投資・資産運用
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2019.10.24

米国株を視覚で理解する、無料ヒートマップツール「finviz(フィンビズ)」の活用法

(写真=g0d4ather/Shutterstock.com)
(写真=g0d4ather/Shutterstock.com)
  • 米国株の市場がどのように動いているのかを一目で把握したい
  • 精度の高いスクリーニングツールを使いたい
  • 米国現地のニュースを先取りしたい

このように考えている投資家は多いのではないでしょうか。

日本のネット証券でも米国株の情報収集は可能です。

しかし、せっかくネットが繋がる環境で取引をしているなら本場のアメリカで使われているツールやWEBサイトを参照しない手はありません。

日本語の情報サイトや日本のツール以外にも、米国株投資で役に立つ情報サイトやツールを有効活用できるようになると投資がより面白くなります。

今回、紹介するのは無料でも使えるヒートマップツール「finviz」です。

米国株投資の解説記事などでもfinvizのヒートマップは良く引用されています。

ヒートマップの画像をどこかで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

本記事では米国株投資家なら是非活用したい「finviz」についてご紹介します。

米国人にも人気の無料ツールfinvizで出来る3つのこと

finvizは米国人をはじめ世界中の投資家に使われている人気の無料ツールです。
 
  • ヒートマップ
  • スクリーニング
  • ニュースの取得

この3つの機能を使いこなすだけでも米国株関連の情報を取得しやすくなります。

日本のネット証券などで提供されているツールだけでは物足りないと感じるならば、試しに使ってみる価値は十分にあります。

ヒートマップの活用法

(画像=引用:finviz)
(画像=引用:finviz)
finvizにはヒートマップの機能があります。

ヒートマップを使えば視覚的に一目で米国株の市場の動向が見えてきます。

インデックスの動きや自分の監視している銘柄の動向ばかりに目がいきがちな人は、ヒートマップも見るようにれば米国株市場全体の動向も把握できるのでおすすめです。

セクターの盛り上がりが分かる

ヒートマップを使えばセクターの盛り上がりが一目で分かります。

例えば今日はIT関連の銘柄が強い、生活必需品関連の銘柄の調子が悪い、などの情報が視覚的に分かります。

ダウやS &P500の動向だけを見ても内訳までは分かりません。

例えばIT関連銘柄だけが大きく売られているせいでインデックスが下がっているが、ヒートマップを見ると他のセクターは下げていない、など細かい部分まで見えてきます。

ヒートマップを見れば市場の動向の内訳も見えてくるため、情報を取得する際の「解像度」があがります。

各セクター、銘柄の市場へのインパクトが分かる

ヒートマップは時価総額の大きい銘柄ほど大きく表示されています。

そのため米国株のセクター、個別銘柄の規模が一目でわかります。

アメリカの企業の名前を知っていても、その企業がどのような立ち位置で、どの程度の市場規模なのかまでを把握している人は少ないのではないでしょうか。

ヒートマップを活用すれば米国市場でどのセクター、企業がどれぐらい市場にインパクトを与える存在なのかも分かりやすくなります。

中長期のパフォーマンスも分かる

ヒートマップは1日だけではなく1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と期間を変えて見ることができます。

ローソク足などのチャートは価格の推移を見ることができますが、ヒートマップは全体像を見るのに適しています。

中長期ではどのセクターがパフォーマンスが良かったかなど一目でわかるため便利です。

スクリーニング

(画像=The Motley Fool編集部)
(画像=The Motley Fool編集部)
finvizにはかなり細かい条件を設定できるスクリーニング機能があります。

全て英語ではありますが単語が分かれば、英語が苦手でも十分に使いこなせます。

グロース投資、バリュー投資など様々な投資スタイルの条件でスクリーニング可能です。

ディスクリプティブ(descriptive)

機関投資家やアナリストの業績予想や配当利回り、セクターなどの条件で銘柄を絞りこむことができます。

日本で知られている銘柄以外にも米国株には投資に値する銘柄が数多くあります。

先入観にとらわれずに色々な条件で検索してみることで、お気に入りの銘柄が見つかるかもしれません。

テクニカル(technical)

50日移動平均線や200日移動平均線に対してどれぐらい上がっているのか、新高値をつけたかどうか、ボラティリティの変動率などを検索できます。

テクニカル分析の条件で銘柄を絞りこむときに便利です。

新高値をつけた銘柄を買うブレイクアウト型の戦略をとりたい時などにも便利です。

ファンダメンタルズ(fundamental)

EPSの成長率などの条件でスクリーニングできます。

特に順張りの成長株投資ではEPSが右肩上がりかどうかを確認する投資家も多いのではないでしょうか。

EPSの増加率などで銘柄を絞りこむ時に便利です。

ニュース・ブログの確認

投資関連のニュース・ブログなどのヘッドラインを見ることができます。

全て英語の記事ですが日本語だけではカバーしきれない米国株の動向や情報を確認できます。

英語が得意な人は直接、海外の情報サイトから記事を読むのも有効です。

ヘッドラインを眺めているだけでも世界各国の市場の動向がつかめます。

簡単な英語が分かれば十分使える

finvizは全て英語の情報サイト・ツールです。そのため英語が苦手な人は使いづらいのではないかと感じる人も少なくないでしょう。

しかし投資で使う基本的な英単語さえ分かれば、finvizを使いこなすことは決して難しくはありません。

特に視覚的、直感的に分かるヒートマップはすぐに使えるのではないでしょうか。

英語の情報だけでは分かりにくいところは日本語の情報でも調べてみることで理解は深まります。

特にfinvizのヒートマップは、他ではあまりない機能のためヒートマップを確認するためだけに使っても良いでしょう。

ツールだけには頼り過ぎない

ツールは市場全体を俯瞰したり、スクリーニングも可能でとても便利です。

しかしツールはあくまでも銘柄を選ぶ時、投資判断をする時の補助輪のようなものです。

チャート分析やヒートマップ、スクリーニングツールだけでは個別銘柄のストーリーやビジネスモデル、評判などは分かりません。

ツールを活用して銘柄を絞り込んだり市場の動向を確認するだけではなく、個別銘柄に投資する際はIR情報なども参考にしてみると良いでしょう。

また米国版のモトリーフールでも投資関連の記事を配信しています。

日本語版モトリーフール・ジャパンでも翻訳記事を掲載していますので、米国株の投資に対する考え方や個別銘柄のストーリーを理解するためにも役立ちます。

ツールとあわせて投資メディアの情報も読むことで米国株投資への理解が深まります。

まとめ

finvizはアメリカの無料で使える投資ツールです。

ヒートマップ、スクリーニング、ニュースのヘッドラインの閲覧が主な機能です。

特にfinvizのヒートマップは市場や個別銘柄の盛り上がりや規模などが直感的に一目でわかるため、とても便利です。

スクリーニングやニュースのヘッドラインも充実しています。

日本のネット証券の提供する情報ツールだけでは物足りなく感じたら、試しに使ってみると良いでしょう。

文・The Motley Fool Japan編集部/The Motley Fool Japan
 

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