投資・資産運用
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2019.10.8

GOLD ETF(金ETF)が究極の「守りの投資」と言われるワケ

(写真=allstars/Shutterstock.com)
(写真=allstars/Shutterstock.com)
金への投資方法としては、延べ棒など現物を購入する方法もありますが、その他にも金の価格と連動するGOLD ETF(金ETF:純金上場信託)への投資が挙げられます。そこで今回は、投資対象としての金の特性を踏まえたうえで、GOLD ETFの特徴をみていきましょう。

信用力こそが金の魅力

「有事の金」といわれ、株価下落などの金融危機が発生した際に購入される機会が多い金ですが、一般的にどのような特性があるのでしょうか。

金そのもの自体に価値がある

株や債券などは、発行元となる企業や国の信用によって成り立っています。つまり「この企業は倒産しない」「この国は破綻しない」といった信用があってはじめて価値を有するために、信用リスク(財政難や経営不振により、あらかじめ定められた条件で投資家に還元できなくなる可能性)がある資産といわれています。

一方で金は自然から産出されるものであり、発行元は存在しないため、そのもの自体に価値を有しています。株や債券と比べて信用リスクがないといわれており、鉱物としての輝きや埋蔵量に制限があるゆえの希少性によって、どの国でも共通の価値として認められています。

景気が不安定なときに買われる傾向がある

前述した通り、金の価値は発行元の信用に依存しない価値を有するために、景気が不安定なときほど買われる傾向にあるといわれています。事実、金の価格はリーマンショックによって世界的な金融危機に見舞われた2008年に一時的には下落したものの、その後は大幅に上昇しました。

万が一の金融危機の際に価格の大幅な減少が避けられる金への投資は、「守りの投資」にもつながるといえるのではないでしょうか。

守りの投資を実現するGOLD ETFの特徴

ここまで紹介してきた金に手軽に投資する方法の1つが、証券取引所に上場しているGOLD ETFを購入することです。基本的には株と同様に、証券会社などを通じて自由に売買することが可能なGOLD ETFには、以下のような特徴があります。

裏付けとなる金の現物を国内外に保管している

GOLD ETFは金の現物を担保としています。一般の投資家がGOLD ETFを購入した数量に該当する金の現物を、運用会社が保管しておくことで、金の価値そのものが裏付けとなっているのです。運用会社が代わりに現物を保管することで、一般の投資家は現物を保有するコストや手間を省くことができます。

少額から金へ投資できる

金の現物を購入するとなると、一般的には2万8,000円程度(5グラムあたり)からとなりますが、GOLD ETFであれば一般的に5,000円程度(1口あたり)から購入することができます。

また購入時にかかる手数料も、現物を購入する場合と比べるとGOLD ETFのほうが低い傾向にあります。一部ネット証券であれば、1日の約定金額が5万円以下なら売買手数料は50円程度です。一方で現物を購入するとなると、販売会社によって異なりますが、購入時に3,240円程度~の手数料がかかります。

GOLD ETFは日々の運用に対する手数料(信託報酬)が年率0.5%程度となっています。例えば1口5,000円のGOLD ETFの信託報酬が年率0.5%の場合、保有期間中は年25円程度の負担で済みます。
 

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GOLD ETFは保有資産の一部に組み込む

資産運用においては性格の異なる複数の資産を保有すること(分散投資)でリスクを軽減できるといわれています。異なる値動きを示す資産同士を組み合わせることで、ダメージを最小限に抑えられると考えられているのです。

その点では、資産運用の主軸となる株式や債券とは異なる値動きを示す金への投資は、他の資産が大きく値下がりするときでも、保有資産全体の価値の目減りを軽減できる保険のような効果も期待できるでしょう。

このようなリスクヘッジの手段として、金へ手軽に投資できるGOLD ETFの購入も検討してみてはいかがでしょうか。
 

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