投資・資産運用
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2019.9.9

資産形成するために効果的な3つの方法とは

(写真=panuwat phimpha/Shutterstock.com)
(写真=panuwat phimpha/Shutterstock.com)
資産運用のポイントは、いかにしてリスクとうまく付き合いながら着実に資産を増やしていくかということです。そして、そのリスクと上手に付き合う方法が「分散投資」「長期投資」「積立投資」なのです。

はじめに資産運用における「リスク」を知る

リスクというと危険や損をするといったイメージですが、運用におけるリスクは、価格が上下動する幅の大きさ、つまりリターンの変動幅の大きさのことをいいます。

リスクの大きさは、投資対象とする運用商品の値動きによって異なります。例えば、株式など値動きが大きい商品は、高いリターンが期待できる一方で、価格が大きく下がる可能性もあります。逆に値動きの小さい商品は、安定した運用が期待できますが、リターンもその分小さくなります。また、資産の種類によってリターンとリスクの水準はある程度特徴がみられます。一般的に、債券より株式、国内よりも外国投資のほうがリスクは大きくなります。

また、運用商品の値動きに影響するリスクには、価格変動リスク、金利リスク、信用リスク、為替リスクなどがあります。例えば、債券に投資する投資信託は「金利リスク」があります。つまり、金利が変動することで価格に影響があるということです。同様に、外国の資産に投資する投資信託は「為替リスク」が伴います。選ぶ商品にどのような価格変動要因があるのか、リスクの種類を知っておくことが大切です。

効果的な運用方法①:「分散投資」の効果とそのポイント

分散投資は、文字通り一種類の資産だけではなく、複数の資産に分けて運用する方法です。運用成果に影響を与える最大の要因は、この資産配分であるといわれています。資産運用を考える場合、資産配分をどのように決めるかがとても大切であることを知っておきましょう。

分散投資をする場合、値動きの異なる資産を組み合わせることがポイントです。値動きの大きさや、いつ上がるか、下がるかといったタイミングは資産によって異なります。例えば、株式や債券、国内や海外など値動きの特徴が異なる資産を組み合わせることで、一つの資産運用が不調な時でも他の資産でカバーできます。結果、資産全体の目減りを抑える効果が期待できるのです。

分散投資を手軽に行える商品が「投資信託」です。特に「バランス型」と呼ばれるタイプは、あらかじめ複数の異なる資産が組み合わされています。国内外の株式や債券を組み合わせた商品が主流ですが、不動産などを投資対象に含める商品もあります。

効果的な運用方法②:「長期投資」でコツコツじっくりお金を育てる

運用期間が短いと、資産が一時的に増えたり、逆に減ったりすることがあります。ところが、運用期間を長くすることで、運用の良い時と悪い時がならされ、比較的安定したリターンを得られる可能性があります。これが「長期投資」の効果です。資産運用は、短期間の値動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点を持ちながらじっくり取り組んでいくことが重要です。

効果的な運用方法③:「積立投資」で安定した収益を得る

価格が安い時にまとめて購入し、高くなったら売却できればいいのですが、安値や売り時のタイミングを判断することは実際とても難しいことです。一度にまとまった金額で購入すると価格が上がった時は資産を増やすことができますが、大きく下落するとダメージも大きくなります。

そこで有効なのが「積立投資」という方法です。定期的に一定額ずつ投資していくという運用方法を「ドルコスト平均法」といいます。時間を分けて定額で購入していく場合、価格が安い時には多くの量が購入できます。逆に価格が高い時には、購入できる量が少なくなります。

長期的なスタンスで運用していれば、たとえ価格が下がった場合でも、多くの量を購入できていると視点を切り替えることで気持ちを落ち着かせることができます。ドルコスト平均法は、価格が一方的に上昇または下落し続けると効果はありません。しかし価格は通常、上下動を繰り返しながら推移していくのでその効果が期待できるのです。
 

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資産運用では、短期的な価格変動に一喜一憂せず、中長期の視点で運用を行っていくことが成功への近道といえます。確定拠出年金やつみたてNISAは税制の優遇もあるので、これらの制度を利用してコツコツ積み立てていくのが上手な運用方法といえるでしょう。
 

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