投資・資産運用
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2019.10.1

投資信託と株のハイブリッド! ETFの3つの特徴とは?

(写真=eamesBot/Shutterstock.com)
(写真=eamesBot/Shutterstock.com)
「投資信託と株の両方の特徴をあわせ持つ」といわれるのがETFです。証券会社に口座を開設すれば、株式と同様に売買できます。では、具体的にどういった特徴があるのでしょうか。ETFが持つ3つの特徴を解説します。

そもそもETFとは?

ETFとはExchange Traded Fundの略で、上場投資信託とも呼ばれています。インデックス型の投資信託と同じように、日経平均株価やTOPIXなど特定の指数に連動するように運用されます。また「上場」投資信託の名前が示す通り、取引所で株式と同様に市場の取引時間中であれば、いつでも手軽に売買できるのが特徴です。

これだけでなく、投資をお考えの人なら、始める前に知っておきたいETFならではの特徴が以下の3つです。

(1) 基準価額と市場価格の2つの価格が存在する

ETFには、投資信託と同様に本来の価値を表す「基準価額」と、市場の需要と供給によって決まる「市場価格」が存在します。市場価格は、株でいうところの株価のようなものです。

ETFは証券取引所においてリアルタイムで売買されるために、購入時点の値段(市場価格)が必ずしも本来の価値(基準価額)と一致するとは限りません。そこでETFを売買する際には、基準価額に対して現在の市場価格はどういった水準にあるのかを確認する必要があります。

例えば、市場価格が基準価額を大きく上回っている場合、ETFは本来の価値よりも割高な水準であると判断できるため「売る」タイミングとしては有利といえます。逆に市場価格が基準価額を大きく下回っている場合は、本来の価値よりも割安な水準であるため「買う」タイミングとして有利といえます。

こういった基準価額と市場価格との差(乖離率)は、運用会社の個別商品ページから確認できます。自分が購入を検討しているETFの乖離率は、プラスなのかマイナスなのかをみて、水準を把握しましょう。

(2) 流動性の担保によって売買が成立しやすい

一般的に流動性とは、該当ETFが売買されている量を指します。売買が頻繁に行われていないと、流動性が低いといわれ、自分が買いたいと思った値段で該当ETFを購入できないといった問題が生じてしまいます。

例えば自分が市場価格2,000円でETFを購入したいと思っても、2,000円で売りたいと思う人がいなければ、いつまで経っても売買は成立しません。そうすると購入する側は、2,010円、2,020円……と購入する金額を上げざるをえなくなります。

こういった適正な価格で売買できない問題を解消するために、ETFには流動性を担保するマーケットメイク制度という仕組みが備わっています。

この制度の仕組みを簡単に説明すると、マーケットメイカーと呼ばれる専門会社が一般の投資家に代わって、常に買注文や売注文を出し続けるというものです。マーケットメイカーは一定の条件をクリアすれば、売買手数料が割引になるなどのインセンティブを受けることができます。

この仕組みにより、一般の投資家は適正な価格かつ望むタイミングで、ETFの売買がしやすくなっています。

(3) 指数の倍の値動きを目指すように設計された商品などもある

インデックスファンドのようにETFも指数に連動した成果を目指すといった特徴がありますが、そのほかにも連動を目指す指数の倍の値動きを目指す商品があることをご存じでしょうか。

こういったETFのことを「レバレッジ型(ブル型)」と呼び、連動を目指す指数が3%上昇した場合、その倍となる6%の上昇を目指すように設計されています。相場の上昇局面においてはより多くの利益をあげることができますが、一方で下落局面では損失が大きくなってしまうために、通常のETFよりもリスクとリターンの幅が大きいといえます。

またETFの一種には、「インバース型」と呼ばれるものが存在します。インバースとは「逆」という意味で、連動を目指す指数とは逆の値動きを目指すように設計されています。つまり連動を目指す指数が3%下落した場合、インバース型のETFは3%上昇するように設計されているのです。相場が下落局面にあるときに利益をあげる方法として、有効といえそうです。
 

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3つの特徴以外にコストの低さにも注目

今回は「2つの価格が存在する」「流動性が担保されている」「指数とは異なる値動きを示す商品がある」といった主に3つの特徴を取り上げましたが、そのほかにもETFは「投資信託と比べると保有中のコストが低い傾向にある」など、一般的に長期投資向けといわれる低コスト性も兼ね備えています。

こうした特徴を踏まえて、これから投資を始める予定の人はETFも検討されてみてはいかがでしょう。
 

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