に国内外の株式・債券を買いつけ、一定の保有期間が経過した時点での時価をもとに、運用結果及び年率を算出しています
 
(画像=出典:金融庁)
(画像=出典:金融庁)
左のグラフから見て取れるように、国内外の株式や債券に分散投資を行っても、運用期間が5年だと含み損をかかえる可能性が十分にあるのに対して、保有期間が20年(右のグラフ)に達すると、投資収益率が2~8%(年率)に集まっていることが分かります。

株価は短期・中期では株式会社の本質的な価値に対してプラスにもマイナスにもブレますが、10年を超えて20年ぐらいのスケールになると、株価は会社の本質的な価値に収斂します。

つまりポートフォリオから成長の果実を収穫するには、桃栗が3年・柿で8年・株式や債券だと20年近い時間が必要ということになる訳ですね。

さて20年となると、まるで子供を育てるようなスケールです。

人生でお金が必要なタイミングから20年以上を逆算すると、誰もが株式100%のポートフォリオがベストという訳ではありません。

自分の残り勤続年数・家族構成・現金預金の額から、短期~中期の暴落に絶えられるリスク許容度を考える必要があります。つまりはアセットアロケーションの検討な訳ですね。

やるべき事は、とてもシンプルなのです。

20年という長い運用期間を想像したら、自分のポートフォリオどのように花開くのかワクワクしませんか?

柿が育つよりも長い資産運用と、これぐらいの距離感で付き合っていきたいものですね。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
 

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