投資・資産運用
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2019.12.9

老後資金を増やす手段として「個人年金」加入も検討すべきか

(写真=Zadorozhnyi Viktor/Shutterstock.com)
(写真=Zadorozhnyi Viktor/Shutterstock.com)
老後に必要な資金として、公的年金や退職金以外に2,000万円以上を貯めておく必要があると言われています。つまり、できるだけ早い段階から必要な老後資金を用意しておくことが重要ということです。老後資金を貯める手段のひとつとして注目されているのが「個人年金」です。

そもそも「個人年金」とは?

個人年金とは、生命保険の一種です。国民年金、厚生年金、共済年金などの公的年金とは別に保険会社などと個人的に契約します。保険料の払込期間に保険料を納め、契約時に決めた年齢に達した段階から年金を受け取ることができます。

個人年金の受け取り方は、「確定年金」、「有期年金」、「終身年金」に大別することができます。

「確定年金」は被保険者の生死に関わらず、一定期間、年金を受け取ることができます。「有期年金」は、被保険者が生きている場合のみ一定期間支払われる年金です。

「終身年金」は、被保険者が生きている限り年金を受け取ることができます。公的年金だけでは足りない分を補填したいという人に向いているとされています。ただ、確定年金より保険料は割高に設定されているので注意が必要です。自分のライフプランに合わせた受け取り方を選ぶとよいでしょう。

また、「定額年金」と「変額年金」のいずれかを選ぶことができます。「定額年金」は、将来受け取る年金額が契約したときに決まります。金額が決まっていると安心だと思うかもしれませんが、年金を受け取る段階になってインフレで物の値段が上がっていると、受け取る年金額は目減りしてしまうというデメリットもあります。

「変額年金」は株式や債券を中心に資産を運用して、その運用実績で年金や解約返金などが決まる個人年金保険です。運用実績によって増えたり少なくなったりしますが、インフレリスクを軽減することができます。

円建てと外貨建て、どちらを選ぶ?

個人年金は、「外貨建て」と「円建て」いずれかから選ぶことができます。

「外貨建て」は保険料を外貨で支払って、年金受取時は円に両替して受け取ります。米ドルや豪ドル外貨建てだと、一般的に円より高い金利で運用するので、円建てよりも得だとされています。ただ、為替の影響を受けるので、為替の変動によっては損をする場合もあります。

一方、「円建て」は保険料を円で支払い、円で受け取るものです。為替の変動の影響を受けることがなく、将来どれだけの保険料を受けることになるのかの見通しが立てやすくなっています。

個人年金を検討すべきなのはどんな人?

「老後の資金を貯めなければならないけれど、何から始めればいいのか分からない」という方は個人年金を選ぶとよいでしょう。また、受け取り方を決めることができるので、ライフプランに合わせて設計がしやすいのも特徴です。堅実にお金を貯めていきたいという人には向いているでしょう。

個人年金の特性上、大きく利益を得ることはできません。どうしても投資でお金をたくさん増やしたいという人は、個人年金だけでなく、ほかの金融商品への投資なども検討したほうがよいかもしれません。
 

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まずは自分のライフプラン設計を

「自分が何歳で退職し、公的年金はいつからいくら受け取ることができるのか」そして「老後を迎えるまでに、自分がどれだけの資産を持っているか、どれだけのお金を貯めることができるのか」などをきちんと把握してから個人年金について検討するのがよいでしょう。

個人年金は、期間が長ければ長いほど受け取り可能な金額も増えるので、その分、老後の生活にも安心感を得られるでしょう。加入するかどうか悩んでいる場合は、早めに検討をはじめておくとよさそうです。
 

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