投資・資産運用
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2019.9.6

1,000万円で資産運用!投資信託とETFどっち?徹底比較

(写真=mokokomo/Shutterstock.com)
(写真=mokokomo/Shutterstock.com)
今回は投資信託とETFの違いを手数料や税金などさまざまな観点から徹底比較します。1,000万円を元手に運用するのであれば、しっかり情報収集してから投資判断をしましょう。賢く運用できれば早いうちから資産を形成することができ、人生の選択肢を格段に増やすことが可能になります。

手元資金1,000万円の運用先は?投資信託とETFの違い

投資信託とETF、どちらも投資に関心があれば耳にしたことはあるでしょう。しかし、正確な定義を知っている人は少ないのではないでしょうか。まず、投資信託とETFの定義についてわかりやすく解説します。

投資信託とは、投資家から集めた資金を投資のプロが運用し、運用益を投資家に分配するという金融商品です。運用先は国内外の株式や債券など多岐にわたります。

ETF(Exchange Traded Funds)は日本語では上場投資信託といい、株式と同じように証券取引所で売買されます。日経平均株価などの指標と連動するように運用されます。

ETFは実は投資信託の一つですが、非上場投資信託を投資信託、上場投資信託をETFと呼ぶことが一般的です。そのため、今回もそれにならって解説していきます。

投資信託とETFの違いを項目別に徹底比較!どちらで運用すべき?

続いて、コスト、取引時間・価格、投資税制の観点から投資信託とETFを比較してみます。下の表はそれぞれの特徴をまとめたものです。投資信託は「売買手数料」と「投資税制」の面で優れており、ETFは「信託報酬」と「取引時間・価格」の面で優位性があります。それぞれの詳細について見ていきましょう。
 
  投資信託 ETF
売買手数料 不要(ノーロードファンド) 必要
信託報酬 高い 安い
取引時間・価格 1日1回 リアルタイム
投資税制の適用対象 多い 少ない
 

コスト面で重視すべきは信託報酬。ETFのほうが安い

投資信託とETFのコストには、主に売買手数料と信託報酬の2つがあります。売買手数料は商品を買う際に発生するもので一度しかかかりません。それに対して、信託報酬は商品を保有している期間はかかり続けます。いわば管理費用です。

投資信託には売買手数料がかからないノーロードファンドが多数あります。一方で、ETFの場合は株式同様に購入価格に応じた売買手数料がかかります。商品にもよりますが、初期コストだけみると投資信託に軍配が上がります。

しかし、重要なのは信託報酬です。ETFの魅力は信託報酬が投資信託より安いことです。信託報酬は商品を保有している期間はかかるため、長期投資をする予定なら信託報酬は安いに越したことはありません。この点ではETFのほうが勝っているといえます。

ETFはいつでも売買可能

続いて取引時間と取引価格についてですが、投資信託は販売会社が定めた時間内に、1日1回算出される基準価格をもとに売買されます。それに対し、ETFでは証券取引所の取引時間内であればいつでも取引ができ、リアルタイムで変動する市場価格で売買されます。

投資信託の場合、意思決定した翌日が購入日となると価格が変動することもあるため注意しましょう。

税制優遇面では投資信託に軍配

最後に投資税制について解説します。投資税制の観点では、投資信託のほうが利用できる非課税制度が多く、非課税制度の適用対象となる商品も豊富です。

昨今では眠れる資産とも呼ばれる預貯金の投資を促し、経済の活性化を目指す政府の方針から、さまざまな非課税制度が創設されています。有名なのはiDeCo、つみたてNISA、NISAなどです。

ETFはiDeCoの対象外であり、つみたてNISAの対象となる商品も決して多くはありません。ただし、ETFでもNISAは対象となるため、一定の非課税メリットを享受することは証券会社を通じて受け取る場合のみですが可能です。
 

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自分のスタイルに合った投資方法で資産形成する

投資信託とETFの特徴や違いについて解説しました。投資信託とETFで一概にどちらが優れているとはいえません。長期保有目的でコストを抑えたいのならETF、非課税制度をフル活用したいなら投資信託など、自分の投資スタイルに合わせて選択することが大切です。

また、非課税制度はあくまで投資初心者の参入障壁を取り除くことが目的の制度です。運用益が大きくなり、さまざまな手法を組み合わせて投資を行うようになれば、あまりメリットを享受できません。

まずはiDeCoやつみたてNISAを活用して投資信託を始め、非課税制度を活用できる運用益が大きく上回るようであればETFに切り替えるといった方法も考えられます。また、最初からコストの安さを重視するのであれば、ETF一択でもいいでしょう。

大切なのはコツコツと運用する中で、自分なりの投資スタイルを確立することです。投資商品にはさまざまな種類があり、人によって向き・不向きがあります。早いうちから投資感覚を身につけ、着実に資産形成していくことが大切です。
 

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